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公開番号2025078135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190483
出願日2023-11-08
発明の名称延線金車取付器具及び延線金車取付方法
出願人北海道電力株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02G 1/02 20060101AFI20250513BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】高所にある取付対象に延線金車を地上から簡単に取り付けることが可能な延線金車取付器具及び延線金車取付方法を提供する。
【解決手段】延線金車取付器具1は、既設通信ケーブルに引っ掛け可能なケーブル用フック22が設けられ、ケーブル用フック22を既設通信ケーブルに引っ掛けることで既設通信ケーブルに取り付けられる操作棒2と、操作棒2に支持された滑車3と、滑車3に掛けられた状態で移動可能に支持され、地上にいる作業者により両端部を操作可能な操作ロープ4と、操作ロープ4に支持され、既設通信ケーブルに取り付けられる延線金車を取り外し可能に吊り下げる吊り下げ治具5と、を備える。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
高所にある取付対象に取り付け可能なフックが設けられ、前記フックを前記取付対象に引っ掛けることで前記取付対象に取り付けられる操作棒と、
前記操作棒に支持されたロープ支持手段と、
前記ロープ支持手段に掛けられた状態で移動可能に支持され、地上にいる作業者により両端部を操作可能な操作ロープと、
前記操作ロープに支持され、前記取付対象に取り付けられる延線金車を取り外し可能に吊り下げる吊り下げ治具と、
を備える延線金車取付器具。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記吊り下げ治具は、
前記ロープ支持手段から垂れ下がる前記操作ロープの一方に着脱自在に取り付けられる取付手段と、
前記取付手段に設けられ、前記取付手段が前記操作ロープに取り付けられた状態で上向きに延び、前記延線金車を引っ掛けた状態で支持する延線金車支持手段と、
を備える、
請求項1に記載の延線金車取付器具。
【請求項3】
前記吊り下げ治具は、前記延線金車支持手段に設けられ、前記ロープ支持手段から垂れ下がる前記操作ロープの他方をガイドすることで前記延線金車支持手段の傾きを規制する傾き規制手段を備える、
請求項2に記載の延線金車取付器具。
【請求項4】
前記傾き規制手段は、
前記延線金車支持手段に設けられ、前記延線金車支持手段と交差する方向に延びるアームと、
前記アームの先端部に設けられ、前記ロープ支持手段から垂れ下がる前記操作ロープの他方をガイドするガイド手段と、を備える、
請求項3に記載の延線金車取付器具。
【請求項5】
前記ロープ支持手段は、前記操作ロープに対して転動可能なローラーを備える滑車である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の延線金車取付器具。
【請求項6】
前記操作棒の先端部には、前記フック及び滑車用フックが設けられ、
前記滑車には、前記滑車用フックが引っ掛けられるリング部材が設けられている、
請求項5に記載の延線金車取付器具。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか1項に記載の延線金車取付器具を用いて作業者が実行する延線金車取付方法であって、
前記取付対象に前記操作棒を取り付ける工程と、
前記吊り下げ治具に前記延線金車を引っ掛ける工程と、
前記操作ロープの両端部を把持しながら前記操作ロープの一方を牽引することで、前記延線金車を持ち上げて前記取付対象に取り付ける工程と、
を含む延線金車取付方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、延線金車取付器具及び延線金車取付方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
既設通信ケーブルに沿って新設通信ケーブルを延線する工法として、複数の延線金車を、間隔を空けて既設通信ケーブルに取り付けた後、これらの延線金車に新設通信ケーブルを引き込む工法が用いられている。この工法では、通常、作業者が電柱を昇って既設通信ケーブルに延線金車を取り付けているが、高所作業が作業者の負担となるため、地上から延線金車を取り付ける工法が検討されている。例えば、特許文献1には、操作棒の先端部に延線金車を取り付けた竿金具を持ち上げ、既設通信ケーブルに延線金車を取り付ける工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実願昭58-188926号(実開昭60-96913号)のマイクロフィルム
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の工法では、作業者が延線金車の付いた竿金具を手で持ち上げるため、重量物である延線金車の重さに起因する曲げモーメントが作業者の手元に掛かり、作業者の負担になっている。そして、このような問題は、電柱に架設された既設通信ケーブルへの延線金車の取り付け作業を行う場合だけでなく、高所にある他の取付対象への延線金車の取り付け作業を行う場合にも存在している。
【0005】
本発明は、このような背景に基づいてなされたものであり、高所にある取付対象に延線金車を地上から簡単に取り付けることが可能な延線金車取付器具及び延線金車取付方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る延線金車取付器具は、
高所にある取付対象に取り付け可能なフックが設けられ、前記フックを前記取付対象に引っ掛けることで前記取付対象に取り付けられる操作棒と、
前記操作棒に支持されたロープ支持手段と、
前記ロープ支持手段に掛けられた状態で移動可能に支持され、地上にいる作業者により両端部を操作可能な操作ロープと、
前記操作ロープに支持され、前記取付対象に取り付けられる延線金車を取り外し可能に吊り下げる吊り下げ治具と、
を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、高所にある取付対象に延線金車を地上から簡単に取り付けることが可能な延線金車取付器具及び延線金車取付方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具を用いて既設通信ケーブルに延線金車を取り付ける作業の様子を示す図である。
本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具を用いた新設通信ケーブルの延線作業の様子を示す図である。
本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具の構成を示す正面図である。
本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具の構成の一部を拡大した側面図である。
本発明の実施の形態に係る吊り下げ治具の構成を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具により吊り下げられる延線金車の構成を示す斜視図である。
本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具を用いた延線金車取付方法の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係る延線金車取付器具及び延線金車取付方法を、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面では、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。以下、ケーブルとして電柱間に架設された通信ケーブルを用いる場合を例に説明する。
【0010】
実施の形態に係る延線金車取付器具は、電柱間に新たに架設する新設通信ケーブルの延線に用いる延線金車を、当該電柱間に既に架設された既設通信ケーブルに1つずつ取り付けるための器具である。延線金車は、既設通信ケーブルに引っ掛け可能なフックを備え、フックにより既設通信ケーブルに吊り下げられた状態で新設通信ケーブルを引き込むことが可能な金属製の滑車である。電柱間に既に架設された既設通信ケーブルは、高所にある取付対象の一例である。実施の形態において「高所」との用語は、高さが地上から2メートル以上のところに限られず、地上にいる作業員が手を伸ばしても届かない程度の高いところを含むものとする。
(【0011】以降は省略されています)

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