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公開番号
2025113829
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-04
出願番号
2024008190
出願日
2024-01-23
発明の名称
レンズ鏡筒、および撮像装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G02B
7/04 20210101AFI20250728BHJP(光学)
要約
【課題】レンズ鏡筒の小型化及びフォーカス精度向上。
【解決手段】光軸方向へ移動可能な第1のレンズ群と、第1のレンズ群と隣り合い、第1のレンズ群と移動範囲が重なる第2のレンズ群と、第1/第2のレンズ群を保持する第1/第2の保持部材と、第1の保持部材を移動させる駆動手段と、駆動手段によって移動し、駆動力を第1の保持部材に伝達する第1/第2の中間部材と、第1の中間部材を駆動手段に、第2の中間部材を第1の保持部材に付勢する第1の付勢部材と、第1の保持部材を第2の中間部材に対して付勢する第2の付勢部材と、第2の中間部材と第1の保持部材を移動可能に保持するガイド軸部材と、第2の中間部材の位置を検出する検出部および被検出部と、を有するレンズ鏡筒である。第2の付勢部材は、第1の保持部材を第2の中間部材に対して第2の保持部材の側とは反対方向へ退避可能とし、検出部と被検出部の一方は第2の中間部材に配置される。
【選択図】図11
特許請求の範囲
【請求項1】
光軸に沿った方向である光軸方向へ移動可能な第1のレンズ群と、
前記第1のレンズ群と前記光軸方向において隣り合い、前記光軸方向へ移動可能であって、移動範囲が、前記第1のレンズ群の移動範囲と所定量重なる第2のレンズ群と、
前記第1のレンズ群を保持する第1の保持部材と、
前記第2のレンズ群を保持する第2の保持部材と、
前記第1の保持部材を前記光軸方向に移動させる駆動手段と、
前記駆動手段の駆動力によって移動し、前記駆動力を前記第1の保持部材に伝達する第1の中間部材と第2の中間部材と、
前記第1の中間部材を前記駆動手段に付勢し、前記第2の中間部材を前記第1の保持部材に付勢する第1の付勢部材と、
前記第1の保持部材を前記第2の中間部材に対して前記光軸方向に付勢する第2の付勢部材と、
前記第2の中間部材と前記第1の保持部材を移動可能に保持し、移動を案内するガイド軸部材と、
前記第2の中間部材の前記光軸方向の位置を検出する検出部および被検出部と、を有し、
前記第2の付勢部材は、前記第1の保持部材を前記第2の中間部材に対して前記第2の保持部材が配置されている側とは反対の方向へ、少なくとも前記所定量、退避させることを可能にし、
前記検出部と前記被検出部のいずれか一方は前記第2の中間部材に配置されることを特徴とするレンズ鏡筒。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2の中間部材は、前記ガイド軸部材が挿通される2つの中間部材案内部を有し、
前記光軸方向において、前記被検出部の前記光軸方向の中心は、前記2つの中間部材案内部間の前記光軸方向の中心よりも前記第2の保持部材側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項3】
前記中間部材案内部は、2つの接触点で前記ガイド軸部材と当接することを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
【請求項4】
前記第1の保持部材は、前記ガイド軸部材が挿通される第1の保持部材案内部と第2の保持部材案内部を有し、
前記第1の保持部材案内部は前記第2の保持部材案内部よりも前記第2の保持部材側に配置され、
前記第1の保持部材が前記第2の中間部材に対して前記所定量、退避している状態の場合に、前記第2の中間部材と前記第1の保持部材案内部は前記光軸方向で重なることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項5】
前記第2の中間部材の前記第2の保持部材と逆側の端部は、前記第1の保持部材が前記第2の中間部材に対して退避していない状態の場合に、前記光軸方向において、前記第2の保持部材案内部と重なる、または前記第2の保持部材案内部よりも前記第2の保持部材側に配置されることを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡筒。
【請求項6】
前記検出部は、前記被検出部を読み取ることで、前記検出部と前記被検出部の相対位置関係を検出し、
前記被検出部は、前記光軸方向に前記第1のレンズ群の駆動量に相当する以上の長さを有することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項7】
前記検出部の検出面は、前記光軸に対して直交する平面において、前記ガイド軸部材の中心と前記検出部の中心を結んだ線に対して略垂直に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項8】
前記被検出部は、前記光軸に対して直交する平面において、前記光軸と前記ガイド軸部材の中心を結んだ線の延長線上、または前記延長線上より前記駆動手段側に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項9】
前記第2の中間部材は、前記光軸に対して直交する平面において、前記検出部と前記ガイド軸部材の間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
【請求項10】
焦点距離を検出する焦点距離検出手段を有し、
