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公開番号
2025151781
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024053371
出願日
2024-03-28
発明の名称
転写媒体の製造方法
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B41M
5/00 20060101AFI20251002BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】画質に優れ、転写性や、乾摩擦堅牢性及び湿摩擦堅牢性がより向上した転写物を得る転写媒体の製造方法の提供。
【解決手段】カラーインクをインクジェット法により吐出して剥離層を有する転写媒体に第1層を形成する第1層形成工程と、下地インクをインクジェット法により吐出して前記第1層と重なるように第2層を形成する第2層形成工程と、接着インクをインクジェット法により吐出して前記第2層と重なるように第3層を形成する第3層形成工程と、を有し、前記接着インクが、樹脂と、水と、を含み、前記下地インクが、下地顔料と、樹脂と、水とを含み、前記接着インクの付着量Cが、前記カラーインクの付着量A以上であり、前記下地インクの付着量Bが、前記カラーインクの付着量A以上であり、前記カラーインク、前記下地インク、及び前記接着インクの合計の付着量が、230g/m
2
以下である、転写媒体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
カラーインクをインクジェット法により吐出して剥離層を有する転写媒体に第1層を形成する第1層形成工程と、
下地インクをインクジェット法により吐出して前記第1層と重なるように第2層を形成する第2層形成工程と、
接着インクをインクジェット法により吐出して前記第2層と重なるように第3層を形成する第3層形成工程と、を有し、
前記接着インクが、樹脂と、水と、を含み、
前記下地インクが、下地顔料と、樹脂と、水とを含み、
前記接着インクの付着量Cが、前記カラーインクの付着量A以上であり、
前記下地インクの付着量Bが、前記カラーインクの付着量A以上であり、
前記カラーインク、前記下地インク、及び前記接着インクの合計の付着量が、230g/m
2
以下である、
転写媒体の製造方法。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記下地インクの付着量Bに対する前記接着インクの付着量Cの比(C/B)が、0.3~10である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項3】
前記カラーインクの付着量Aに対する前記下地インクの付着量Bの比(B/A)が、1.0~8.0である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項4】
前記カラーインクの付着量Aに対する前記接着インクの付着量Cの比(C/A)が、1.0~10である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項5】
前記カラーインクの付着量Aに対する前記下地インクと前記接着インクの合計の付着量(B+C)の比((B+C)/A)が、2.0~14である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項6】
前記下地インクの付着量Bが、0.6g/m
2
以上である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項7】
前記下地顔料の固形分含有量が、前記下地インクの総量に対して、5.0~15質量%である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項8】
前記下地インクに含まれる前記樹脂の固形分含有量が、前記下地インクの総量に対して、5~15質量%である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
【請求項9】
前記接着インクに含まれる前記樹脂の固形分含有量が、前記接着インクの総量に対して、10~20質量%である、
請求項1に記載の転写媒体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、転写媒体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
画像を形成した転写媒体である転写シートを布地等の被転写媒体に重ね合わせ、加熱加圧することで画像を被転写媒体に転写する転写印刷方法が知られている。このような方法では、転写シートに画像を形成する際に、微細な画像を高いオンデマンド性で形成するうえで有利であることから、インクジェット法が用いられることが多い。
【0003】
上記のような転写印刷方法では、基材の全面に剥離層およびホットメルト層が形成された転写シートに画像を形成した後、この転写シートを被転写媒体に加熱加圧して転写する方法が一般的である。
【0004】
特許文献1には、転写媒体の生産速度を向上させることを目的として、下地インクを吐出する複数のノズルが前記所定方向に並ぶ下地ノズル列と、接着液を吐出する複数のノズルが前記所定方向に並ぶ接着ノズル列と、前記下地ノズル列及び前記接着ノズル列を移動方向に移動させるキャリッジとを備え、前記キャリッジの移動中に前記下地ノズル列の前記ノズルから前記下地インクを吐出すると共に、前記下地インクを吐出する前記ノズルと前記移動方向に並ぶ位置の前記ノズルから前記接着液を吐出することによって、前記下地インク及び前記接着液を塗布した転写媒体を製造する転写媒体の製造装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-250504号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1は、下地インクと接着インクとを同一パスで塗布することにより生産速度の向上を図る。しかしながら、一度に塗布するインクの量によっては、転写媒体のインク受容量を超え、にじみなどが生じる恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の転写媒体の製造方法は、カラーインクをインクジェット法により吐出して剥離層を有する転写媒体に第1層を形成する第1層形成工程と、下地インクをインクジェット法により吐出して第1層と重なるように第2層を形成する第2層形成工程と、接着インクをインクジェット法により吐出して第2層と重なるように第3層を形成する第3層形成工程と、を有し、接着インクが、樹脂と、水と、を含み、下地インクが、下地顔料と、樹脂と、水とを含み、接着インクの付着量Cが、カラーインクの付着量A以上であり、下地インクの付着量Bが、カラーインクの付着量A以上であり、カラーインク、下地インク、及び接着インクの合計の付着量が、230g/m
2
以下である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
転写媒体上に第1層(着色層)、第2層(下地層)、及び第3層(接着層)が形成された状態を示す概略断面図である。
転写媒体から被転写媒体へ、第1層、第2層、及び第3層を転写する転写工程を示す模式図である。
各インクの組成を示す表である
実施例及び比較例の評価結果を示す表である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、必要に応じて図面を参照しつつ、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」という。)について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右などの位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
【0010】
本実施形態において、「転写媒体」とは、被転写媒体に転写するための転写元の媒体を意味する。また、「被転写媒体」とは、転写媒体に記録した画像を転写する、転写先の媒体を意味する。さらに、「転写物」とは、転写媒体に記録した画像が転写した後の被転写媒体を意味する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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