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公開番号2025096852
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212799
出願日2023-12-18
発明の名称皮剥器
出願人ネグロス電工株式会社,株式会社永木精機
代理人個人
主分類H02G 1/12 20060101AFI20250623BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】被覆に対する研磨具の干渉を防止でき、且つ、未処理の被覆の際まで残留被覆を除去できる皮剥器を提供する。
【解決手段】皮剥器1の本体2の中央領域に刃体4と研磨部6とが設けられている。研磨部6は、本体2に対して皮剥器進行方向へスライド可能に配置される摺動体8と、導線の残留被覆を除去するブラシ体10とから構成されている。研磨部6は、皮剥器進行方向に向けて付勢されており、電線収容口2aから収容される電線の被覆の端縁に対してブラシ体10の進行方向の前方側が押し当てられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電線の周りに刃体を相対回転させて端部から被覆を除去する皮剥器であって、
前記電線の導線の表面に当接可能に配置され、且つ、前記電線の長手方向に沿ってスライド可能に設けられた研磨部と、
前記電線が収容される向きに抗して前記研磨部を付勢する付勢手段と
を備えたことを特徴とする皮剥器。
続きを表示(約 65 文字)【請求項2】
前記刃体は、前記研磨部のスライド範囲の内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の皮剥器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線の端部から螺旋状に被覆を剥ぎ取る皮剥器に関し、特に、剥ぎ取り後の残留被覆を除去することのできる研磨具付きの皮剥器に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、被覆を有する電線の周りに相対回転させながら、端部から螺旋状に被覆を剥ぎ取る皮剥器が用いられている。そのような従来の皮剥器において、剥ぎ取り後の残留被覆をブラシ等の研磨具によって完全に除去する皮剥器も知られている。
【0003】
図8は従来のケーブル被覆剥離工具を示す図である。
【0004】
ケーブル被覆剥離工具100は電線の被覆を端部から螺旋状に切断しながら剥ぎ取る工具である。軸方向に形成された挿入口104から挿入した電線に対して相対的に回転させながら被覆が剥ぎ取られる。本体101に対して刃体102が傾斜して配置されている。そして、皮剥器進行方向において刃体102よりも僅かに後方側に残留被覆除去用のブラシ103が配置されている。このように構成することにより、刃体102によって被覆を螺旋状に剥ぎ取りながら、同時に残留被覆をブラシ103によって除去することができる。
【0005】
このようなケーブル被覆剥離工具については、特許文献1に記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-104931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ブラシ103は、残留被覆を完全に除去するために、導線の表面に当接可能な径方向位置に配置される。よって、未処理の被覆の上にブラシ103が乗り上げてしまうと、ブラシ103の先端が被覆の厚さ分だけ強制的に持ち上げられて変形する恐れがある。そして、一旦変形してしまうと、僅かではあっても導線との間に隙間が生じるので、残留被覆の除去が不十分になってしまう。
【0008】
ところで、被覆は螺旋状に剥ぎ取られるので、未処理の被覆にブラシ103が乗り上げないようにするためには、電線の長手方向において、ブラシ103を刃体102の進行位置よりも僅かに後方に配置する必要がある。
【0009】
しかし、刃体102が長手方向において所定の切削位置に達すると、刃体102及びブラシ103の電線に対する長手方向への相対的な進行が停止して同じ位置で空転するので、刃体102とブラシ103との間の長手方向の差に相当する幅の帯状の領域の残留被覆を除去できない。
【0010】
このように、従来の構成では、ブラシの損傷を生じさせないようにしながら、被覆の剥ぎ取り際まで正確に残留被覆を除去することは困難であると思われていた。
(【0011】以降は省略されています)

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