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公開番号
2025149115
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024049570
出願日
2024-03-26
発明の名称
磁気流体組成物
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01F
1/44 20060101AFI20251001BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】高い制動力を実現でき、周囲の環境温度による影響を受けにくい磁気流体組成物の提供。
【解決手段】金属磁性粒子と、非磁性粒子と、イオン液体と、を含む磁気流体組成物であって、前記イオン液体はカチオン基とアニオン基とを含み、前記カチオン基は、第4級アンモニウムイオン、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン及びホスホニウムイオンからなる群より選択される1種以上であり、前記アニオン基は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、トリスペンタフルオロエチルトリフルオロリン酸イオン及びビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドイオンからなる群より選択される1種以上であり、前記非磁性粒子の体積平均粒子径は10nm超え800nm以下である、磁気流体組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
金属磁性粒子と、非磁性粒子と、イオン液体と、を含む磁気流体組成物であって、
前記イオン液体はカチオン基とアニオン基とを含み、
前記カチオン基は、第4級アンモニウムイオン、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン及びホスホニウムイオンからなる群より選択される1種以上であり、
前記アニオン基は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、トリスペンタフルオロエチルトリフルオロリン酸イオン及びビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドイオンからなる群より選択される1種以上であり、
前記非磁性粒子の体積平均粒子径は10nm超え800nm以下である、磁気流体組成物。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記非磁性粒子は無機材料である、請求項1に記載の磁気流体組成物。
【請求項3】
前記磁気流体組成物の全量に対する前記非磁性粒子の含有割合は、0.01質量%以上5質量%以下である、請求項1又は2に記載の磁気流体組成物。
【請求項4】
前記磁気流体組成物の降伏応力は、0.6テスラの磁場を印加した状態で15kPa以上である、請求項1又は2に記載の磁気流体組成物。
【請求項5】
前記磁気流体組成物の沸点は250℃以上であり、凝固点が0℃以下である、請求項1又は2に記載の磁気流体組成物。
【請求項6】
前記カチオン基は、以下の(A)-1、(A)-2、(B)-1、(C)-1及び(D)-1のいずれかのカチオンである、請求項1又は2に記載の磁気流体組成物。
TIFF
2025149115000017.tif
172
170
[上記式中、R
21
は炭素数4~6のアルキル基であり、R
31
は炭素数4~8のアルキル基である。]
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、磁気流体組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気粘性流体(Magneto Rheological Fluid、MR流体ともいう)は、鉱物油やシリコーン油などの分散媒に金属磁性粒子を分散させた流体である。磁気粘性流体に磁場を印加すると、金属磁性粒子が磁化されて磁場方向に並び、鎖状のクラスタを形成することで、流体の粘度が変化する。鎖状クラスタの形成強度は印加する磁場の大きさに依存し、磁場の大きさを変えることによって粘度を可変できる。
【0003】
また、磁場を除去すると金属磁性粒子の磁化が解除され、鎖状のクラスタは元の無配向な状態に戻り、粘度も元に戻る。磁気粘性流体は磁場の印加と除去を繰り返す、又は磁場の強さを変化させることで流体の粘度を調整できる。このため磁気粘性流体は、リニアダンパーやロータリーダンパーなどの制御装置、ブレーキやクラッチなどの制動装置等の様々な分野への利用が検討されている。
【0004】
制動装置に使用される磁気粘性流体には高い制動力が要求される。さらに、磁気粘性流体が使用される温度範囲は-数10℃から数100℃まで想定され、常温下だけでなく、低温下や高温下においても物性を維持できることが求められる。
【0005】
例えば特許文献1は、磁気粘性流体を200℃の高温で使用することを想定し、磁気粘性流体の蒸発を抑制する解決方法として、分散媒にイオン液体を用いる方法を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2010-504635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
磁気粘性流体の利用範囲の拡大に伴い、高い制動力に加え、周囲の環境温度による影響を受けにくい磁気粘性流体が求められる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、高い制動力を実現でき、周囲の環境温度による影響を受けにくい磁気流体組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
[1]金属磁性粒子と、非磁性粒子と、イオン液体と、を含む磁気流体組成物であって、前記イオン液体はカチオン基とアニオン基とを含み、前記カチオン基は、第4級アンモニウムイオン、イミダゾリウムイオン、ピリジニウムイオン及びホスホニウムイオンからなる群より選択される1種以上であり、前記アニオン基は、テトラフルオロホウ酸イオン、ヘキサフルオロリン酸イオン、トリスペンタフルオロエチルトリフルオロリン酸イオン及びビス(トリフルオロメタンスルホニル)アミドイオンからなる群より選択される1種以上であり、
前記非磁性粒子の体積平均粒子径は10nm超え800nm以下である、磁気流体組成物。
[2]前記非磁性粒子は無機材料である、[1]に記載の磁気流体組成物。
[3]前記磁気流体組成物の全量に対する前記非磁性粒子の含有割合は、0.01質量%以上5質量%以下である、[1]又は[2]に記載の磁気流体組成物。
[4]前記磁気流体組成物の降伏応力は、0.6テスラの磁場を印加した状態で15kPa以上である、[1]~[3]のいずれか1つに記載の磁気流体組成物。
[5]前記磁気流体組成物の沸点は250℃以上であり、凝固点が0℃以下である、[1]~[4]のいずれか1つに記載の磁気流体組成物。
[6]前記カチオン基は、以下の(A)-1、(A)-2、(B)-1、(C)-1及び(D)-1のいずれかのカチオンである、[1]~[5]のいずれか1つに記載の磁気流体組成物。
TIFF
2025149115000001.tif
172
170
[上記式中、R
21
は炭素数4~6のアルキル基であり、R
31
は炭素数4~8のアルキル基である。]
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高い制動力を実現でき、周囲の環境温度による影響を受けにくい磁気粘性流体を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<磁気流体組成物>
本発明は、金属磁性粒子と、非磁性粒子と、イオン液体と、を含む磁気流体組成物である。
以下、各成分についてそれぞれ説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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