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公開番号
2025098576
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-02
出願番号
2023214805
出願日
2023-12-20
発明の名称
路面投影装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
G08G
1/096 20060101AFI20250625BHJP(信号)
要約
【課題】信号機の点灯や点滅に応じて横断歩道の路面に歩行者向けの投影表示を行うことで横断歩道を渡り切れるかどうかを容易に判断することが可能となる路面投影装置を提供する。
【解決手段】歩行者用信号機2の動作挙動を検出する信号検出部10と、路面3へ投影表示を行う投影部20と、制御部30とを備え、制御部30は、青信号の点灯状態又は点滅状態が検出されているときに横断時の進行方向を示す図形要素Eを当該進行方向に沿って複数配列した経路意匠表示Dを路面3に投影させる経路投影処理と、歩行者用信号機2の動作挙動に基づき決定される、青信号の点灯状態又は点滅状態の残り時間の減少に応じて、経路意匠表示Dの長さを短くする意匠縮短処理とを実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
歩行者用信号機が設置された横断歩道を投影対象として設けられる路面投影装置であって、
前記歩行者用信号機の動作挙動を検出する信号検出部と、
前記横断歩道が描かれた路面へ所望の投影表示を行う投影部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記信号検出部により青信号の点灯状態又は点滅状態が検出されているときに、
前記横断歩道上における横断経路を表す経路意匠表示であって、横断時の進行方向を示す図形要素を当該進行方向に沿って前記経路意匠表示を、前記投影部により前記路面に投影させる経路投影処理と、
前記信号検出部により検出した前記動作挙動に基づき決定される、前記青信号の点灯状態又は点滅状態の残り時間の減少に応じて、前記横断経路に沿う方向の前記経路意匠表示の長さを短くする意匠縮短処理と、
を実行することを特徴とする路面投影装置。
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【請求項2】
前記制御部は、前記意匠縮短処理において、
前記経路意匠表示のうち渡り終わり側の意匠終端を維持しつつ、当該経路意匠表示の渡り始め側の意匠始端を経時的に前記渡り終わり側に移動させることにより、前記経路意匠表示の前記横断経路に沿う方向の長さを短くする
ことを特徴とする請求項1記載の路面投影装置。
【請求項3】
前記経路意匠表示は、
前記横断経路において一方側から他方側へ向かう前記進行方向を表現する第1図形要素と、前記横断経路において前記他方側から前記一方側へ向かう前記進行方向を表現する第2図形要素と、を含む
ことを特徴とする請求項1記載の路面投影装置。
【請求項4】
前記横断歩道の横断状態又は横断準備状態にある歩行者を検知する歩行者検知部を更に有し、
前記制御部は、
前記歩行者検知部が前記歩行者を検知した場合に前記経路投影処理を実行する
ことを特徴とする請求項1記載の路面投影装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記経路投影処理において、
前記歩行者検知部が検知した前記歩行者の進行方向前方側の前記路面に、前記投影部により前記経路意匠表示を投影させる
ことを特徴とする請求項4記載の路面投影装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記経路投影処理において、
前記歩行者検知部の検知結果に基づき、渡り終わりまでの残り距離が最大である1人の前記歩行者の前記進行方向前方側の前記路面に、前記投影部により前記経路意匠表示を投影させる
ことを特徴とする請求項5記載の路面投影装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記意匠縮短処理において、
経時的に前記渡り終わり側に移動させる前記経路意匠表示の渡り始め側の意匠始端の前記図形要素を、それ以外の前記図形要素とは異なる色で前記投影部により表示させる
ことを特徴とする請求項2記載の路面投影装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記信号検出部により前記青信号の点灯状態が検出された場合は、前記投影部により前記経路意匠表示を緑色又は青色で前記路面に投影させ、
前記信号検出部により前記青信号の点滅状態が検出された場合は、前記投影部により前記経路意匠表示の少なくとも一部を暖色で前記路面に投影する
