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公開番号
2025104462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222284
出願日
2023-12-28
発明の名称
電気接続部
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類
H01R
4/34 20060101AFI20250703BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】接触不良が生じた電線接続部の赤熱部が電線側に進展することを抑制することのできる電気接続部を提供する。
【解決手段】本開示に係る電気接続部は、1つまたは複数の電線接続部と、電線接続部のそれぞれに接続される電線と、電線接続部を保持する保持台と、電線よりも導体部の断面積が小さく、一端側が電線と接触している状態で電線接続部に配置された細径導体と、細径導体の他端側に接続された温度検知素子と、を備えた。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
1つまたは複数の電線接続部と、
前記電線接続部のそれぞれに接続される電線と、
前記電線接続部を保持する保持台と、
前記電線よりも導体部の断面積が小さく、一端側が前記電線と接触している状態で前記電線接続部に配置された細径導体と、
前記細径導体の他端側に接続された温度検知素子と、
を備えた電気接続部。
続きを表示(約 520 文字)
【請求項2】
前記温度検知素子の検知温度が所定の温度以上となった場合に、前記電線接続部への通電を遮断する遮断手段をさらに備えた請求項1に記載の電気接続部。
【請求項3】
前記細径導体は、前記電線接続部の周囲に全周にわたって設置される請求項1または請求項2に記載の電気接続部。
【請求項4】
前記電線接続部の上端と前記電線接続部の下端とに前記細径導体がそれぞれ設置され、
2本の前記細径導体が前記温度検知素子に接続される請求項1または請求項2に記載の電気接続部。
【請求項5】
前記電線接続部の上端と前記電線接続部の下端とに前記細径導体がそれぞれ設置され、
2本の前記細径導体が、それぞれ別の前記温度検知素子に接続される請求項1または請求項2に記載の電気接続部。
【請求項6】
前記電線接続部と前記電線の接続が緩んだ場合に、前記細径導体と前記電線接続部とは非接触の状態を維持する請求項1または請求項2に記載の電気接続部。
【請求項7】
前記細径導体の他端側を前記保持台に導通させる接点を有する請求項1または請求項2に記載の電気接続部。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電気接続部に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1に開示された従来の電気接続部は、電線接続部を複数有する桁部と、桁部を支持する脚部とを備える金具と、脚部がはんだ付けされる銅箔パターンを有する基板と、を含み、電線接続部に接続された電線同士を電気的に接続する基板実装端子台であって、基板に、銅箔パターンとの絶縁沿面距離を確保して配置された温度検知素子実装用銅箔パターンと、銅箔パターンにはんだ付けされた温度検知素子と、温度検知素子の測定結果を出力するコネクタとを備え、電線接続部での接触不良による温度上昇を、温度検知素子が検出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-146545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術は、大電流を使用する場合であれば発熱が大きいため、温度検知素子による検知は有効である。しかしながら、小電流では、接触不良が生じた電線接続部に亜酸化銅などの金属酸化物が生成することによる赤熱現象が生じ、この場合は局所的に高温になるため、従来技術の構成では温度検知が困難である。したがって、小電流で生じる金属酸化物による赤熱現象の検知も可能な構成が必要である。
【0005】
本開示は、上述のような課題を解決するためになされた。本開示の目的は、接触不良が生じた電線接続部の赤熱部が電線側に進展することを抑制することのできる電気接続部を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る電気接続部は、1つまたは複数の電線接続部と、電線接続部のそれぞれに接続される電線と、電線接続部を保持する保持台と、電線よりも導体部の断面積が小さく、一端側が電線と接触している状態で電線接続部に配置された細径導体と、細径導体の他端側に接続された温度検知素子と、を備えた電気接続部と、を備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、接触不良が生じた電線接続部の赤熱部が電線側に進展することを抑制することのできる電気接続部を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る電気接続部を模式的に示す斜視図である。
実施の形態1による電気接続部の機能ブロック図である。
実施の形態2による電気接続部を模式的に表す正面図である。
実施の形態2による電気接続部を模式的に表す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。以下に示す実施の形態に示した構成は、本開示に係る技術的思想の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本開示に記載の複数の技術的思想を組み合わせることも可能である。また、本開示の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略または変更することも可能である。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る電気接続部を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、実施の形態1における電気接続部である端子台10は、ねじ2及び保持台4からなる電線接続部1と、電線接続部1に接続される電線3と、電線3よりも導体部の断面積が小さい細径導体5と、細径導体5に接続される温度検知素子6とを有する。保持台4には、ねじ2が螺合するねじ穴が形成されている。電線接続部1は、ねじ2と、ねじ穴の周囲の保持台4とで構成される。一つの端子台10に複数の電線接続部1が設けられていてもよい。細径導体5の一端側は、電線3と接触している状態で電線接続部1に配置されている。細径導体5の他端側に温度検知素子6が接続されている。電線3の先端部は、ねじ2の軸部に巻き付いていてもよい。電線3の先端に取り付けられた金具がねじ2と接触していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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