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公開番号
2025110533
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-29
出願番号
2024004418
出願日
2024-01-16
発明の名称
車両
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人青海国際特許事務所
主分類
B60K
1/04 20190101AFI20250722BHJP(車両一般)
要約
【課題】バッテリセルの変形あるいは損傷を抑制可能な車両を提供する。
【解決手段】車両は、複数のバッテリセル422と、複数のバッテリセルを結合するバインダ424とを有する複数のバッテリモジュール420と、複数のバッテリモジュールを収容するバッテリケースと、車両の衝突を検出する衝突センサと、衝突センサによる車両の衝突の検出に応じて、バインダによる複数のバッテリセルの結合を解除する解除機構と、を備え、バッテリケース内において、複数のバッテリモジュールは、車両の衝突方向に離隔して配置されており、離隔された複数のバッテリモジュールの間には、バインダによる結合が解除されたときに複数のバッテリセルが移動可能な空間が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルを結合するバインダとを有する複数のバッテリモジュールと、
前記複数のバッテリモジュールを収容するバッテリケースと、
車両の衝突を検出する衝突センサと、
前記衝突センサによる前記車両の衝突の検出に応じて、前記バインダによる前記複数のバッテリセルの結合を解除する解除機構と、
を備え、
前記バッテリケース内において、前記複数のバッテリモジュールは、前記車両の衝突方向に離隔して配置されており、前記離隔された複数のバッテリモジュールの間には、前記バインダによる結合が解除されたときに前記複数のバッテリセルが移動可能な空間が形成されている、
車両。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記バインダの一部には、他の部分に比べて強度が低い脆弱部が設けられており、
前記解除機構は、前記車両の衝突の検出に応じて、前記バインダの前記脆弱部を破断することによって、前記バインダによる前記複数のバッテリセルの結合を解除する、
請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記脆弱部には、切り欠き溝が形成されており、
前記解除機構は、前記脆弱部の前記切り欠き溝に対向して配置されるインフレーターを含み、前記車両の衝突の検出に応じて、前記インフレーターから発生するガスのガス圧によって前記切り欠き溝を破断することによって、前記バインダによる前記複数のバッテリセルの結合を解除する、
請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記バッテリケース内において、前記複数のバッテリモジュールは、前記車両の左右方向に所定間隔、離隔して配置されており、
前記所定間隔は、前記車両の左右方向から前記車両に物体が衝突した場合の前記バッテリケースの変形量以上である、
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両。
【請求項5】
前記衝突センサは、前記車両に搭載されるサイドエアバッグのセンサである、
請求項1~3のいずれか1項に記載の車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、車両には、走行用のモータと、走行用のモータに電力を供給するバッテリが搭載される場合がある。車両に搭載されるバッテリは、Liイオン電池等の液系電池であることが多い。ここで、Liイオン電池は、例えば車両事故等で衝突荷重あるいは衝撃が加わった際に、変形あるいは損傷し、内部短絡が起きることで、熱暴走を起こし、発火あるいは爆発し、車両火災に繋がる原因となり得る。
【0003】
このような車両火災を予防するため、例えば、特許文献1には、バッテリケースの内部空間に、火災抑制剤、火災遅延剤、消火剤などを投入可能なディスペンサを設ける技術について開示がある。特許文献1に記載の技術では、バッテリケースの内部に複数のバッテリセルが収容され、各バッテリセルに隣接してディスペンサの開口部が配置されている。これにより、車両事故の際に、ディスペンサの開口部から各バッテリセルに向かって火災抑制剤、火災遅延剤、消火剤などを投入することができ、車両火災を予防することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2014-517986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、車両火災の要因となり得るバッテリセルの変形あるいは損傷を抑制するものではない。したがって、バッテリセルのうちディスペンサの開口部と対向する部位以外の部位において変形あるいは損傷が発生し、当該部位に火災抑制剤、火災遅延剤、消火剤などが供給されない場合、車両火災に繋がるおそれがある。
【0006】
そこで、本発明は、バッテリセルの変形あるいは損傷を抑制可能な車両を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の車両は、
複数のバッテリセルと、前記複数のバッテリセルを結合するバインダとを有する複数のバッテリモジュールと、
前記複数のバッテリモジュールを収容するバッテリケースと、
車両の衝突を検出する衝突センサと、
前記衝突センサによる前記車両の衝突の検出に応じて、前記バインダによる前記複数のバッテリセルの結合を解除する解除機構と、
を備え、
前記バッテリケース内において、前記複数のバッテリモジュールは、前記車両の衝突方向に離隔して配置されており、前記離隔された複数のバッテリモジュールの間には、前記バインダによる結合が解除されたときに前記複数のバッテリセルが移動可能な空間が形成されている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バッテリセルの変形あるいは損傷を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る車両の構成を示す側面図である。
図2は、本実施形態に係るバッテリパックの構成を示す斜視図である。
図3は、本実施形態に係るバッテリモジュールの構成を示す斜視図である。
図4は、本実施形態に係るバインダの一例を示す斜視図である。
図5は、本実施形態に係るバインダの脆弱部の構成を示す部分拡大図である。
図6は、本実施形態に係る解除機構の一例を示す斜視図である。
図7は、本実施形態に係る車両の構成を示すブロック図である。
図8は、本実施形態に係る制御装置の機能構成を示すブロック図である。
図9は、本実施形態に係る車両の側面衝突時におけるバッテリパックの内部構成を示す構成図である。
図10は、本実施形態に係る車両の側面衝突後におけるバッテリパックの内部構成を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料、数値等は、発明の理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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