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公開番号
2025112021
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-31
出願番号
2024006041
出願日
2024-01-18
発明の名称
照明制御システム
出願人
三菱電機株式会社
,
三菱電機照明株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
H05B
47/11 20200101AFI20250724BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】本開示は、照度を用いた光源のフィードバック制御において外光による照度の異常を検知し異常を取り除くことができる照明制御システムを提供することを目的とする。
【解決手段】照明制御システムは、照明器具と、照度センサと、照度センサからフィードバックされた照度に基づき光源に対して調光制御を実施するコントローラと、照度センサの検知エリア内のポイントにおける照度であるポイント照度を測定する移動型ロボットとを備える。移動型ロボットは、ポイント照度が所定の閾値を超える場合に照度センサに異常を知らせる警報信号を通知する。照度センサは、警報信号を受信していない過去の期間における照度をコントローラにフィードバックする処理、または、異常が検知されたポイントが検知エリアに占める割合と、該ポイントにおけるポイント照度の増大率に基づき、増大分を取り除く係数をかけた照度をフィードバックする。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
照明器具と、
照度を測定する照度センサと、
前記照度センサからフィードバックされた前記照度に基づき、前記照度センサの照度が目標照度に近づくように前記照明器具の光源に対して調光制御を実施するコントローラと、
前記照度センサの検知エリア内のポイントにおける照度であるポイント照度を測定する移動型ロボットと、
を備え、
前記移動型ロボットは、前記ポイント照度が所定の閾値を超える場合に前記照度センサに異常を知らせる警報信号を通知する処理を実行するように構成され、
前記警報信号を受け付けた前記照度センサは、
前記警報信号を受信していない過去の期間における照度を前記コントローラにフィードバックする処理、または、
異常が検知されたポイントが前記検知エリアに占める割合と、該ポイントにおけるポイント照度の増大率に基づき、増大分を取り除く係数をかけた照度をフィードバックする処理を実行するように構成される、照明制御システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記ポイント照度は前記移動型ロボットが備える分光分布測定器により測定され、
前記移動型ロボットは、
前記ポイント照度から前記光源由来の照度と外光由来の照度を抽出する処理をさらに実行し、
前記増大率は、前記光源由来の照度に対する前記外光由来の照度の比である、請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項3】
前記ポイント照度は前記移動型ロボットに搭載された複数の照度測定装置によりそれぞれ測定され、
前記複数の照度測定装置は、測定面が上方を向くように搭載された第一の照度測定装置と測定面が斜め上方または水平方向を向くように搭載された第二の照度測定装置とを備え、
前記増大率は、前記第一の照度測定装置で測定された前記ポイント照度に対する前記第二の照度測定装置で測定された前記ポイント照度の比である、請求項1に記載の照明制御システム。
【請求項4】
前記警報信号を受け付けた前記照度センサは、前記検知エリアを複数のブロックに分割し、各ブロックにおける照度を測定するセンサであって、
異常が検知されたポイントを担当する前記ブロックを特定する処理と、
特定されたブロックの照度として前記警報信号を受信していない過去の期間における照度を使用し、前記複数のブロックについて平均化した照度を前記コントローラにフィードバックする処理、または、
特定されたブロックを除くブロックを対象として平均化した照度を前記コントローラにフィードバックする処理を実行するように構成される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の照明制御システム。
【請求項5】
照明器具と、
照度を測定する複数の照度センサと、
前記複数の照度センサのそれぞれからフィードバックされた前記照度に基づき、前記複数の照度センサにおける平均照度が目標照度に近づくように前記照明器具の光源に対して調光制御を実施するコントローラと、
前記照度センサの検知エリア内のポイントにおける照度であるポイント照度を測定する移動型ロボットと、
を備え、
前記移動型ロボットは、前記ポイント照度が所定の閾値を超える場合に、該ポイント照度が測定されたポイントを前記検知エリアに含む前記照度センサに対して異常を知らせる警報信号を通知する処理を実行するように構成され、
前記コントローラは、前記警報信号を受け付けていない照度センサを対象に前記平均照度を算出する処理を実行するように構成される、照明制御システム。
