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公開番号
2025164427
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024068404
出願日
2024-04-19
発明の名称
電池モジュール
出願人
日産自動車株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H01M
50/519 20210101AFI20251023BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】従来の電池モジュールは、充放電により膨張収縮を繰り返す電池セルを積層した電池モジュールに用いることができなかった。
【解決手段】電池セルCを積層した電池スタックSと、電池セルCの端子間電圧を検出する電圧検出回路1と、電池セル端子Tと電圧検出回路1とを接続する検出線束帯2とを備え、電池スタックSが、積層方向の一端部を固定端とし且つ他端部を自由端として変位可能であると共に、積層方向に沿って端子列を有し、検出線束帯2が、電池セルCに接続する検出線3Aを一体化した本体部3と、本体部3から各電池セルCに接続する検出線4Aを一体化した変形追従部4とを備え、本体部3と変形追従部4との組合せを複数組備えた電池モジュールMとし、電池スタックSの積層方向に変位が生じても、電池セルCの端子間電圧を検出する機能を維持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の電池セルを積層した構造を有する電池スタックと、
個々の前記電池セルの端子間電圧を検出する電圧検出回路と、
柔軟性を有し且つ個々の前記電池セルの端子と前記電圧検出回路とを電気的に接続するための検出線束帯とを備え、
前記電池スタックが、個々の前記電池セルの充放電に伴う積層方向の膨張収縮に対応して、同積層方向の一端部を固定端とし且つ他端部を自由端として変位可能であると共に、同積層方向に沿って、個々の前記電池セルから突出した正極又は負極の端子を配列した端子列を有しており、
前記検出線束帯が、
前記端子列に沿って配置され且つ前記電池セルに接続する検出線を一体化した本体部と、
前記本体部から個別の前記電池セルに接続する検出線を一体化し且つ前記電池スタックの積層方向の変位に追従して変形する変形追従部とを備えていると共に、
前記本体部と前記変形追従部との組合せを複数組備えたことを特徴とする電池モジュール。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記検出線束帯が、フレキシブルプリント回路基板であることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記本体部が、少なくとも1箇所の固定点を有し、
複数の前記変形追従部は、前記固定点からの距離が離れているほど前記電池セルの積層方向の変形量が大きいことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記本体部と前記変形追従部との組合せが、前記電池スタックの前記端子列に沿ってその両側に配置してあることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記本体部と前記変形追従部との組合せが、前記電池スタックの前記端子列に沿って少なくとも片側に複数組配置してあることを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電池セルを積層した構造を有する電池モジュールの改良に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の電池モジュールとしては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。特許文献1には、複数の電池セルから成る電池ブロックと、各電池セルの端子間電圧を検出するための電圧検出回路とを備え、電池ブロックに、電池セルの正極端子又は負極端子と電圧検出回路とを電気的に接続するためのフレキシブルプリント回路基板を設けた電池モジュールが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2010-113455 A1
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来の電池モジュールにあっては、電池ブロックの積層方向の変位に対応し得る構造ではないので、例えば、リチウム析出型固定電池のように充放電により膨張収縮を繰り返す電池セルを積層した電池モジュールに用いることができないという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記従来の状況に鑑みて成されたもので、膨張収縮を繰り返す電池セルを積層した構造を有する電池スタックを備えた電池モジュールにおいて、電池スタックの積層方向に変位が生じても、電池セルの端子間電圧を検出する機能を維持することができる電池モジュールを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係わる電池モジュールは、複数の電池セルを積層した構造を有する電池スタックと、個々の電池セルの端子間電圧を検出する電圧検出回路と、柔軟性を有し且つ個々の電池セルの端子と電圧検出回路とを電気的に接続するための検出線束帯とを備えている。電池スタックは、個々の電池セルの充放電に伴う積層方向の膨張収縮に対応して、同積層方向の一端部を固定端とし且つ他端部を自由端として変位可能であると共に、同積層方向に沿って、個々の電池セルから突出した正極又は負極の端子を配列した端子列を有している。そして、上記の電池モジュールは、検出線束帯が、端子列に沿って配置され且つ電池セルに接続する検出線を一体化した本体部と、本体部から個別の電池セルに接続する検出線を一体化し且つ電池スタックの積層方向の変位に追従して変形する変形追従部とを備えており、本体部と変形追従部との組合せを複数組備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係わる電池モジュールは、電池セルの充放電に伴う膨張収縮により電池スタックの積層方向に変位が生じた場合、検出線束帯の各々の変形追従部が電池スタックの変位に追従して変形することで、本体部と各電池セルとの接続状態を維持する。
【0008】
これにより、本発明に係わる電池モジュールは、膨張収縮を繰り返す電池セルを積層した構造を有する電池スタックを備えた電池モジュールにおいて、電池スタックの積層方向に変位が生じても、その変位に追従して電池セルの端子間電圧を検出する機能を維持することができる。また、上記の電池モジュールは、検出線束帯が、複数の本体部と複数の変形追従部とを備えているので、本体部の1本当たりの検出線の数を減少させて、本体部の幅寸法を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係わる電池モジュールの第1実施形態において、電池モジュールの膨張及び収縮の状態を左右に示す斜視図である。
図1に示す電池モジュールを示す図であって、上段は検出線束帯の拡大図付きの収縮時の正面図、下段は膨張時の正面図である。
本発明に係わる電池モジュールの第2実施形態を示す正面図である。
本発明に係わる電池モジュールの第3実施形態を示す正面図である。
本発明に係わる電池モジュールの第4実施形態を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1実施形態>
図1及び図2に示す電池モジュールMは、複数の電池セルCを積層した構造を有する電池スタックSと、個々の電池セルCの端子間電圧を検出する電圧検出回路1と、柔軟性を有し且つ個々の電池セルCの端子Tと電圧検出回路1とを電気的に接続するための検出線束帯2とを備えている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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