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公開番号2025163309
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-29
出願番号2022136365
出願日2022-08-29
発明の名称電子拡大鏡
出願人技術開発合同会社
代理人個人,個人
主分類H04N 5/222 20060101AFI20251022BHJP(電気通信技術)
要約【課題】弱視者や視力の低下した人や老人であっても、読書や絵画や新聞記事チェックなどを気軽に楽しむ事、あるいは、手紙や葉書や契約書等の内容確認を手軽に行える電子拡大鏡を提供する。
【解決手段】台上に配置された対象物をカメラで撮像したカメラ映像をディスプレイに表示させる電子拡大鏡であって、前記カメラ映像に対して画像処理を行い前記ディスプレイに映像出力する制御部と、カメラを保持するカメラ保持機構と、を備え、前記カメラ保持機構及び前記カメラは、観察者と前記ディスプレイとの間の視線上から外れて配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
台上に配置された対象物をカメラで撮像したカメラ映像をディスプレイに表示させる電子拡大鏡であって、
前記カメラ映像に対して画像処理を行い前記ディスプレイに映像出力する制御部と、
カメラを保持するカメラ保持機構と、を備え、
前記カメラ保持機構及び前記カメラは、観察者と前記ディスプレイとの間の視線上から外れて配置されている
ことを特徴とする電子拡大鏡。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記対象物を照射する少なくとも1つの照明を備え、
前記カメラ保持機構は、
カメラスタンドと、
前記カメラスタンドに支持されるカメラアームと、
前記カメラアームに取り付けられ、前記カメラを保持するカメラ保持部と、
前記台に載置される平板状の転倒防止機構と、を備え、
前記カメラスタンドは、前記転倒防止機構に取り付けられており、
前記カメラスタンドには、前記カメラアームよりも下方に前記照明が設けられていることを特徴とする
請求項1に記載の電子拡大鏡。
【請求項3】
前記カメラ保持機構は、さらに可動部を備え、
前記可動部は、前記カメラアームを介して前記カメラを観察者の前後方向に移動させる前後直動機構、前記カメラを観察者の左右方向に移動させる左右直動機構、又は前記カメラを回転移動させるR-θ型移動機構を有する
ことを特徴とする
請求項2に記載の電子拡大鏡。
【請求項4】
前記カメラスタンドは、
観察者からみて前後方向に貫通するカメラスタンド開口部と、
観察者からみて前後方向に延びるとともに前記カメラスタンド開口部を挿通する延長体と、備え、
前記延長体は、一端が前記カメラ保持部に係止され、他端に移動照明体が設けられ、
前記移動照明体は、
前記カメラスタンド開口部を通過して後方に移動した際、前記カメラスタンド開口部を基準としたとき前記カメラ保持部よりも反対側に位置し、前記カメラスタンド開口部側に向けて投光するように前記照明が設けられていることを特徴とする
請求項3に記載の電子拡大鏡。
【請求項5】
前記カメラ保持機構は、
前記ディスプレイを載置するディスプレイ受け部と、
前記ディスプレイ受け部に立設し、前記ディスプレイが立て掛けられる立て掛け部と、
前記立て掛け部に支持されるカメラアームと、
前記カメラアームに取り付けられ、前記カメラを保持する前記カメラ保持部と、
を有するディスプレイスタンドを備える
ことを特徴とする請求項1に記載の電子拡大鏡。
【請求項6】
前記カメラ保持機構は、カメラアームと、前記カメラを保持する前記カメラ保持部とを備え、
前記カメラアームの一部は、前記カメラ保持部を有し、
前記カメラアームの他部は、前記カメラスタンド、前記ディスプレイの外枠、前記ディスプレイの裏面、若しくは前記ディスプレイを保持するディスプレイスタンド、ノートパソコンの前記ディスプレイの外枠又はこれらの延長体に取り付けられていることを特徴とする
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電子拡大鏡。
【請求項7】
前記カメラ保持機構は、さらに可動部を備え、
前記可動部は、前記カメラアームを介して前記カメラを観察者の前後方向に移動させる前後直動機構、又は前記カメラを観察者の左右方向に移動させる左右直動機構又は前記カメラを回転移動させるR-θ型移動機構を有することを特徴とする
請求項6に記載の電子拡大鏡。
【請求項8】
前記カメラ保持機構は、前記カメラ保持機構が転倒することを防止する前記転倒防止機構を有し、
前記転倒防止機構は、前記カメラの視野の内側又は外側に配置され、
前記カメラの視野の内側に配置された前記転倒防止機構は、視野の一部又は全部が平板で構成され、
