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公開番号2025085349
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-05
出願番号2023199159
出願日2023-11-24
発明の名称工事観測システム
出願人株式会社エイビット
代理人弁理士法人開知
主分類G08B 25/10 20060101AFI20250529BHJP(信号)
要約【課題】ビルの工事現場で組まれる足場の倒壊を事前に予知し、倒壊事故を防ぐ工事観測システムを提供する。
【解決手段】足場の随所に、倒壊予知器5を設置した工事観測システムにおいて、倒壊予知器5は、工事現場で組まれる足場の傾斜、振動を検知し、検知情報を定期的に管理サーバ8に送信する。管理サーバ8は、受信した検知情報に基づいて倒壊の危険度を管理し、工事会社とともに適切な対応を採る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
管理サーバと工事現場の足場に設置される倒壊予知器が無線通信網で接続され、前記倒壊予知器は、足場センサ、状況認識部、無線通信回路を有し、前記足場センサより得られる足場の傾斜情報と振動情報より足場の倒壊危険レベルが認識され、設置されている倒壊予知器の倒壊危険レベルが前記管理サーバへ送信され、前記管理サーバは、足場が倒壊の危険レベルにあると判断したとき、工事現場への工事人の派遣を要請することを特徴とする工事観測システム。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
請求項1における前記状況認識部の倒壊危険レベルの認識は管理サーバで実行されることを特徴とする工事観測システム。
【請求項3】
請求項1において、足場センサは、衝撃センサと音センサを含み、センサ出力を足場の危険レベルの認識に活用することを特徴とする工事観測システム。
【請求項4】
請求項1において、足場が崩落の危険レベルにあると判断される時は、工事現場撮影のためのカメラに撮影を指示することを特徴とする工事観測システム。
【請求項5】
請求項1において、足場の危険レベルを、足場が静止している、足場内を人が動いている、足場が揺れている、足場が傾斜している、足が崩壊の危険レベルにあるランクに区分けすることを特徴とする工事観測システム。
【請求項6】
請求項1において、無線通信網として、工事現場では自営の無線通信網が使用され、倒壊予知器と公衆接続部が自営の無線通信網に接続されていることを特徴とする工事観測システム。
【請求項7】
請求項1において前記足場センサのセンス周期は、気象情報、傾斜情報によって変化されることを特徴とする工事観測システム。
【請求項8】
請求項1において前記倒壊予知器は、工事時間外に工事現場へ不審者が侵入したことを、音情報をもとに検知することを特徴とする工事観測システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ビルの新築、改築工事の時、工事人の足場が組まれるが、その足場の崩落を事前に予知する工事観測システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
ビルの工事のため、棒状の金属を格子状に組合せ、工事人の足場が作られるが、強風や地震などにより足場が崩落する事故が、近年、特にマンションの大規模修繕時などで増加している。本発明は足場崩落を事前に予知するため、足場の傾斜を観測し、傾斜が所定の値を超えた時、崩落の危険ありと判断し、工事会社に連絡するものである。
【0003】
特許文献1には、電柱に加速度センサを設け、加速度センサ出力から電柱の傾斜角を算出し、電柱の倒壊を予知するシステムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-4387
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
建築の足場の傾きや工事人の歩行状況を観測し、崩落の危険度を判定しながら、工事会社に情報提供し、工事会社が適切な事前処理が採れるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
工事の足場の適当な箇所に足場センサを設置し、強風や地震発生時に足場センサ情報を観測し、工事会社に連絡する。センサ情報によっては現場の画像情報も活用し、工事会社が迅速かつ適切な対応が採れるようにする。
【発明の効果】
【0007】
工事現場の崩落の危険度を事前に予知し適切な対応が採れるので、崩落事故が起きないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明で自営の無線通信網を使用する場合の工事観測システムの構成を示す図である。
本発明で自営の無線通信網を使用しない場合の工事観測システムの構成を示す図である。
本発明のマンションの修繕で足場が組み立てられている模様を示す図である。
本発明のマンションの修繕で、組み立てられた足場が傾いている模様を示す図である。
本発明による工事観測システムの倒壊予知器の内部構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下図面を参照して本発明を説明する。本発明の一実施態様として、マンションの大規模修繕、主として外壁塗装工事の例を示す。
【0010】
大規模修繕時には、図2aに示すように、マンション(ビル)の外側に、金属棒を格子状に組み立てた足場が組み立てられ、足場には、図示しないが工事人が歩行するための金属板の通路もフロアごとに組み立てられている。
(【0011】以降は省略されています)

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