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公開番号
2025155309
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-14
出願番号
2024059075
出願日
2024-04-01
発明の名称
車両用シート構造
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
B60N
2/68 20060101AFI20251006BHJP(車両一般)
要約
【課題】板バネによりシートクッションをシート幅方向に揺動可能な構成において、支持軸が回動した場合でも板バネの機能を良好に維持できる車両用シート構造を得る。
【解決手段】車両用シート構造は、乗員の臀部及び大腿部を下方から支持するシートクッションと、シートクッションの下方かつシート幅方向中央部に設けられ、シート前後方向に延在されたセンター部材40と、センター部材40の前部及び後部のそれぞれと、シートクッションとを連結する板バネ64、68と、シートクッションの前部に設けられシート幅方向に延在する前側支持軸36と、シートクッションの後部に設けられシート幅方向に延在する後側支持軸34と、を有し、センター部材40の前部は、前側支持軸36の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられ、センター部材40の後部は、後側支持軸34の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
乗員の臀部及び大腿部を下方から支持するシートクッションと、
前記シートクッションの下方かつシート幅方向中央部に設けられ、シート前後方向に延在されたセンター部材と、
前記センター部材の前部及び後部のそれぞれと、前記シートクッションとを連結する板バネと、
前記シートクッションの前部に設けられて前記シートクッションの骨格を構成すると共にシート幅方向に延在する前側支持軸と、
前記シートクッションの後部に設けられて前記シートクッションの骨格を構成すると共にシート幅方向に延在する後側支持軸と、
を有し、
前記センター部材の前部は、前記前側支持軸の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられ、
前記センター部材の後部は、前記後側支持軸の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられている、車両用シート構造。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記板バネは、前記シート幅方向に弾性変形可能に構成されており、前記シートクッションの四隅に設けられている、請求項1に記載の車両用シート構造。
【請求項3】
前記センター部材の前部は、前記前側支持軸に一カ所で取付けられており、
前記センター部材の後部は、前記後側支持軸に二カ所で取付けられている、請求項1に記載の車両用シート構造。
【請求項4】
前記前側支持軸の外周面には、前記センター部材の前部のシート幅方向の移動を制限する前側鍔部が設けられており、
前記後側支持軸の外周面には、前記センター部材の後部のシート幅方向の移動を制限する後側鍔部が設けられている、請求項1に記載の車両用シート構造。
【請求項5】
前記前側支持軸における前記センター部材の前部との接触部には、前記前側支持軸よりも摩擦係数が小さい前側カラー部材が設けられており、
前記後側支持軸における前記センター部材の後部との接触部には、前記後側支持軸よりも摩擦係数が小さい後側カラー部材が設けられている、請求項1~4の何れか1項に記載の車両用シート構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シート構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートクッションのクッションパンを支持する支持機構を備えた車載シート装置が開示されている。この車載シート装置では、支持機構は、支持軸と板バネとを含んで構成されており、板バネの傾斜角度を変更することでクッションパンの揺動中心位置を変更できるように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-24473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の構造では、前側の板バネと後側の板バネとが独立しているため、支持軸を回動させることでシートクッションを上下に移動するリフトアップ機構などを備えた構造では、板バネの機能を良好に維持できない可能性がある。
【0005】
本発明は、板バネによりシートクッションをシート幅方向に揺動可能な構成において、支持軸が回動した場合でも板バネの機能を良好に維持できる車両用シート構造を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に係る車両用シート構造は、乗員の臀部及び大腿部を下方から支持するシートクッションと、前記シートクッションの下方かつシート幅方向中央部に設けられ、シート前後方向に延在されたセンター部材と、前記センター部材の前部及び後部のそれぞれと、前記シートクッションとを連結する板バネと、前記シートクッションの前部に設けられて前記シートクッションの骨格を構成すると共にシート幅方向に延在する前側支持軸と、前記シートクッションの後部に設けられて前記シートクッションの骨格を構成すると共にシート幅方向に延在する後側支持軸と、を有し、前記センター部材の前部は、前記前側支持軸の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられ、前記センター部材の後部は、前記後側支持軸の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられている。
【0007】
請求項1に係る車両用シート構造では、シートクッションの下方かつシート幅方向中央部にはセンター部材が設けられており、センター部材の前部及び後部はそれぞれ、板バネによってシートクッションに連結されている。これにより、シートクッションに対して荷重が入力された際に、板バネが弾性変形することで着座者の姿勢を良好に維持できる。
【0008】
また、シートクッションの前部には前側支持軸が設けられ、シートクッションの後部には後側支持軸が設けられており、前側支持軸及び後側支持軸はシート幅方向に延在している。ここで、センター部材の前部は、前側支持軸の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられ、センター部材の後部は、後側支持軸の軸心周りに回動可能かつシート幅方向に移動不能に取り付けられている。これにより、支持軸を回動させることでシートクッションを上下に移動する場合であっても、板バネの角度が変更されずに済む。また、センター部材を介して前側の板バネと後側の板バネとが連結されるため、前側の板バネと後側の板バネとが独立して弾性変形するのを抑制できる。なお、ここでいう「移動不能」とは、完全に移動が制限された状態のみを指すものではなく、センター部材が捩じれない程度の範囲で僅かに移動できる構成を広く含む概念である。
【0009】
請求項2に係る車両用シート構造は、請求項1において、前記板バネは、前記シート幅方向に弾性変形可能に構成されており、前記シートクッションの四隅に設けられている。
【0010】
請求項2に係る車両用シート構造では、板バネをシートクッションの四隅に設けることで、シートクッションの移動に追従しやすくなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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