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公開番号2025077708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-19
出願番号2023190102
出願日2023-11-07
発明の名称容器
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B65D 1/26 20060101AFI20250512BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】カバー体のフランジの浮き上がりを防止すること。
【解決手段】容器は、天面において略多角形の開口を有する収容体と、内嵌合方式により該収容体に着脱可能に取り付けられることで該開口を閉じるカバー体とを備える。収容体は、開口を規定する収容側周縁部を備える。収容側周縁部は、略多角形の少なくとも一つの辺に対応する少なくとも一つの辺領域を含む。少なくとも一つの辺領域のそれぞれは応力分散部を含む。カバー体は、収容側周縁部に対応する形状を有し内嵌合方式により収容側周縁部に嵌合するカバー側周縁部を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
天面において略多角形の開口を有する収容体と、内嵌合方式により該収容体に着脱可能に取り付けられることで該開口を閉じるカバー体とを備える容器であって、
前記収容体が、前記開口を規定する収容側周縁部を備え、
前記収容側周縁部が、前記略多角形の少なくとも一つの辺に対応する少なくとも一つの辺領域を含み、
前記少なくとも一つの辺領域のそれぞれが応力分散部を含み、
前記カバー体が、前記収容側周縁部に対応する形状を有し前記内嵌合方式により前記収容側周縁部に嵌合するカバー側周縁部を備える、
容器。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記カバー側周縁部を前記収容側周縁部に嵌合させるための強度である嵌合強度が、500cN以上1500cN以下である、
請求項1に記載の容器。
【請求項3】
前記応力分散部が、前記収容体の平面視において、前記収容体の外側に向けて凸である弧状を呈する弧状区間である、
請求項1または2に記載の容器。
【請求項4】
前記少なくとも一つの辺が、対向し合う一対の辺を含み、
前記少なくとも一つの辺領域が、前記一対の辺に対応する一対の辺領域を含み、
前記一対の辺領域に対応する一対の前記弧状区間が、前記一対の辺領域の中間を通る仮想線を基準として線対称になるように形成される、
請求項3に記載の容器。
【請求項5】
前記少なくとも一つの辺が、前記略多角形のすべての辺であり、
前記少なくとも一つの辺領域が、前記すべての辺に対応する複数の辺領域である、
請求項1または2に記載の容器。
【請求項6】
前記収容体および前記カバー体の組合せが、容器本体および蓋体の組合せと、前記容器本体および中皿の組合せと、前記中皿および前記蓋体の組合せとのうちの一つである、
請求項1または2に記載の容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の一側面は容器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
略多角形であり内嵌合方式を採用する容器が知られている。例えば、特許文献1~3はいずれも、略矩形であり内嵌合方式を採用する容器を記載する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-056961号公報
特開2020-006999号公報
特開2023-055404号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
略多角形であり内嵌合方式を採用する容器では、カバー体によって閉じられた収容体から液体などの内容物が漏れないように嵌合の強度を高める必要がある。しかし、その嵌合強度を高くすると、収容体に嵌合したカバー体のフランジの一部が収容体から離れる方向に浮き上がってしまうことがある。このようなフランジの浮き上がりは却って内容物の漏れの原因になり得る。そこで、カバー体のフランジの浮き上がりを防止できる容器が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る容器は、天面において略多角形の開口を有する収容体と、内嵌合方式により該収容体に着脱可能に取り付けられることで該開口を閉じるカバー体とを備える容器であって、収容体が、開口を規定する収容側周縁部を備え、収容側周縁部が、略多角形の少なくとも一つの辺に対応する少なくとも一つの辺領域を含み、少なくとも一つの辺領域のそれぞれが応力分散部を含み、カバー体が、収容側周縁部に対応する形状を有し内嵌合方式により収容側周縁部に嵌合するカバー側周縁部を備える。
【0006】
このような側面においては、内嵌合方式に起因してカバー体によって押される収容体の収容側周縁部の辺領域に応力分散部が設けられるので、その辺領域における応力が特定の箇所に集中せずに分散する。したがって、応力の集中によって生ずるカバー体のフランジの浮き上がりを防止できる。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一側面によれば、カバー体のフランジの浮き上がりを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
カバー体のフランジの浮き上がりが生じた容器の模式的な側面図である。
一例に係る容器の分解斜視図である。
図2のIII-III線に沿った断面図である。
一例に係る容器本体の平面図および蓋体の底面図である。
変形例に係る容器本体の平面図および蓋体の底面図である。
変形例に係る容器本体の平面図および蓋体の底面図である。
変形例に係る容器本体の平面図および蓋体の底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[容器の概要]
以下、添付図面を参照しながら、本開示に係る容器について詳細に説明する。容器は内容物を収容するための物品である。容器は、内容物を収容するための収容体と、該収容体に着脱可能に取り付けられるカバー体とを備える。収容体は天面において略多角形の開口を有する。カバー体は収容体に取り付けられることでその開口を閉じる。開口がカバー体によって閉じられた場合に、収容体からカバー体へと向かう方向が規定される。本開示ではその方向を高さ方向といい、該高さ方向と直交する方向を水平方向という。高さ方向において、収容体側を下方といい、カバー体側を上方という。天面とは、収容体の底面に対向するとともに収容体の上端に位置する仮想的な面である。
【0010】
内容物とは、容器に収容される有体物をいう。内容物は飯類、麺類、総菜、汁物、調味料などの食品でもよい。内容物は固体、液体、固体と液体との混合物、またはゲル状の物質でもよく、内容物は任意の状態で容器に収容されてよい。
(【0011】以降は省略されています)

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