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公開番号
2025154036
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-10
出願番号
2024056814
出願日
2024-03-29
発明の名称
ペットフード用油脂組成物
出願人
不二製油株式会社
代理人
主分類
A23K
20/158 20160101AFI20251002BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】香りや風味を増強し、コクのあるペットフードを提供すること。
【解決手段】特定量の着味原料由来の油溶性成分と精製油を含むペットフード用油脂組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む、ペットフード用油脂組成物。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
着味原料由来の油溶性成分が、乳成分、穀物類及びナッツ類からなる群より選ばれた少なくとも1種の着味原料に由来するものである、請求項1に記載のペットフード用油脂組成物。
【請求項3】
精製油が、パーム油を原材料として得られた油脂を含むものである、請求項1又は請求項2に記載のペットフード用油脂組成物。
【請求項4】
着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む油脂組成物を含む、ペットフード。
【請求項5】
着味原料由来の油溶性成分が、乳成分、穀物類及びナッツ類からなる群より選ばれた少なくとも1種の着味原料に由来するものである、請求項4に記載のペットフード。
【請求項6】
精製油が、パーム油を原材料として得られた油脂を含むものである、請求項4又は請求項5に記載のペットフード。
【請求項7】
精製油に着味原料を使用して着味させる、請求項1に記載のペットフード用油脂組成物の製造方法。
【請求項8】
着味原料が乳成分、穀物類及びナッツ類からなる群より選ばれた少なくとも1種である、請求項7に記載のペットフード用油脂組成物の製造方法。
【請求項9】
精製油が、パーム油を原材料として得られた油脂を配合する、請求項7又は請求項8に記載のペットフード用油脂組成物の製造方法。
【請求項10】
着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む油脂組成物を使用する、ペットフードの製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はペットフードに使用される油脂組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
日本国内で、ペット飼育数は犬猫の合計で約1813万頭、2020年時点での15歳未満の子どもの数は1493万人であり犬猫飼育頭数の方が多い(一般社団法人ペットフード協会、2020年全国犬猫飼育実態調査による)。
かかる数値が示すとおりに、近年、ペット飼育数が増えペットへの関心が高まってきており、ペットの食に対しても、人間のように、天然素材の使用を重視したペットフードを求められる場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-162508号公報
特開2004-129609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
天然素材の使用を謳うペットフードには、香料や調味料など合成された添加物が使用できないため、香りや風味が不足してしまう。香りや風味が不足すると、とくに犬猫においてペットフードの嗜好性や食いつき、リピート性が低下してしまうことが、天然素材の使用を謳うペットフードにおける課題であると考えた。
従い近年では、天然素材の使用を謳うペットフードにおいて、香りや風味を増強することは重要な課題であった。
【0005】
ペットフードに使用される油脂について、特許文献1には、ヨウ素価が18以上39以下である、ペットフード用油脂組成物、特許文献2には、油脂を加工して得られたジグリセリドと、茶葉成分を含有するペットフードが記載されている。
【0006】
しかしながら、特許文献1は、生産・流通・保存時における、油脂分の溶解と再固化によるブロッキングを改善する発明であるし、特許文献2は、便質改善効果を有するペットフードであって、いずれも、ペットフードの香りや風味に関する課題の解決を目指した発明ではない。
【0007】
本発明の課題は、香りや風味を増強したペットフードを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定量の着味原料由来の油溶性成分と精製油を含む油脂組成物を含むペットフードとすることで上記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は以下の内容を含む。
(1) 着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む、ペットフード用油脂組成物。
(2) 着味原料由来の油溶性成分が、乳成分、穀物類及びナッツ類からなる群より選ばれた少なくとも1種の着味原料に由来するものである、(1)のペットフード用油脂組成物。
(3) 精製油が、パーム油を原材料として得られた油脂を含むものである、(1)又は(2)のペットフード用油脂組成物。
(4) 着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む油脂組成物を含む、ペットフード。
(5) 着味原料由来の油溶性成分が、乳成分、穀物類及びナッツ類からなる群より選ばれた少なくとも1種の着味原料に由来するものである、(4)のペットフード。
(6) 精製油が、パーム油を原材料として得られた油脂を含むものである、(4)又は(5)のペットフード。
(7) 精製油に着味原料を使用して着味させる、(1)のペットフード用油脂組成物の製造方法。
(8) 着味原料が乳成分、穀物類及びナッツ類からなる群より選ばれた少なくとも1種である、(7)のペットフード用油脂組成物の製造方法。
(9) 精製油が、パーム油を原材料として得られた油脂を配合する、(7)又は(8)のペットフード用油脂組成物の製造方法。
(10) 着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む油脂組成物を使用する、ペットフードの製造方法。
(11) 着味原料由来の油溶性成分0.01質量%~10質量%、及び精製油を90質量%以上含む油脂組成物を使用する、ペットフードの風味増強方法。
【0010】
また、本発明によれば以下の発明も提供される。
(12) (1)~(3)のいずれかのペットフード用油脂組成物を使用する、ペットフードの製造方法。
(13) (1)~(3)のいずれかのペットフード用油脂組成物を使用する、ペットフードの風味増強方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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