前記カメラの視野の外側に配置された前記転倒防止機構は、前記対象物が載置される範囲の一部又は全部が平板で構成されていると共に前記カメラの視野の内側とほぼ段差無く形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電子拡大鏡。
【請求項9】
前記カメラの位置検出手段を有し、
前記制御部は、前記位置検出手段により前記カメラが所定位置に到達したとき前記カメラに撮影させることを特徴とする請求項7に記載の電子拡大鏡。
【請求項10】
前記カメラを操作するための操作部を備え、
前記操作部は、前記カメラスタンド、前記ディスプレイの外枠、前記ディスプレイの裏面、若しくは前記ディスプレイを保持するディスプレイスタンド、又はこれらの延長体に配置されていることを特徴とする
請求項1から請求項5の何れか一項に記載の電子拡大鏡。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、個人、中でも弱視者や老人が使用する電子拡大鏡に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電子拡大鏡は、産業用として使用される場合は、一般に、対象物をカメラの前にセットし、カメラの映像を大スクリーンあるいは大型ディスプレイに映し出す一連の操作をする専任の人がいて複数の観察者がディスプレイを観察することが想定される。複数の観察者が同じディスプレイを見るためには、距離を置く必要が高く、必然的にディスプレイが大きくなっている。
【0003】
一方、電子拡大鏡には、本や新聞記事や絵画や手紙や葉書や契約書等の対象物および資料の、観察者特に老人や弱視者が内容を認識しにくい微細情報に対して、拡大表示することにより観察者が認識し易くする機能がある。
【0004】
家庭用あるいは個人用として使用される場合は、本人特に弱視者や老人は、自ら微細情報をカメラで撮影し、これをスクリーンあるいはディスプレイに映し出し、同時に観察者となって、これを観察することが微細情報の認識上必要となる。
【0005】
弱視者や老人が使用する場合、弱視であるからこそ、操作部の表示も大きく見易く操作しやすいものである必要があるし、視力や体力が落ちている人がいるからこそ、最小限の労力で観察ができる必要がある。
【0006】
また、パソコンやスマートフォン等を利用するには、パスワードその他の煩雑な操作が要求されるため、弱視者や老人には負担が大きい。従って、電源投入でなるべく簡便に使える専用装置である事が望ましい。
【0007】
スマートフォンを電子拡大鏡として使用する事も可能である。スマートフォンは多くの人が手軽に使える機器として普及しているが、例えばスマートフォンのカメラ機能を使って対象物(例えば新聞)を読取り、拡大して読むという行為で説明すると、スマートフォンの電源を入れただけでは所望の動作をせず、パスワードを入力し、数多くのメニューの中からカメラを選び、そのメニューの中に示される数多くのサブメニューに表示されるビデオ・写真・ポートレート・パノラマの意味を知って写真を選択し、ストロボ・タイマーのモードを決め、ようやく写真スイッチを押さなければならない。
【0008】
さらに具体的には、
(1)新聞等の読みたい場所を見定めてカメラを大まかに移動させ
(2)カメラの表示倍率をピンチして調整
(3)カメラ視野を移動させ
(4)視野が決まったら
(5)写真スイッチの場所を確認して写真スイッチを押す
(6)写真レビュースイッチを押して、撮った写真を表示させ、表示倍率をピンチ等で調整
(7)記事を読む
(8)スクロールして記事の終わりまで表示させて読む
続きがあれば(1)に戻って上記操作を繰り返す。
【0009】
この動作で老人にとって大きな負担になるのは、多すぎる操作に慣れない事である。しかしそれ以外でも(1)から(5)において新聞の読みたい場所にスマートフォンを移動し、スマートフォンの画面で記事の内容を確認し、記事の表示位置を調整して、ブレの無いように写真スイッチを押す。この間、ずれないようスマートフォンを一定の高さを保って持ち続ける必要もある。読みたい場所を継続して移動する場合は、スマートフォンの位置を覚えておいて、位置を移動する必要が生じ、体力の低下した観察者の場合、負担が大きい。また、何とか写真を撮っても、スマートフォンの画面は小さく、拡大される倍率にもよるが、途切れ途切れの情報表示になり易い。
【0010】
加えて、多くの観察者がスマートフォンを手に持って観察する際、観察者の目とスマートフォン間の距離や位置は常に動いており毛様体筋と眼筋は焦点合わせと方向追従の為に常に動作している。老化に伴い水晶体の柔軟性が失われたり筋力の低下等が生ずると、例えば毛様体筋に過剰な負荷がかかって疲れ目の原因となる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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