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公開番号2025155839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-14
出願番号2025009714
出願日2025-01-23
発明の名称オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04R 3/00 20060101AFI20251002BHJP(電気通信技術)
要約【課題】オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズを抑制するプログラム、方法及びデバイスを提供する。
【解決手段】オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制方法であって、スピーカが第1のアプリケーションからのオーディオを出力する間に、第2のアプリケーションからのオーディオを出力するための命令を受信し、命令の受信に応じて、スピーカからのオーディオ出力をミュートし、第2のチャネルを第2のアプリケーションに関連付けるように、スピーカと通信する増幅器に命令し、オーディオ送信を無効にするように第1のアプリケーションに命令し、第1のアプリケーションに関連付けられる第1のチャネルから第2のチャネルにスピーカ入力を切り替えるように増幅器に命令し、オーディオ送信を有効にするように第2のアプリケーションに命令し、スピーカからのオーディオ出力をミュート解除する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサに動作を行わせるためのコンピュータプログラムであって、前記動作は、
スピーカが第1のアプリケーションからのオーディオを出力する間に、第2のアプリケーションからのオーディオを出力するための命令を受信することと、
前記命令の受信に応じて、前記スピーカからのオーディオ出力をミュートすることと、
第2のチャネルを前記第2のアプリケーションに関連付けるように、前記スピーカと通信する増幅器に命令することと、
オーディオ送信を無効にするように前記第1のアプリケーションに命令することと、
前記第1のアプリケーションに関連付けられる第1のチャネルから前記第2のチャネルにスピーカ入力を切り替えるように前記増幅器に命令することと、
オーディオ送信を有効にするように前記第2のアプリケーションに命令することと、
前記スピーカからの前記オーディオ出力をミュート解除することと、
を含む、コンピュータプログラム。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記スピーカからの前記オーディオ出力に関する前記ミュートは、前記第1のアプリケーションからのオーディオ送信を抑制すること、前記増幅器へのオーディオ送信を抑制すること、又はスピーカボリュームをゼロに設定するように前記増幅器に命令することのうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
【請求項3】
オーディオ送信を無効にするための前記第1のアプリケーションへの前記命令は、前記第2のチャネルを前記第2のアプリケーションに関連付けるための前記増幅器への前記命令の後に行われる、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項4】
前記ミュート解除は、前記第2のアプリケーションがオーディオデータを送信していることを決定したことに応じて行われる、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記第1のアプリケーション及び前記第2のアプリケーションは、フラッタアプリケーション及び無フラッタアプリケーションの任意の組み合わせである、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記増幅器は、デジタルインターフェースを通じて命令及びオーディオ送信を受信する、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記第2のチャネルは、前記第2のアプリケーションに対応するオーディオビットレート、サンプリングレート、バッファサイズ、又はイコライザ設定のうちの少なくとも1つを有する、請求項1又は2に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
プロセッサによって実行される方法であって、
スピーカが第1のアプリケーションからのオーディオを出力する間に、第2のアプリケーションからのオーディオを出力するための命令を受信することと、
前記命令の受信に応じて、前記スピーカからのオーディオ出力をミュートすることと、
第2のチャネルを前記第2のアプリケーションに関連付けるように、前記スピーカと通信する増幅器に命令することと、
オーディオ送信を無効にするように前記第1のアプリケーションに命令することと、
前記第1のアプリケーションに関連付けられる第1のチャネルから前記第2のチャネルにスピーカ入力を切り替えるように前記増幅器に命令することと、
オーディオ送信を有効にするように前記第2のアプリケーションに命令することと、
前記スピーカからの前記オーディオ出力をミュート解除することと、
を含む、方法。
【請求項9】
前記スピーカからの前記オーディオ出力に関する前記ミュートは、前記第1のアプリケーションからのオーディオ送信を抑制すること、前記増幅器へのオーディオ送信を抑制すること、又はスピーカボリュームをゼロに設定するように前記増幅器に命令することのうちの少なくとも1つを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
オーディオ送信を無効にするための前記第1のアプリケーションへの前記命令は、前記第2のチャネルを前記第2のアプリケーションに関連付けるための前記増幅器への前記命令の後に行われる、請求項8又は9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【背景技術】
【0001】
車両に設置されたオーディオ出力デバイス、例えば、スピーカ又はスピーカシステムは、複数のアプリケーションによって使用される。一部のアプリケーションは、ラジオ、予め記録された物理媒体、インターネットなどから絶え間ないオーディオストリームを生成する無フラッタ(non-flutter)アプリケーションである。一部のアプリケーションは、ナビゲーション、警告などに関する断続的なオーディオデータを生成するフラッタ(flutter)アプリケーションである。任意の所与の時間において、複数のアプリケーションは、出力デバイスによる出力のためにオーディオを生成している場合がある。特定の時間において、オーディオ出力デバイスから発せられる音は、或るアプリケーションから別のアプリケーションに変更される。
続きを表示(約 2,700 文字)【図面の簡単な説明】
【0002】
