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公開番号2025115074
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-06
出願番号2024009412
出願日2024-01-25
発明の名称貯湯式給湯機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類F24H 15/172 20220101AFI20250730BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】湯切れ及び無駄な沸上を抑制できる貯湯式給湯機を提供する。
【解決手段】本開示に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、貯湯タンク内の水を加熱する加熱手段と、1日を複数の時間帯に分割する時間帯分割手段と、時間帯分割手段で分割した時間帯毎に予測される給湯量を、分割した時間帯に対応させ、その時間帯での給湯レベルとして設定する給湯レベル設定手段と、加熱手段を動作させ貯湯タンクに貯湯する沸上運転を制御する制御部と、給湯レベル設定手段で設定された給湯レベルに対応する沸上運転を当該時間帯の開始までに完了させるように沸上運転の条件を設定する沸上終了条件設定手段と、を備える。制御部は、沸上終了条件設定手段で設定された条件に従って、沸上運転を実施する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、
前記貯湯タンク内の水を加熱する加熱手段と、
１日を複数の時間帯に分割する時間帯分割手段と、
前記時間帯分割手段で分割した前記時間帯毎に予測される給湯量を、分割した前記時間帯に対応させ、その時間帯での給湯レベルとして設定する給湯レベル設定手段と、
前記加熱手段を動作させ前記貯湯タンクに貯湯する沸上運転を制御する制御部と、
前記給湯レベル設定手段で設定された前記給湯レベルに対応する前記沸上運転を当該時間帯の開始までに完了させるように前記沸上運転の条件を設定する沸上終了条件設定手段と、
を備え、
前記制御部は、前記沸上終了条件設定手段で設定された条件に従って、前記沸上運転を実施する貯湯式給湯機。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、
前記貯湯タンク内の水を加熱する加熱手段と、
１日の時間帯毎に予測される給湯量を、その時間帯での給湯レベルとして設定する給湯レベル設定手段と、
前記給湯レベル設定手段で設定された給湯レベルの差異によって、１日を複数の時間帯に分割する時間帯分割手段と、
前記加熱手段を動作させ前記貯湯タンクに貯湯する沸上運転を制御する制御部と、
前記時間帯分割手段で分割された前記時間帯の開始までに、前記給湯レベル設定手段で設定された前記給湯レベルに対応した前記沸上運転を完了させるように、前記沸上運転の条件を設定する沸上終了条件設定手段と、
を備え、
前記制御部は、前記沸上終了条件設定手段で設定された条件に従って、前記沸上運転を実施する貯湯式給湯機。
【請求項３】
前記時間帯分割手段は、一日を固定時間で分割することが可能である請求項１に記載の貯湯式給湯機。
【請求項４】
前記時間帯分割手段は、１日を使用者によって設定された可変時間で分割することが可能である請求項１に記載の貯湯式給湯機。
【請求項５】
前記給湯レベル設定手段において、前記時間帯毎の給湯レベルを予め設定された複数の固定値から選択可能とした請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
【請求項６】
前記給湯レベル設定手段において、前記時間帯毎の給湯レベルを使用者が変更できる請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
【請求項７】
前記沸上終了条件設定手段で設定された沸上運転条件を利用する「昼夜に無関係な沸上運転モード」と、昼間時間帯の前記給湯レベルに応じて深夜時間帯に前記沸上運転を行う「深夜電力利用の沸上運転モード」とを切替可能な切替手段を備えた請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。
【請求項８】
曜日を把握するカレンダー機能を備え、
前記沸上終了条件設定手段は、前記時間帯毎の前記給湯レベルを、曜日ごとに分けて認識し、
前記制御部は、前記曜日ごとに分けられた前記給湯レベルに応じて設定された前記条件に従って、前記沸上運転を実施する請求項１から請求項４のいずれか一項に記載の貯湯式給湯機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、貯湯式給湯機に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、貯湯式給湯機は、電気料金単価の割安な深夜時間帯に翌日の昼間に予測される給湯量を確保するための沸上運転を行い、昼間時間帯は湯切れを防止するための沸上運転を行っている。
【０００３】
特許文献１には、昼間時間帯・深夜時間帯の沸上制御の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０２１－７６３４１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
従来の貯湯式給湯機では昼間時間帯に給湯を実施し深夜時間帯は給湯を実施しない使用状況を想定しているが、これでは深夜時間帯に給湯を実施し昼間時間帯は給湯を実施しない使用状況では湯切れが発生または無駄な沸上が発生するという問題がある。
【０００６】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、湯切れ及び無駄な沸上を抑制できる貯湯式給湯機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、貯湯タンク内の水を加熱する加熱手段と、１日を複数の時間帯に分割する時間帯分割手段と、時間帯分割手段で分割した時間帯毎に予測される給湯量を、分割した時間帯に対応させ、その時間帯での給湯レベルとして設定する給湯レベル設定手段と、加熱手段を動作させ貯湯タンクに貯湯する沸上運転を制御する制御部と、給湯レベル設定手段で設定された給湯レベルに対応する沸上運転を当該時間帯の開始までに完了させるように沸上運転の条件を設定する沸上終了条件設定手段と、を備え、制御部は、沸上終了条件設定手段で設定された条件に従って、沸上運転を実施するものである。
また、本開示に係る貯湯式給湯機は、貯湯タンクを内蔵する貯湯タンクユニットと、貯湯タンク内の水を加熱する加熱手段と、１日の時間帯毎に予測される給湯量を、その時間帯での給湯レベルとして設定する給湯レベル設定手段と、給湯レベル設定手段で設定された給湯レベルの差異によって、１日を複数の時間帯に分割する時間帯分割手段と、加熱手段を動作させ貯湯タンクに貯湯する沸上運転を制御する制御部と、時間帯分割手段で分割された時間帯の開始までに、給湯レベル設定手段で設定された給湯レベルに対応した沸上運転を完了させるように、沸上運転の条件を設定する沸上終了条件設定手段と、を備え、制御部は、沸上終了条件設定手段で設定された条件に従って、沸上運転を実施するものである。
【発明の効果】
【０００８】
本開示によれば、貯湯式給湯機の使用状況によって沸上運転をすることができる貯湯式給湯機を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
実施の形態１に係る貯湯式給湯機を示す図である。
実施の形態１の制御動作を示すフローチャートである。
実施の形態２の制御動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下の説明において、「水」、「湯」、「温水」、「湯水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。また、以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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