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公開番号2025162712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-28
出願番号2024066089
出願日2024-04-16
発明の名称施錠制御方法及び施錠制御装置
出願人日産自動車株式会社
代理人弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類E05B 49/00 20060101AFI20251021BHJP(錠;鍵;窓または戸の付属品;金庫)
要約【課題】車両の解錠に用いる携帯端末を適切に充電できる施錠制御方法及び施錠制御装置を提供する。
【解決手段】車両10のドアの解錠に用いる起動不能状態の携帯端末20が、施錠された車両10の非接触給電装置12に車両10の外側からかざされた場合に、車両10のセンサにより、携帯端末20を所持して車両10の外側にいる端末所持者が、予め登録された車両10のユーザであると判定されたときは、非接触給電装置12により携帯端末20を充電する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両の施錠制御装置により実行される施錠制御方法において、
前記施錠制御装置は、
車両のドアの解錠に用いる起動不能状態の携帯端末が、施錠された前記車両の非接触給電装置に前記車両の外側からかざされた場合は、前記車両のセンサにより、前記携帯端末を所持して前記車両の外側にいる端末所持者が、予め登録された前記車両のユーザであるか否かを判定し、
前記端末所持者が前記ユーザであると判定した場合は、前記非接触給電装置により前記携帯端末を充電し、
充電された前記携帯端末と通信して前記ドアを解錠する、施錠制御方法。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記施錠制御装置は、
前記非接触給電装置により充電された前記携帯端末が、バッテリの充電率の低下による前記起動不能状態から前記充電率の増加により起動可能状態になった場合は、前記携帯端末を前記車両と通信可能に接続し、
前記携帯端末と前記車両とが通信可能に接続した状態で、前記ドアを解錠する所定の解錠条件を満たすか否かを判定し、
前記携帯端末と前記車両とが通信可能に接続した状態で前記解錠条件を満たすと判定した場合は、前記ドアを解錠する、請求項1に記載の施錠制御方法。
【請求項3】
前記非接触給電装置は、前記車両の運転席の前記ドアの内部に配置され、
前記携帯端末を前記非接触給電装置にかざすことは、前記携帯端末を、前記非接触給電装置の送電可能範囲において前記非接触給電装置と対向するように配置することを含む、請求項1又は2に記載の施錠制御方法。
【請求項4】
前記解錠条件は、前記車両に搭載されたカメラにより、前記ユーザにより予め登録された動作が検出される条件を含む、請求項2に記載の施錠制御方法。
【請求項5】
前記解錠条件は、前記車両に搭載されたカメラにより、前記ユーザの所定動作が検出される条件を含む、請求項2又は4に記載の施錠制御方法。
【請求項6】
前記施錠制御装置は、
前記携帯端末のバッテリの充電率が、所定充電率以下であるか否かを判定し、
前記充電率が前記所定充電率以下であると判定した場合は、前記センサにより、前記端末所持者が前記ユーザであるか否かを判定する、請求項1又は2に記載の施錠制御方法。
【請求項7】
前記解錠条件は、前記携帯端末の機種が予め登録された機種である条件を含み、
前記施錠制御装置は、前記非接触給電装置により充電された前記携帯端末が、前記充電率の低下による前記起動不能状態から前記充電率の増加により前記起動可能状態になった場合は、前記機種が前記予め登録された機種であるか否かを判定し、
前記携帯端末と前記車両とが通信可能に接続した状態で、前記機種が前記予め登録された機種であると判定した場合は、前記ドアを解錠する、請求項2に記載の施錠制御方法。
【請求項8】
前記解錠条件は、前記端末所持者が、前記携帯端末を所有する端末所有者である条件を含み、
前記施錠制御装置は、前記非接触給電装置により充電された前記携帯端末が、前記充電率の低下による前記起動不能状態から前記充電率の増加により前記起動可能状態になった場合は、前記端末所持者が前記端末所有者であるか否かを判定し、
前記携帯端末と前記車両とが通信可能に接続した状態で、前記端末所持者が前記端末所有者であると判定した場合は、前記ドアを解錠する、請求項2又は7に記載の施錠制御方法。
【請求項9】
前記携帯端末は、スマートフォンであり、
前記施錠制御装置は、前記非接触給電装置にかざされた前記スマートフォンを前記非接触給電装置により充電する、請求項1又は2に記載の施錠制御方法。
【請求項10】
車両のドアの解錠に用いる起動不能状態の携帯端末が、施錠された前記車両の非接触給電装置に前記車両の外側からかざされた場合に、前記車両のセンサにより、前記携帯端末を所持して前記車両の外側にいる端末所持者が、予め登録された前記車両のユーザであるか否かを判定する判定部と、
前記判定部が、前記端末所持者が前記ユーザであると判定した場合に、前記非接触給電装置により前記携帯端末を充電する充電部と、
前記充電部により充電された前記携帯端末と通信して前記ドアを解錠する解錠部とを備える、施錠制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の施錠制御方法及び施錠制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両と携帯端末にインストールされた電子鍵アプリを実行することによって、車両のドアロックの解錠と施錠を行う車両制御システムが知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-96145号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術では、車両のドアの解錠に用いる携帯端末がバッテリ残量不足で起動不能状態になった際に、ドアを解除できないという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、車両の解錠に用いる携帯端末を適切に充電できる施錠制御方法及び施錠制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、車両のドアの解錠に用いる起動不能状態の携帯端末が、施錠された車両の非接触給電装置に車両の外側からかざされた場合に、車両のセンサにより、携帯端末を所持して車両の外側にいる端末所持者が、予め登録された車両のユーザであると判定されたときは、非接触給電装置により携帯端末を充電することによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の解錠に用いる携帯端末を適切に充電できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明に係るキーシステムの実施形態の一例を示すブロック図である。
図1の車両のドアの一部を示す側面図である。
図1のキーシステムにおける処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0010】
[キーシステムの構成]
図1は、本発明に係るキーシステムの実施形態の一例を示すブロック図である。キーシステムとは、車両のドアの施錠及び解錠を管理する装置群のことを言う。本実施形態のキーシステムは、携帯端末に格納されたソフトウェア(アプリケーションソフトウェア)によりドアの施錠及び解錠を行う、いわゆるバーチャルキーである。携帯端末とは、比較的小型且つ軽量で持ち運び可能な情報端末のことを言い、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット型端末などが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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