本開示の態様は、以下の詳細な説明を添付の図を用いて読むことで最もよく理解される。業界における標準的な慣行に従って、様々な特徴は縮尺通りに描かれているわけではないことに留意されたい。実際、説明を明確にするために、様々な特徴の寸法は任意で増加又は減少し得る。
【0003】
図1は、本発明の少なくとも一部の実施形態に係る、オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制に関するシステムの概略図である。
図2は、本発明の少なくとも一部の実施形態に係る、オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制に関するヘッドユニットの概略図である。
図3は、本発明の少なくとも一部の実施形態に係る、オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制に関する動作フローである。
図4は、本発明の少なくとも一部の実施形態に係る、オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制に関するハードウェア構成のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0004】
以下の開示は、提供される主題の異なる特徴を実装するために、多数の異なる実施形態又は例を提供する。本開示を簡略化するために、構成要素、値、動作、材料、配置、又は同種のものに関する具体例が以下に記載される。もちろん、これらは単なる例であって、限定することを意図したものではない。他の構成要素、値、動作、材料、配置、又は同種のものが想定される。加えて、本開示は、様々な例で参照番号及び/又は参照文字を繰り返し得る。この繰り返しは、簡略化及び明確化を目的としたものであって、それ自体で、説明される様々な実施形態及び/又は構成間の関係を規定するものではない。
【0005】
オーディオ出力デバイスから発せられる音が或るアプリケーションから別のアプリケーションに変更される一部の例では、デジタルノイズが生成される。一部の場合、ノイズは、オーディオ出力のビットレート又は他の特性が変更された後に現在のアプリケーションが出力を継続していることによってもたらされる。例えば、ナビゲーションアプリケーションが、ラジオアプリケーションの音の上に、右に曲がるためのリマインダを提供しようとする場合、ナビゲーションアプリケーション音声は、誤解し得る状態となる。
【0006】
本明細書に記載される少なくとも一部の実施形態では、アプリケーションマネージャは、有効なオーディオアプリケーションを切り替えるための命令を受信したことに応じてオーディオ出力をミュートし、現在のアプリケーション及び新しいアプリケーションと通信して切り替えを実装し、次いで、オーディオ出力をミュート解除する。
【0007】
少なくとも一部の実施形態では、アプリケーションマネージャによる実施は、オーディオソース切り替えによってもたらされる低レイテンシのノイズ抑制を提供する。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニットは、オーディオソース切り替えによってもたらされるノイズ抑制を行うために1秒未満しか必要とせず、これは、通常1秒未満である、増幅器におけるオーディオチャネルのバッファの必要な容量を低減する。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニットによる実施は、多数の増幅器よりも高速であって、特に、当該増幅器は、バッファ限界を超えることなく、オーディオソース切り替えによってもたらされるノイズ抑制を行うのに充分な計算リソースを有しない。
【0008】
少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニットは、増幅器がエラーを検出しないように、オーディオ生成を無効にするように第1のアプリケーションに命令する前に、第2のチャネルを第2のアプリケーションに関連付けることによって第2のチャネルを確保するように増幅器に命令する。少なくとも一部の実施形態では、オーディオ生成を無効にするように第1のアプリケーションに命令する前に第2のチャネルを確保することはまた、チャネルバッファなどのリソースを取っておき、ヘッドユニットがアプリケーションと通信する間に第2のアプリケーションに対する任意の許可を確立する時間を増幅器に与える。
【0009】
図1は、本発明の少なくとも一部の実施形態に係る、オーディオソースの切り替えによってもたらされるノイズの抑制に関するシステムの概略図である。システムは、ヘッドユニット100と、増幅器110と、スピーカ118と、を含む。
【0010】
ヘッドユニット100は、増幅器110と通信する。ヘッドユニット101は、コントローラ102とストレージ104とを含む。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、コントローラ102及びストレージ104を利用してアプリケーションマネージャを実行する。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、コントローラ102及びストレージ104を利用して、更に、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションを実行する。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、車両についてのインダッシュメディアデバイスである。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、「ミュート」、「チャネルの変更」などを行うように増幅器110にコマンドを出す。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、チャネル識別子を利用する。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、コントローラエリアネットワーク(CAN)、イーサネット、又は他の無線若しくは有線ネットワークなどのネットワークを通じて、電子制御ユニット(ECU)などの他の車両デバイスと通信する。少なくとも一部の実施形態では、ヘッドユニット100は、調停マネージャを実行するECUと通信する。少なくとも一部の実施形態では、コントローラ102は、命令に従って、例えば、アプリケーションマネージャ、第1のアプリケーション、及び第2のアプリケーションを実行するようにプロセッサ又はプログラム可能なプロセッサに動作を行わせるための命令を実行する、ECUなどのプロセッサ又はプログラム可能な回路である。少なくとも一部の実施形態では、ストレージ104は、命令の実行中にコントローラ102がアクセスする実行可能データ及び非実行可能データを記憶することができる揮発性又は不揮発性のコンピュータ可読媒体を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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