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公開番号
2025162697
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-28
出願番号
2024066056
出願日
2024-04-16
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20251021BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】装置本体内に広いスペースを確保せずとも、吸気ファンから吸気される空気によって露光器並びに現像器を冷却し、露光器並びに現像器を冷却した後の空気を排気可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】露光ユニットと現像ユニットとは、第1経路を通る露光冷却エアフローと、第2経路を通る現像冷却エアフローとによりそれぞれ冷却される。ダクトユニット60の排気ダクト206において露光冷却後の空気に現像冷却後の空気を合流させて、露光冷却後の空気と共に現像冷却後の空気が排気ファン63によって排気ダクト206から排気される。即ち、露光ユニット4を冷却するために吸気ファン62により空気を吸気して露光冷却エアフローを形成するダクトユニット60において、露光冷却後の空気を排気するための排気ダクト206を現像冷却後の空気を排気するためのダクトとして共用する。これにより、装置本体内に広いスペースを確保する必要がない。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
長手方向に沿った回転軸を中心に回転する感光体と、
前記長手方向に並べられた複数の発光素子を有し、前記複数の発光素子を発光させることで、帯電された前記感光体の表面に潜像を形成する露光部と、
前記感光体に形成された潜像を現像剤により現像する現像部と、
第1吸気ファンと、
前記露光部の少なくとも一部に沿い、前記露光部を冷却するために前記第1吸気ファンによって吸気された空気が流れる第1経路まで、前記第1吸気ファンによって吸気された空気を導く第1吸気ダクトと、
第2吸気ファンと、
前記現像部の少なくとも一部に沿い、前記現像部を冷却するために前記第2吸気ファンによって吸気された空気が流れる第2経路まで、前記第2吸気ファンによって吸気された空気を導く第2吸気ダクトと、
排気ファンと、
前記第1経路を流れる空気と前記第2経路を流れる空気とを合流させて、前記排気ファンにより排気させる排気ダクトと、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記露光部を支持する露光支持部をさらに備え、
前記第1経路は、前記露光部と前記露光支持部との間に形成され、
前記第1吸気ダクトは、前記第1経路と連通する第1連通部を有し、
前記排気ダクトは、前記第1経路と連通する第2連通部を有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記現像部を支持する現像支持部をさらに備え、
前記第2経路は、前記現像部と前記現像支持部との間に形成され、
前記現像支持部には、前記第2吸気ダクトと前記第2経路とを連通させる第3連通部と、前記排気ダクトと前記第2経路とを連通させる第4連通部とが形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記排気ダクトは、前記第4連通部と連通する第5連通部を有する、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成装置の外装の一部を構成する第一面と、前記第一面と反対の第二面とを有し、前記画像形成装置に開閉自在に設けられた開閉部を備え、
前記第2吸気ダクトは、前記開閉部の前記第二面に配設されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
複数の前記感光体と、
帯電された複数の前記感光体の表面にそれぞれ潜像を形成する複数の前記露光部と、
複数の前記感光体にそれぞれ形成された潜像を現像剤により現像する複数の前記現像部と、を備え、
前記第1吸気ダクトは、前記第1吸気ファンから吸気された空気を、複数の前記露光部それぞれを冷却するための空気が前記長手方向に沿って流れる複数の前記第1経路に送り、
前記第2吸気ダクトは、前記第2吸気ファンから吸気された空気を、複数の前記現像部それぞれを冷却するための空気が前記長手方向に沿って流れる複数の前記第2経路に送り、
前記排気ダクトは、複数の前記第1経路を流れる空気と複数の前記第2経路を流れる空気とを合流させて、前記排気ファンにより排気させる、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記排気ファンにより前記排気ダクトから排気される空気の排気量は、前記第1吸気ファンにより前記第1吸気ダクトに吸気される空気の吸気量と、前記第2吸気ファンにより前記第2吸気ダクトに吸気される空気の吸気量の和と略同一である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第1吸気ファン及び前記第2吸気ファンは、風量が所定量のファンであり、
前記排気ファンは、風量が前記所定量のファンが2個直列に並べて構成されている、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記排気ファンは、風量が変更可能なファンであり、
前記排気ファンを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記第1吸気ファンにより前記第1吸気ダクトに吸気される空気の吸気量と、前記第2吸気ファンにより前記第2吸気ダクトに吸気される空気の吸気量の和と略同一となるように、前記排気ファンの風量を制御する、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第1吸気ファンは、風量が変更可能なファンであり、
前記制御部は、前記露光部による前記感光体の露光に関する情報を取得し、取得した前記感光体の露光に関する情報に基づいて前記第1吸気ファンの風量を変更する、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