【請求項6】
前記移動型ロボットは、機械学習回路とモデル生成回路をさらに備え、
前記ポイント照度の測定結果および該ポイント照度が測定された前記ポイントの位置情報を測定日時情報に紐づけたうえで前記機械学習回路に学習させる処理と、
前記ポイント照度が増大する季節および時間帯を対象に前記移動型ロボットが前記ポイントを通る移動経路を前記モデル生成回路に生成させる処理と、
を実行するように構成され、
前記移動型ロボットは前記移動経路に基づき移動する請求項1または請求項5に記載の照明制御システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は照明制御システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、照度センサで測定された照度に基づき光源の調光値をフィードバック制御する照明器具が開示されている。そこでは、外光が入射されて照度センサの検知電圧信号の電圧値が大きくなるような照度変化があった場合に、制御回路が該電圧値を目標値に保つために光源の調光値を低下させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-269352号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
照明器具に由来しない外光が入り込むことで、照度センサの検知エリア内で部分的に照度が増大する場合がある。この部分的な照度の増大に引っ張られる形で、照度センサの測定値も増大することになる。
【0005】
上述の方法では、照度センサが自己の測定値として増大した照度をフィードバックすることにより、光源の調光値が下げられる。これが原因となり、外光が入り込まない検知エリアの大部分において、目標照度よりも低い照度になってしまうといった問題が生じる。
【0006】
本開示は上述の問題を解決するため、照度を用いた光源のフィードバック制御において外光による照度の異常を検知し異常を取り除くことができる照明制御システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の第一の態様は、
照明器具と、
照度を測定する照度センサと、
前記照度センサからフィードバックされた前記照度に基づき、前記照度センサの照度が目標照度に近づくように前記照明器具の光源に対して調光制御を実施するコントローラと、
前記照度センサの検知エリア内のポイントにおける照度であるポイント照度を測定する移動型ロボットと、
を備え、
前記移動型ロボットは、前記ポイント照度が所定の閾値を超える場合に前記照度センサに異常を知らせる警報信号を通知する処理を実行するように構成され、
前記警報信号を受け付けた前記照度センサは、
前記警報信号を受信していない過去の期間における照度を前記コントローラにフィードバックする処理、または、
異常が検知されたポイントが前記検知エリアに占める割合と、該ポイントにおけるポイント照度の増大率に基づき、増大分を取り除く係数をかけた照度をフィードバックする処理を実行するように構成される、照明制御システムであることが好ましい。
【0008】
本開示の第二の態様は、
照明器具と、
照度を測定する複数の照度センサと、
前記複数の照度センサのそれぞれからフィードバックされた前記照度に基づき、前記複数の照度センサにおける平均照度が目標照度に近づくように前記照明器具の光源に対して調光制御を実施するコントローラと、
前記照度センサの検知エリア内のポイントにおける照度であるポイント照度を測定する移動型ロボットと、
を備え、
前記移動型ロボットは、前記ポイント照度が所定の閾値を超える場合に、該ポイント照度が測定されたポイントを前記検知エリアに含む前記照度センサに対して異常を知らせる警報信号を通知する処理を実行するように構成され、
前記コントローラは、前記警報信号を受け付けていない照度センサを対象に前記平均照度を算出する処理を実行するように構成される、照明制御システムであることが望ましい。
【発明の効果】
【0009】
本開示では、部屋を巡回する移動型ロボットから照度の異常な増大を知らせる警報信号を受け付けた照度センサは、警報信号を受信していない過去の期間における照度、または照度の増大分を取り除く係数をかけた照度をフィードバックする。従って、照度を用いた光源のフィードバック制御において外光による照度の異常を検知し異常を取り除くことができる照明制御システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施の形態1に係る、照明制御システムの構成例を示すブロック図である。
本開示の比較例に係る、外光の影響を説明する図である。
本開示の実施の形態1に係る、移動型ロボットが巡回しながら照度を測定する様子を示す図である。
移動型ロボットへの照度測定装置の搭載方法を説明する図である。
図4の変形例である。
図4の変形例である。
図1の変形例である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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