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公開番号2025098315
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214368
出願日2023-12-20
発明の名称ブラインド用取付ブラケット
出願人株式会社ニチベイ
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類E06B 9/323 20060101AFI20250625BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約【課題】スライドブロックの係止部の強度や耐久性を向上させるための材料の選択幅を広げることが可能なブラインド用取付ブラケットを提供すること。
【解決手段】ブラインド用取付ブラケットは、固定面に固定されるブラケット本体と、前記ブラケット本体にスライド可能に保持されるスライドブロックと、前記スライドブロックを前記スライド方向の一側に付勢する付勢手段と、を具備する。前記ブラケット本体は、前記スライド方向の一端に第1係止部を有し、前記スライドブロックは、前記スライド方向の他端に第2係止部を有し、前記ブラインド用取付ブラケットは、前記第1係止部と前記第2係止部と前記付勢手段の付勢力とによってブラインド支持部材の短手方向両端部を支持可能である。前記スライドブロックは、前記ブラケット本体にスライド可能に保持される第1構成部材と、前記第2係止部を有するとともに前記第1構成部材の上面に載置係合し一体に構成された状態でスライド可能に設けられる第2構成部材と、を有する。
【選択図】図18
特許請求の範囲【請求項１】
固定面に固定されるブラケット本体と、
前記ブラケット本体にスライド可能に保持されるスライドブロックと、
前記スライドブロックを前記スライド方向の一側に付勢する付勢手段と、
を具備し、
前記ブラケット本体は、前記スライド方向の一端に第１係止部を有し、
前記スライドブロックは、前記スライド方向の他端に第２係止部を有し、
前記第１係止部と前記第２係止部と前記付勢手段の付勢力とによってブラインド支持部材の短手方向両端部を支持可能なブラインド用取付ブラケットであって、
前記スライドブロックは、
前記ブラケット本体にスライド可能に保持される第１構成部材と、
前記第２係止部を有するとともに前記第１構成部材の上面に載置係合し一体に構成された状態でスライド可能に設けられる第２構成部材と、を有する
ブラインド用取付ブラケット。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
請求項１に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記第１構成部材は、前記付勢手段の付勢力に抗する方向に操作可能な操作部を有する
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項３】
請求項２に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記第２構成部材は、
前記第１構成部材の一部に係合する第１係合部と、
前記第２係止部の一部に形成され、前記第１構成部材の前記スライド方向の他端に係合する第２係合部と、を有する
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項４】
請求項１に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記第２構成部材は、前記付勢手段の付勢力に抗する方向に操作可能な操作部を有する
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項５】
請求項４に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記第２構成部材は、
前記操作部の一部に形成され、前記第１構成部材の前記スライド方向の一端に係合する第１係合部と、
前記第２係止部の一部に形成され、前記第１構成部材の前記スライド方向の他端に係合する第２係合部と、を有する
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項６】
請求項１に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記ブラケット本体は、前記スライドブロックをスライド可能に保持する保持部を有し、
前記第２構成部材は、前記ブラケット本体の鉛直方向に対して少なくとも一部が前記保持部と重複する形状に形成される
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項７】
請求項１に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記第２構成部材は、前記第１構成部材よりも強度の高い素材で形成される
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項８】
請求項７に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記第２構成部材は、薄板材を曲げ加工及びせん断加工したプレス成形品から形成される
ブラインド用取付ブラケット。
【請求項９】
請求項１に記載のブラインド用取付ブラケットであって、
前記ブラケット本体は、当該ブラケット本体を前記固定面に固定するためのネジを挿通可能な挿通孔を有し、
前記第１構成部材は、前記挿通孔を露出可能な第１の開口部を有し、
前記第２構成部材は、前記第１の開口部に対応して前記挿通孔を露出可能な第２の開口部を有する
ブラインド用取付ブラケット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ブラインド用取付ブラケットに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
従来のブラインド用取付ブラケットとして、下記特許文献１に記載のものが知られている。
【０００３】
同文献に示されるブラインド用取付ブラケットは、ブラケット本体と、ブラケット本体にスライド可能に支持されるスライドブロックと、スライドブロックを付勢する付勢手段とを備え、ブラケット本体及びスライドブロックの各々に設けられた係止部によりブラインドのヘッドボックス（支持部材）を支持可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実用新案登録第３１５０５５５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、この種のブラインド用取付ブラケットでは、スライドブロックの一部が室内側に露出するため、意匠性の点からスライドブロックをヘッドボックスと同系色とすることが好ましい。しかし、ヘッドボックスの色数に応じてスライドブロックを多数用意することは部品管理上好ましくないため、透明樹脂で形成されたスライドブロックを用いるのが一般的である。
【０００６】
しかしながら、スライドブロックを透明樹脂で形成すると、荷重負荷がかかるスライドブロックの係止部の強度や耐久性を向上させるための材料の選択幅が狭くなってしまうという課題があった。
【０００７】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、スライドブロックの係止部の強度や耐久性を向上させるための材料の選択幅を広げることが可能なブラインド用取付ブラケットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るブラインド用取付ブラケットは、固定面に固定されるブラケット本体と、前記ブラケット本体にスライド可能に保持されるスライドブロックと、前記スライドブロックを前記スライド方向の一側に付勢する付勢手段と、を具備する。前記ブラケット本体は、前記スライド方向の一端に第１係止部を有し、前記スライドブロックは、前記スライド方向の他端に第２係止部を有し、前記ブラインド用取付ブラケットは、前記第１係止部と前記第２係止部と前記付勢手段の付勢力とによってブラインド支持部材の短手方向両端部を支持可能である。前記スライドブロックは、前記ブラケット本体にスライド可能に保持される第１構成部材と、前記第２係止部を有するとともに前記第１構成部材の上面に載置係合し一体に構成された状態でスライド可能に設けられる第２構成部材と、を有する。
【０００９】
この構成によれば、ブラケット本体に保持される第１構成部材と第２係止部を有する第２構成部材とを別部品とすることができるため、スライドブロックの係止部の強度や耐久性を向上させるための材料の選択幅を広げることが可能となる。例えば第１構成部材を従来通り樹脂系の材料で形成し、第２構成部材を金属系の材料で形成することで、スライドブロックの係止部の強度や耐久性を向上させることもできる。また、スライドブロックの保持構造については既存のブラケット本体の仕様を容易に流用できるため、設計変更に伴うコストの抑制が可能となる。
【００１０】
前記第１構成部材は、前記付勢手段の付勢力に抗する方向に操作可能な操作部を有してもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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