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公開番号
2025073903
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023185062
出願日
2023-10-27
発明の名称
硬化性樹脂組成物、硬化物、ワニス、プリプレグ及び回路基板
出願人
DIC株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C08F
299/02 20060101AFI20250502BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐熱性(高ガラス転移温度)及び誘電特性(低誘電特性)に優れた硬化物をもたらし得る硬化性樹脂組成物を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるインダン骨格を有する硬化性樹脂(A)と、非芳香環式基に結合した非共役ビニル基を含む化合物(B)と、を含有する硬化性樹脂組成物。
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(上記式(1)中、Xは(メタ)アクリロイル基を表す。Ra及びRbは、それぞれ独立に炭素原子数1~12のアルキル基、アリール基、アラルキル基又はシクロアルキル基であり、jは1~3の整数を示し、k、lはそれぞれ独立に0~4の整数を示す。nは平均繰り返し単位数であり、0.5~20の数値を示し、mは0~2の整数を示す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記一般式(1)で表されるインダン骨格を有する硬化性樹脂(A)と、非芳香環式基に結合した非共役ビニル基を含む化合物(B)と、を含有する硬化性樹脂組成物。
TIFF
2025073903000009.tif
39
159
(上記式(1)中、Xは(メタ)アクリロイル基を表す。Ra及びRbは、それぞれ独立に炭素原子数1~12のアルキル基、アリール基、アラルキル基又はシクロアルキル基であり、jは1~3の整数を示し、k、lはそれぞれ独立に0~4の整数を示す。nは平均繰り返し単位数であり、0.5~20の数値を示し、mは0~2の整数を示す。なお、Ra、X及び炭素原子から芳香環への直線は、当該芳香環上のいずれの箇所に結合していてもよいことを示す。)
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記(A)が、下記一般式(2)で表されるインダン骨格を有する硬化性樹脂である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
TIFF
2025073903000010.tif
37
159
(上記式(2)中、R
1
及びR
2
は、それぞれ独立に水素原子、炭素原子数1~12のアルキル基、アリール基、アラルキル基、又は、シクロアルキル基であり、かつ、R
1
及びR
2
の両方が同時に水素原子であることはなく、nは平均繰り返し単位数であり、0.5~20の数値を示す。)
【請求項3】
前記(B)が、側鎖に1,2-ビニル基を有する1,2-ブタジエン単位を分子中に含有するブタジエンポリマーである、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項4】
前記(B)が、アリル基を2個以上有する化合物である、請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項5】
前記(A)の質量及び前記(B)の質量の合計100質量部に対して、前記(B)の質量が、5~40質量部である、請求項1記載の硬化性樹脂組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物を硬化反応させて得られる硬化物。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか一項に記載の硬化性樹脂組成物を有機溶剤で希釈したものであるワニス。
【請求項8】
補強基材及び前記補強基材に含浸した請求項7に記載のワニスの半硬化物を有するプリプレグ。
【請求項9】
請求項8に記載のプリプレグ及び銅箔を積層し、加熱圧着成型して得られる回路基板。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化性樹脂組成物、この硬化性樹脂組成物を用いて得られる硬化物、ワニス、プリプレグ及び回路基板に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
近年の情報通信量の増加に伴い、高周波数帯域での情報通信が盛んに行われるようになり、より優れた電気特性、なかでも高周波数帯域での伝送損失を低減させるため、低誘電率と低誘電正接を有する電気絶縁材料が求められてきている。
【0003】
さらにそれら電気絶縁材料が使われているプリント基板あるいは電子部品は、実装時に高温のハンダリフローに曝されるため、耐熱性に優れた高いガラス転移温度を示す材料が求められ、特に最近は、環境問題の観点から、融点の高い鉛フリーのハンダが使われるため、より耐熱性の高い電気絶縁材料の要求が高まってきている。
【0004】
これらの要求に対し、従来から、種々の化学構造を持つビニル基含有の硬化性樹脂が提案されている。このような硬化性樹脂としては、例えば、ビスフェノールのジビニルベンジルエーテル、あるいはノボラックのポリビニルベンジルエーテルなどの硬化性樹脂が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
【0005】
上記特性を向上させたビニルベンジルエーテルに対して、誘電特性等の向上を図るため、特定構造のポリビニルベンジルエーテルがいくつか提案されている(例えば、特許文献3~5参照)。
【0006】
さらに、耐熱性及び誘電特性の向上を図るため、特定のインダン骨格を有する硬化性樹脂も提案されている(例えば、特許文献6)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開昭63-68537号公報
特開昭64-65110号公報
特表平1-503238号公報
特開平9-31006号公報
特開2005-314556号公報
国際公開第2021/205806号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このように誘電正接を抑える試みや、耐熱性を向上させる試みがなされているが、特許文献1~5の技術によっても、これらの特性の向上は、未だ十分とはいえず、また、特許文献6の技術についても、耐熱性の点においてさらなる改善が望まれている。
【0009】
従って、本発明が解決しようとする課題は、耐熱性(高ガラス転移温度)及び誘電特性(低誘電特性)に優れた硬化物をもたらし得る硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、本発明者らは、上記課題を解決するため、鋭意検討した結果、特定のインダン骨格を有する硬化性樹脂と非芳香族基に結合した非共役ビニル基を含む化合物とを含有する硬化性樹脂組成物より得られる硬化物が、耐熱性(高ガラス転移温度)及び誘電特性(低誘電特性)に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
(【0011】以降は省略されています)
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