画像形成装置では、例えば感光ドラムの回転軸線方向に沿ってLEDや有機ELのような複数の発光素子が配置された露光器により、帯電された感光ドラムに静電潜像が形成される。露光器は感光ドラムに近接して配置するのが好ましく、そうするため、露光器が感光ドラムに形成された静電潜像をトナー像に現像する現像器に近い位置に配置される。ただし、現像器に収容されているトナーは熱に弱く、発光素子の発光に応じて露光器から生じる熱による影響を受けやすい。そこで、露光器から生じる熱によるトナーへの影響を防ぐべく、画像形成装置の装置本体外の空気を吸気して露光器並びに現像器を冷却することが行われている。特許文献1には、露光器を冷却した空気を排気する露光器冷却用の排気ダクトと、現像器を冷却した空気を排気する現像器冷却用の排気ダクト(背面ダクト)とを別々に設けた画像形成装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-132358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来では、露光器冷却用の排気ダクトと現像器冷却用の排気ダクトとを別々に設けるが故に、それらダクトを配設するスペースを装置本体内に確保する必要があり、画像形成装置が大型化してしまう虞があった。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされ、装置本体内に広いスペースを確保せずとも、吸気ファンから吸気される空気によって露光器並びに現像器を冷却し、露光器並びに現像器を冷却した後の空気を排気可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、長手方向に沿った回転軸を中心に回転する感光体と、前記長手方向に並べられた複数の発光素子を有し、前記複数の発光素子を発光させることで、帯電された前記感光体の表面に潜像を形成する露光部と、前記感光体に形成された潜像を現像剤により現像する現像部と、第1吸気ファンと、前記露光部の少なくとも一部に沿い、前記露光部を冷却するために前記第1吸気ファンによって吸気された空気が流れる第1経路まで、前記第1吸気ファンによって吸気された空気を導く第1吸気ダクトと、第2吸気ファンと、前記現像部の少なくとも一部に沿い、前記現像部を冷却するために前記第2吸気ファンによって吸気された空気が流れる第2経路まで、前記第2吸気ファンによって吸気された空気を導く第2吸気ダクトと、排気ファンと、前記第1経路を流れる空気と前記第2経路を流れる空気とを合流させて、前記排気ファンにより排気させる排気ダクトと、を備える、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置本体内に広いスペースを確保せずとも、第1吸気ファン及び第2吸気ファンから吸気される空気によって露光器並びに現像器を冷却し、露光器並びに現像器を冷却した後の空気を排気可能な画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態の画像形成装置を示す外観斜視図。
画像形成装置の構成を示す概略図。
現像スリーブ及び露光ユニットが退避した状態の画像形成装置を示す概略図。
露光ユニットを示す断面図。
露光ユニットを示す斜視図。
露光ユニットの下面を示す斜視図。
フロントカバーを開けた状態を示す斜視図。
フロントカバー及び内扉を開けた状態を示す拡大図。
ドラムユニットを取り出した状態を示す拡大図。
現像ユニットを取り出した状態を示す拡大図。
ドラムユニット、現像ユニット、露光ユニット並びにカートリッジトレイを示す断面図。
カートリッジトレイを示す斜視図。
内扉を開けた状態のカートリッジトレイを示す斜視図。
内扉を閉じた状態のカートリッジトレイを示す側面図。
内扉を開けた状態のカートリッジトレイを示す側面図。
図2におけるC-C矢視の露光冷却エアフロー及び現像冷却エアフローを示す断面図。
図2におけるA-A矢視の現像冷却エアフローを示す断面図。
ダクトユニットを示す斜視図。
吸気ダクトにおける露光冷却フローを示す断面図。
カートリッジトレイの下面を示す斜視図。
排気ダクトにおける露光冷却エアフローを示す断面図。
図2におけるB-B矢視の現像冷却エアフローを示す断面図。
排気ダクトにおける現像冷却エアフローと露光冷却エアフローの合流部を示す断面図。
2個の排気ファンを直列配置した場合を示す断面図。
1個の排気量が大きい排気ファンを配置した場合を示す断面図。
現像ユニット及び露光ユニットの冷却に係る制御系を示す制御ブロック図。
現像ユニット及び露光ユニットを冷却する冷却処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[画像形成装置]
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概要について、図1乃至図3を用いて説明する。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、いわゆる胴内排出タイプの画像形成装置である。即ち、画像形成装置100は、筐体100Aと、原稿の画像情報を読取る原稿読取装置200を備え、これら筐体100Aと原稿読取装置200との間に、筐体100Aから排出されたシートS(記録材)を積載する排出トレイ21が形成されている。画像形成装置100は、原稿読取装置200あるいはパーソナルコンピュータ等の外部機器(不図示)から送られる画像信号に応じたトナー像をシートSに形成する。
【0010】
筐体100A(装置本体とも呼ぶ)には、正面側に各種情報を表示可能な表示部やユーザ操作に応じて各種情報を入力可能なキー等を有する操作部46が配設されている。なお、本明細書においては、ユーザが画像形成装置100を動作させるために、操作部46を操作する際に立つ側を「正面(前)」と呼び、その反対側を「背面(後)」と呼ぶ。また、画像形成装置100を正面から見て左側を「左」と呼び、画像形成装置100を正面から見て右側を「右」と呼ぶ。
(【0011】以降は省略されています)
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