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公開番号
2025076208
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023188040
出願日
2023-11-01
発明の名称
光学部材とその製造方法
出願人
大学共同利用機関法人自然科学研究機構
,
学校法人東海大学
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
21/34 20060101AFI20250508BHJP(光学)
要約
【課題】生体のダメージを抑えた状態で、高分解能の生体観察を、広範囲かつ長時間にわたって行うことを可能とする、光学部材を提供する。
【解決手段】本発明の光学部材100は、生体10の表面10aに設置され、生体10の内部の観察に用いられる光学部材であって、生体適合性を有する第一樹脂膜101と、第一樹脂膜の一方の面に形成され、光透過性を有する第二樹脂膜102と、を備え、第一樹脂膜101と生体の10との屈折率差が、0.4以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
生体の表面に設置され、前記生体の内部の観察に用いられる光学部材であって、
生体適合性を有する第一樹脂膜と、
前記第一樹脂膜の一方の面に形成され、光透過性を有する第二樹脂膜と、を備え、
前記第一樹脂膜と前記生体との屈折率差が、0.4以下であることを特徴とする光学部材。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
前記第一樹脂膜は、前記生体との屈折率差が0.4以下の基部と、前記生体適合性を有する構造部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の光学部材。
【請求項3】
前記第二樹脂膜は、前記生体との屈折率差が0.4以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光学部材。
【請求項4】
前記生体が動物の脳であって、前記第一樹脂膜および第二樹脂膜の屈折率が1.3以上、1.4以下であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の光学部材。
【請求項5】
生体の表面の観察領域に、請求項1または2のいずれかに記載の光学部材を製造する方法であって、
前記観察領域に、前記第一樹脂膜を貼り付ける樹脂膜貼付工程と、
前記第一樹脂膜の前記観察領域と反対側の面に、硬化性樹脂の液体を塗布する樹脂塗布工程と、
塗布した前記硬化性樹脂を硬化させる樹脂硬化工程と、を有することを特徴とする光学部材の製造方法。
【請求項6】
前記第一樹脂膜の端部を、前記観察領域の外周部に接着させる樹脂膜接着工程を、さらに有することを特徴とする請求項5に記載の光学部材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学部材とその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
顕微鏡による生体内の観察は、観察部分の表面に設置した光学部材を介して行われている(非特許文献1等)。光学部材には、ガラス、シリコン等の高屈折材料の板材が用いられているが、より高分解能の観察を可能とする、新たな光学部材の開発が求められている。
【0003】
一般的に、生体の表面は曲がった形状を有しており、曲率が絶えず変化しているため、これらの光学部材を広範囲で長期間にわたって、隙間なく接触させることが難しく、観察できる領域、時間が限定されている。
【0004】
光学部材を接触させることによる生体のダメージ、特に、接触する光学部材によって圧迫されることによる生体のダメージについても、考慮する必要がある。ダメージを受けた生体は、炎症や出血を伴うため、その生体からの集光が劣化してしまうとともに、その生体の真の状態を観察しにくくなってしまう。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Kawakami, R., Sawada, K., Kusama, Y., Fang, Y.-C., Kanazawa, S., Kozawa, Y., Sato, S., Yokoyama, H., & Nemoto, T. (2015). In vivo two-photon imaging of mouse hippocampal neurons in dentate gyrus using a light source based on a high-peak power gain-switched laser diode. Biomedical Optics Express, 6(3), 891. https://doi.org/10.1364/BOE.6.000891
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、生体のダメージを抑えた状態で、高分解能の生体観察を、広範囲かつ長時間にわたって行うことを可能とする、光学部材とその製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を採用している。
【0008】
(1)本発明の一態様に係る光学部材は、生体の表面に設置され、前記生体の内部の観察に用いられる光学部材であって、生体適合性を有する第一樹脂膜と、前記第一樹脂膜の一方の面に形成され、光透過性を有する第二樹脂膜と、を備え、前記第一樹脂膜と前記生体との屈折率差が、0.4以下である。
【0009】
(2)上記(1)に記載の光学部材において、前記第一樹脂膜は、前記生体との屈折率差が0.4以下の基部と、前記生体適合性を有する構造部と、を備えてもよい。
【0010】
(3)上記(1)または(2)のいずれかに記載の光学部材において、前記第二樹脂膜は、前記生体との屈折率差が0.4以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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