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公開番号2025095375
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211328
出願日2023-12-14
発明の名称インクジェット描画装置
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類B41J 2/01 20060101AFI20250619BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】ヘッドの傾きを機械的に調整することなく、ヘッドの傾きに起因する描画不良を抑制する。
【解決手段】インクジェット描画装置は、記録媒体を載置可能であり、Y軸方向に移動可能なステージと、ノズル列を備えるヘッドを装着可能であり、X軸方向に移動可能なキャリッジと、形成すべき画像を示す画像データに従って前記ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に描画する制御部と、を有し、前記制御部は、XY平面における前記ヘッドの傾きに応じて、前記キャリッジに対する前記記録媒体の相対搬送方向をXY平面において傾斜させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
記録媒体を載置可能であり、Y軸方向に移動可能なステージと、
ノズル列を備えるヘッドを装着可能であり、X軸方向に移動可能なキャリッジと、
形成すべき画像を示す画像データに従って前記ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に描画する制御部と、を有し、
前記制御部は、XY平面における前記ヘッドの傾きに応じて、前記キャリッジに対する前記記録媒体の相対搬送方向をXY平面において傾斜させる、
インクジェット描画装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記記録媒体の前記相対搬送方向が、Y軸方向に対して前記ヘッドの傾きに応じた傾き角度をなすように、X軸方向における前記キャリッジの移動速度及びY軸方向における前記ステージの移動速度をそれぞれ設定する、
請求項1に記載のインクジェット描画装置。
【請求項3】
前記制御部は、XY平面における前記記録媒体の傾きに応じて、前記画像データの前記形成すべき画像をXY平面において傾斜させる、
請求項1に記載のインクジェット描画装置。
【請求項4】
カメラをさらに有し、
前記制御部は、前記カメラで撮影された前記ステージ上の前記記録媒体の基準位置を検知して、前記記録媒体の傾きを算出する、
請求項1に記載のインクジェット描画装置。
【請求項5】
前記カメラは、前記ヘッドと共にX軸方向に移動可能である、
請求項4に記載のインクジェット描画装置。
【請求項6】
前記制御部は、テスト画像の描画時にインクを吐出する吐出ノズル同士の間に、前記テスト画像の描画時にインクを吐出しない非吐出ノズルを少なくとも一つ介在させて、前記テスト画像のドットをX軸方向で離間させる、
請求項1に記載のインクジェット描画装置。
【請求項7】
前記記録媒体はプリント基板であり、
前記インクはソルダーレジストインクである、
請求項1に記載のインクジェット描画装置。
【請求項8】
前記インクはゲルを含み、
前記制御部は、前記インクを加熱状態で吐出させ、前記記録媒体への前記インクの着弾による前記インクのゲル化により、前記記録媒体上で前記インクをピニングする、
請求項1に記載のインクジェット描画装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット描画装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
記録媒体が載置されたステージを副走査方向(以下、Y軸方向ともいう)へ移動させると共に、ステージ上方で主走査方向(以下、X軸方向ともいう)に移動可能なヘッドのノズルから記録媒体へインクを吐出する、インクジェット描画装置が知られている。このようなインクジェット描画装置において、画像不良の発生及びこれに伴うダウンタイムの発生を防ぐには、ステージ上に載置される記録媒体の姿勢及びヘッドの姿勢を適切に調整することが求められる。例えば特許文献1に記載された従来のインクジェット記録装置は、ヘッドのキャリッジを回転することで、ヘッドの傾きを補正する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-012874号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来のインクジェット記録装置においては、ヘッドの傾き補正のためにヘッドのキャリッジを機械的に変位(回転)させる補正機構が必要となる。しかしながら、キャリッジの機械的な調整を行うこと自体、ダウンタイムを発生させることになる。また、機械的な調整のための構成を加えることで、構成が複雑化するという課題がある。
【0005】
本発明の目的は、ヘッドの傾きを機械的に調整することなく、ヘッドの傾きに起因する描画不良を抑制することができる、インクジェット描画装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るインクジェット描画装置の一態様は、
記録媒体を載置可能であり、Y軸方向に移動可能なステージと、
ノズル列を備えるヘッドを装着可能であり、X軸方向に移動可能なキャリッジと、
形成すべき画像を示す画像データに従って前記ノズル列からインクを吐出させて前記記録媒体に描画する制御部と、を有し、
前記制御部は、XY平面における前記ヘッドの傾きに応じて、前記キャリッジに対する前記記録媒体の相対搬送方向をXY平面において傾斜させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、装置全体の構成を複雑化することなく、ヘッドの傾き又は記録媒体の傾きがあっても描画不良を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施の形態に係るインクジェット描画装置を上方から見た構成を示す模式図である。
図2は、図1に示すインクジェット描画装置のII-II矢視断面図である。
図3は、実施の形態に係るインクジェット描画装置の制御系を示すブロック図である。
図4は、実施の形態に係るインクジェット描画装置において実行される傾き補正描画方法を説明するためのフローチャートである。
図5Aは、ヘッドが正常位置にあるときのヘッドの傾きの算出について説明するための図であり、図5Bは、ヘッドが時計回り方向に傾いているときのヘッドの傾きの算出について説明するための図であり、図5Cは、ヘッドが反時計回り方向に傾いているときのヘッドの傾きの算出について説明するための図である。
図6Aは、記録媒体が正常位置にあるときの記録媒体の傾きの算出について説明するための図であり、図6Bは、記録媒体が時計回り方向に傾いているときの記録媒体の傾きの算出について説明するための図であり、図6Cは、記録媒体が反時計回り方向に傾いているときの記録媒体の傾きの算出について説明するための図である。
図7は、ヘッド及び記録媒体に生じた傾きの一例を示す図である。
図8は、ヘッドの傾きを吸収するための駆動条件の算出及び適用について説明するための図である。
図9Aは、傾きのない記録媒体に対して描画すべき画像の一例を示す図であり、図9Bは、傾きのある記録媒体に対する描画すべき画像の回転補正例を示す図である。
図10Aは、ヘッドも記録媒体も傾いていない場合のパス分割例を示す図であり、図10Bは、ヘッド及び記録媒体が傾いている場合のパス分割例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態において、X軸方向は、主走査方向であり、左右方向である。X軸方向の一方側は、右方向であり、X軸方向の他方側は、左方向である。Y軸方向は、副走査方向であり、前後方向である。Y軸方向の一方側は、前方向であり、Y軸方向の他方側は、後方向である。Y軸方向は、搬送方向でもあり、Y軸方向を搬送方向として捉えた場合、前方向は、搬送方向の順方向であり、後方向は、搬送方向の逆方向である。
【0010】
図1から図3を参照して、本実施の形態に係るインクジェット描画装置10の構成について説明する。図1は、インクジェット描画装置10を上方から見た構成を示す模式図である。図2は、図1に示すインクジェット描画装置10のII-II矢視断面図である。図3は、インクジェット描画装置10の制御系を示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)

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