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公開番号
2025064768
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174778
出願日
2023-10-06
発明の名称
織物、織物を用いた安全帯、スリングまたはラッシング
出願人
株式会社ヒル・トップ・リラックス
代理人
個人
主分類
D03D
11/00 20060101AFI20250410BHJP(織成)
要約
【課題】例えば安全帯、スリングベルトやラッシングベルトに求められる複数の特性を両立して併せ持つ織物を提供する。
【解決手段】三層の縦糸によって第一層と第二層と第三層とがあり、第二層の縦糸は、第一層および第三層の経糸よりも高い強力を有する糸であり、第一層および第三層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度は、第二層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度よりも高い。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
三層の縦糸によって第一層と第二層と第三層とがあり、
前記第二層は、前記第1層と前記第三層とに挟まれた層であり、
前記第一層と前記第二層と前記第三層の前記縦糸に緯糸を織り込み、
このとき、
前記第二層の縦糸は、前記第一層および前記第三層の経糸よりも高い強力を有する糸であり、
前記第一層および前記第三層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度は、前記第二層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度よりも高い
ことを特徴とする織物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の織物において、
前記第一層と前記第三層とは、緯糸の打ち込み密度が高い密区間と、緯糸の打ち込み密度が前記密区間よりも低い粗区間と、を有する
ことを特徴とする織物。
【請求項3】
請求項2に記載の織物において、
当該織物の長さを縮める方向に力が作用したときに、前記粗区間に相当する領域が前記密区間に相当する領域よりも先に変形する
ことを特徴とする織物。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の織物において、
当該織物に固定具が設けられ、
前記固定具は、前記密区間に取り付けられている
ことを特徴とする織物。
【請求項5】
二層の縦糸によって第一層と第二層とがあり、
前記第一層と前記第二層の前記縦糸に緯糸を織り込み、
このとき、
前記第二層の縦糸は、前記第一層の経糸よりも高い強力を有する糸であり、
前記第一層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度は、前記第二層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度よりも高い
ことを特徴とする織物。
【請求項6】
請求項1または請求項2において、
織っているときの層の継ぎ目または緯糸の折り返し部が当該織物の幅方向の端ではなくて、平面視したときのおもて面またはうら面にある
ことを特徴とする織物。
【請求項7】
請求項1または請求項5に記載の織物を用いた安全帯、スリングまたはラッシング。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、織物に関する。例えば、安全帯、スリングまたはラッシングに好適な織物に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
経糸と緯糸とを織り込んだ織物構造をもつベルトやチューブが広く利用されている。織り上がった織物の特性は、経糸や緯糸の素材、太さ、糸密度(経糸または緯糸の単位長あたりの本数)などによって違いが生じる。用途に応じた特性を持つように、糸の素材、糸の太さ、糸密度が設計される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7008972
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
織物に様々な特性が求められるようになってきている。例えば、高い耐引張力を持つような十分な強度を持ちながらも、耐摩耗性や、製品に組み込み易いように特定の部位だけは変形し易いなど、相反する性質を持つ織物が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の織物は、
三層の縦糸によって第一層と第二層と第三層とがあり、
前記第二層は、前記第1層と前記第三層とに挟まれた層であり、
前記第一層と前記第二層と前記第三層の前記縦糸に緯糸を織り込み、
このとき、
前記第二層の縦糸は、前記第一層および前記第三層の経糸よりも高い強力を有する糸であり、
前記第一層および前記第三層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度は、前記第二層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度よりも高い
ことを特徴とする。
【0006】
本発明の一実施形態では、
前記第一層と前記第三層とは、緯糸の打ち込み密度が高い密区間と、緯糸の打ち込み密度が前記密区間よりも低い粗区間と、を有する
ことが好ましい。
【0007】
本発明の一実施形態では、
当該織物の長さを縮める方向に力が作用したときに、前記粗区間に相当する領域が前記密区間に相当する領域よりも先に変形する
ことが好ましい。
【0008】
本発明の一実施形態では、
当該織物に固定具が設けられ、
前記固定具は、前記密区間に取り付けられている
ことが好ましい。
【0009】
本発明の織物は、
二層の縦糸によって第一層と第二層とがあり、
前記第一層と前記第二層の前記縦糸に緯糸を織り込み、
このとき、
前記第二層の縦糸は、前記第一層の経糸よりも高い強力を有する糸であり、
前記第一層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度は、前記第二層の全長における緯糸の平均の打ち込み密度よりも高い
ことを特徴とする。
【0010】
本発明の一実施形態では、
織っているときの層の継ぎ目または緯糸の折り返し部が当該織物の幅方向の端ではなくて、平面視したときのおもて面またはうら面にある
ことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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