前記検出部と前記焦点距離検出手段の検出結果から、前記第1の保持部材と前記第2の中間部材の前記光軸方向の相対位置を算出することを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明はレンズ鏡筒に関し、特に手動あるいは外部駆動手段で移動するレンズ群と電気的な駆動手段を用いて移動するレンズ群を有するレンズ鏡筒、およびレンズ鏡筒を備える撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ズームレンズ鏡筒の最短全長の短縮化のために、電気的な駆動手段を用いて移動する第1のレンズ群の移動範囲内に、手動あるいは外部駆動手段で移動する第2のレンズ群が入り込む構成を可能にする技術が知られている。特許文献1では、手動で光軸方向に移動する第1のレンズ群、第1のレンズ群を保持する第1の保持部材と、駆動手段の駆動力から中間部材を介して移動される第2のレンズ群、第2の保持部材を備える。第1の保持部材が第2の保持部材に干渉した場合、付勢部材が変位することでレンズ群同士の衝撃を吸収する鏡筒構造が開示されている。また、駆動精度の向上と撮像品位の向上のために、干渉量に応じて駆動手段の制御を変更する制御方法が開示されている。特許文献2では干渉状態でも原点検出を可能にするために、中間部材を2体化して、第2の中間部材に被検出部を配置する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-136192号公報
特開2023-12085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に開示された従来技術では、1つの付勢部材が光軸直交方向の付勢と光軸方向の付勢をしているため、干渉時に付勢部材が大きく潰れると光軸直交方向の付勢力に影響が出てしまい安定して付勢できない。また、付勢部材は中間部材のガイド軸に片寄せされながら潰れるため、中間部材とガイド軸の径差を乗り上げる際に摩耗、異音、変形、引っ掛かりが発生しうる。また、第2の保持部材をガイドするガイドバーに対して数部品介して被検出部を配置しているため、検出部と被検出部の間の誤差が大きくなってしまいフォーカス検出精度が悪化しうる。
【0005】
上述の特許文献2に開示された従来技術では、フィードバック制御ができない検出手段を用いているため、高精度にフォーカス駆動することが困難となる。高精度にフォーカス駆動するためにフィードバック制御が可能な絶対値センサを用いようとすると、被検出部のスペースが大きくなり、製品が大型化しうる。
【0006】
そこで、本発明の目的は、例えば、製品の小型化および、フォーカス精度の向上の点で有利なレンズ鏡筒を提供することである。
【0007】
上記課題を解決するために、本発明は、光軸に沿った方向である光軸方向へ移動可能な第1のレンズ群と、前記第1のレンズ群と前記光軸方向において隣り合い、前記光軸方向へ移動可能であって、移動範囲が、前記第1のレンズ群の移動範囲と所定量重なる第2のレンズ群と、前記第1のレンズ群を保持する第1の保持部材と、前記第2のレンズ群を保持する第2の保持部材と、前記第1の保持部材を前記光軸方向に移動させる駆動手段と、前記駆動手段の駆動力によって移動し、前記駆動力を前記第1の保持部材に伝達する第1の中間部材と第2の中間部材と、前記第1の中間部材を前記駆動手段に付勢し、前記第2の中間部材を前記第1の保持部材に付勢する第1の付勢部材と、前記第1の保持部材を前記第2の中間部材に対して前記光軸方向に付勢する第2の付勢部材と、前記第2の中間部材と前記第1の保持部材を移動可能に保持し、移動を案内するガイド軸部材と、前記第2の中間部材の前記光軸方向の位置を検出する検出部および被検出部と、を有し、前記第2の付勢部材は、前記第1の保持部材を前記第2の中間部材に対して前記第2の保持部材が配置されている側とは反対の方向へ、少なくとも前記所定量、退避させることを可能にし、前記検出部と前記被検出部のいずれか一方は前記第2の中間部材に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、例えば、製品の小型化および、フォーカス精度の向上の点で有利なレンズ鏡筒を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施形態に係るレンズ鏡筒の断面図である。
ズーミングの際の各レンズ群の移動軌跡を示した線図である。
4群鏡筒の保持構造を示す分解斜視図である。
4群鏡筒にラックを組んだ状態の保持構造を示す斜視図である。
第4レンズ群及び第5レンズ群の移動軌跡を示した線図である。
4群鏡筒と5群鏡筒が干渉していない状態を示す断面図である
4群鏡筒と5群鏡筒が干渉している状態を示す断面図である。
フォーカスユニットの一部の通常状態を示す斜視図である。
4群鏡筒とラックホルダーの通常状態を示す断面図である。
4群鏡筒とラックホルダーの干渉状態を示す断面図である。
第1の実施形態に係る光軸方向のスケールの配置による小型化を説明する図である。
スリーブ穴132aおよびスリーブ穴132bと、ガイドバー123aとの関係を説明する断面図である。
第2の実施形態における光軸直交方向のスケール保持部の配置を示す図である。
撮像装置の構成例を示す図である。
光軸方向のスケールの配置による大型化を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図面を通して、同一または対応する部分については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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