ことを特徴とする請求項1記載の路面投影装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、歩行者に向けた投影表示を横断歩道の路面に対して行う路面投影装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1に記載の交通信号機の表示制御システムが知られている。特許文献1には、信号が変わるまでの残余時間を知らせるための補助灯の役割となる残余時間表示器が付いた歩行者信号機が開示されている(例えば、特許文献1の図1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2009-530704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の交通信号機の表示制御システムでは、横断中の歩行者が信号の点滅に気付いた場合に、歩行速度を上げて渡り切るべきか、横断を諦めて引き返すべきかを判断するのが難しいという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、信号機の点灯や点滅に応じて横断歩道の路面に歩行者向けの投影表示を行うことで、横断歩道を渡り切れるかどうかを容易に判断することが可能となる路面投影装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、歩行者用信号機2が設置された横断歩道を投影対象として設けられる路面投影装置1であって、前記歩行者用信号機2の動作挙動を検出する信号検出部10と、前記横断歩道が描かれた路面3へ所望の投影表示を行う投影部20と、制御部30と、を備え、前記制御部30は、前記信号検出部10により青信号の点灯状態又は点滅状態が検出されているときに、前記横断歩道上における横断経路を表す経路意匠表示Dであって、横断時の進行方向を示す図形要素E(E1,E2)を当該進行方向に沿って前記経路意匠表示Dを、前記投影部20により前記路面に投影させる経路投影処理S5,S8と、前記信号検出部10により検出した前記動作挙動に基づき決定される、前記青信号の点灯状態又は点滅状態の残り時間の減少に応じて、前記横断経路に沿う方向の前記経路意匠表示Dの長さを短くする意匠縮短処理S6,S9と、を実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、信号機における青信号の点灯又は点滅が維持される残り時間を視覚的に分かりやすく表した意匠を、歩行者が横断する路面に投影表示することで、歩行者が横断歩道を渡り切れるか否かを容易に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の第1の実施形態に係る路面投影装置の構成を示すブロック図。
本発明の第1の実施形態に係る路面投影装置における制御部の構成を示す機能ブロック図。
本発明の第1の実施形態に係る路面投影装置において投影部が投影表示する表示態様の一例を示す図。
図3の投影表示において時間の経過に応じて意匠を変化させる場合の表示態様の一例を示す図。
図4の投影表示において経路意匠表示の一部の図形要素を異なる色で投影表示する場合の表示態様の一例を示す図。
本発明の第1の実施形態に係る路面投影装置の動作を示すフローチャート。
本発明の第2の実施形態に係る路面投影装置の構成を示すブロック図。
本発明の第2の実施形態に係る路面投影装置における制御部の構成を示す機能ブロック図。
本発明の第2の実施形態に係る路面投影装置において歩行者が検知された場合に歩行者に共通の表示態様で投影表示した場合の一例を示す図。
本発明の第2の実施形態に係る路面投影装置において歩行者が検知された場合に歩行者ごとに異なる表示態様で投影表示した場合の一例を示す図。
本発明の第2の実施形態に係る路面投影装置において検知された歩行者の歩行速度に応じた表示態様で投影表示した場合の一例を示す図。
本発明の第2の実施形態に係る路面投影装置の動作を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(本発明の第1の実施形態)
本実施形態に係る路面投影装置について、図1ないし図6を用いて説明する。本実施形態に係る路面投影装置は、歩行者用信号機が設置されている横断歩道の路面を投影対象とし、歩行者用信号機の点灯又は点滅に応じて投影表示される表示態様を経時的に変化させるものである。
【0010】
図1は、本実施形態に係る路面投影装置の構成を示すブロック図である。路面投影装置1は、歩行者用信号機2の点灯/点滅の色、点灯/点滅の時間などの動作挙動を検出する信号検出部10と、横断歩道の図柄が描かれた路面3へ所望の投影表示を行う投影部20と、少なくとも信号検出部10からの検出信号に基づいて投影部20が行う投影表示を制御する制御部30とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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