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公開番号2025095528
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211586
出願日2023-12-14
発明の名称車両
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類B60W 50/14 20200101AFI20250619BHJP(車両一般)
要約【課題】駐車場に駐車する車両の位置を容易に特定する。
【解決手段】車両は、ドライバが車外に位置している状態で、ドライバに関する識別情報を識別する識別装置と、車体を上下方向、ピッチ方向、ロール方向、前後方向のうち少なくともいずれかの方向に揺動可能な揺動発生装置と、1つまたは複数のプロセッサと、当該プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリとを有する制御装置と、を備え、プロセッサは、識別装置が識別情報を識別した場合、揺動発生装置により車体を上下方向、ピッチ方向、ロール方向、前後方向のうち少なくともいずれかの方向に揺動させること、を含む処理を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ドライバが車外に位置している状態で、ドライバに関する識別情報を識別する識別装置と、
車体を上下方向、ピッチ方向、ロール方向、前後方向のうち少なくともいずれかの方向に揺動可能な揺動発生装置と、
1つまたは複数のプロセッサと、当該プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリとを有する制御装置と、
を備え、
前記プロセッサは、
前記識別装置が前記識別情報を識別した場合、前記揺動発生装置により前記車体を前記上下方向、前記ピッチ方向、前記ロール方向、前記前後方向のうち少なくともいずれかの方向に揺動させること、
を含む処理を実行する、
車両。
続きを表示(約 890 文字)【請求項2】
前記揺動発生装置は、
前記車両の前輪および後輪の少なくとも一方に制動力を与える制動装置と、
前記前輪および前記後輪の少なくとも一方に駆動力を与える駆動源と、
を有し、
前記プロセッサは、
前記識別装置が前記識別情報を識別した場合、前記前輪および前記後輪の一方に前記制動力を与え、前記前輪および前記後輪の他方に前記駆動力を与えることで、前記車体を前記上下方向に揺動させること、
を含む処理を実行する、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記揺動発生装置は、
前記車両の前輪および後輪の少なくとも一方に制動力を与える制動装置と、
前記前輪および前記後輪の少なくとも一方に駆動力を与える駆動源と、
を有し、
前記プロセッサは、
前記識別装置が前記識別情報を識別した場合、前記前輪および前記後輪の少なくとも一方に前記駆動力を与えた後、前記前輪および前記後輪の少なくとも一方に前記制動力を与えることで、前記車体を前記ピッチ方向に揺動させること、
を含む処理を実行する、
請求項1に記載の車両。
【請求項4】
前記揺動発生装置は、
前記車両の前輪を所定の回転軸周りに回動可能な駆動力を与える転舵装置
を有し、
前記プロセッサは、
前記識別装置が前記識別情報を識別した場合、前記前輪を前記回転軸周りに回動させることで、前記車体を前記ロール方向に揺動させること、
を含む処理を実行する、
請求項1に記載の車両。
【請求項5】
前記揺動発生装置は、
前記車両のサスペンション装置のスプリングの振動を減衰させる減衰力を調整可能な電子制御ダンパ
を有し、
前記プロセッサは、
前記識別装置が前記識別情報を識別した場合、前記減衰力を低減させること、
を含む処理を実行する、
請求項1~4のいずれか1項に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両には、駐車場での自体の位置をドライバに特定させるため、音や光を発生させる機能を有するものがある。例えば、特許文献1には、ドライバが所有する携帯型送信機から車両探索信号が発信され、車載型受信機が車両探索信号を受信した際に、車両のクラクション装置、前照灯、車幅灯、駐車灯を制御することについて開示がある。特許文献1に記載の発明によれば、車両のクラクションの音やランプの光を発生させることにより、ドライバは、駐車場での自身が所有する車両の位置を特定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-231699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、混雑した駐車場において、ドライバは、駐車場に駐車している多数の車両の中から、自身が所有する車両を特定することが困難な場合がある。例えば、特許文献1に記載の発明のように、車両のクラクションの音を発生させた場合、ドライバは、音が発生した大凡の方向を特定することができても、自身が所有する車両の位置まで特定することは困難である。また、車両のランプの位置が車両の車高より低い位置に設けられていることから、例えば、特許文献1に記載の発明のように、車両のランプの光を発生させたとしても、ランプの光が他車両に遮られてしまうことがあり、ランプの視認性が悪い場合があった。ドライバがランプの光を視認できない場合、ドライバ自身が所有する車両を特定することは困難になる。
【0005】
そこで、本発明は、駐車場に駐車する車両の位置を容易に特定可能な車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明の車両は、
ドライバが車外に位置している状態で、ドライバに関する識別情報を識別する識別装置と、
車体を上下方向、ピッチ方向、ロール方向、前後方向のうち少なくともいずれかの方向に揺動可能な揺動発生装置と、
1つまたは複数のプロセッサと、当該プロセッサに接続される1つまたは複数のメモリとを有する制御装置と、
を備え、
前記プロセッサは、
前記識別装置が前記識別情報を識別した場合、前記揺動発生装置により前記車体を前記上下方向、前記ピッチ方向、前記ロール方向、前記前後方向のうち少なくともいずれかの方向に揺動させること、
を含む処理を実行する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、駐車場に駐車する車両の位置を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る車両の構成を示す概略側面図である。
図2は、本実施形態に係る車両の構成を示す概略ブロック図である。
図3は、本実施形態に係る制御装置の機能構成の一例を示すブロック図である。
図4は、本実施形態に係る車両の車体をピッチ方向に揺動している様子を示す第1図である。
図5は、本実施形態に係る車両の車体をピッチ方向に揺動している様子を示す第2図である。
図6は、本実施形態に係る車両の車体をロール方向に揺動している様子を示す第1図である。
図7は、本実施形態に係る車両の車体をロール方向に揺動している様子を示す第2図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料、数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
【0010】
図1は、本実施形態に係る車両100の構成を示す概略側面図である。図2は、本実施形態に係る車両100の構成を示す概略ブロック図である。図1では、車両100を基準として、上下および前後が矢印で示されている。図1において、矢印Fは、車両100の前進方向である前方向を示し、矢印Bは、車両100の後進方向である後方向を示している。また、矢印Uは、車両100の上方向を示し、矢印Dは、車両100の下方向を示している。
(【0011】以降は省略されています)

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