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公開番号2025098397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214498
出願日2023-12-20
発明の名称外用組成物
出願人サンスター株式会社
代理人
主分類A61K 8/9789 20170101AFI20250625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明の課題は、亜鉛、及びヨモギエキスを安定に含有する製剤を提供することにある。
【解決手段】外用組成物は、ヨモギエキス、及び適切な条件を満足するようにクエン酸、クエン酸ナトリウム、並びに亜鉛を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ヨモギエキス、及び水溶性亜鉛塩を含み、
さらに下記条件を満足するクエン酸類を含有する外用組成物。
亜鉛量 0.1質量％以下
クエン酸Na/クエン酸（含有質量比）１０－１８９
クエン酸換算値０．４－７．２
クエン酸換算値/亜鉛量７．５－１１２
続きを表示（約 50 文字）【請求項２】
前記水溶性亜鉛塩がグルコン酸亜鉛である、請求項１に記載の外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、外用組成物等に関する。なお、本明細書に記載される全ての文献の内容は参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１に示すように、育毛用組成物において水溶性亜鉛塩の一種であるグルコン酸亜鉛とオウゴンエキスを併用すると白濁が発生するが、シクロヘキサンジカルボン酸とポリオキシエチレンモノアルキルエーテルとのジエステルを配合することによりこれを抑制できることが知られているが、この方法ではヨモギエキスと水溶性亜鉛塩を併用した際に出てくる沈殿を抑制することができないため、解決策が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１８－１０４３１９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ヨモギエキスと水溶性亜鉛塩を配合した化粧水において、経時で沈殿物が発生するという課題があった。このため、ヨモギエキスと水溶性亜鉛塩を併用しても沈殿物が発生しないような方法を見つける必要があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者は、ヨモギエキスと水溶性亜鉛塩を安定的に配合するべく、鋭意検討した。その結果、クエン酸ナトリウム、クエン酸、及び水溶性亜鉛塩を特定の条件で配合することにより沈殿物の発生を抑制できることを見出した。この条件を満たさない場合、沈殿が発生するおそれがある。
【発明の効果】
【０００６】
経時でも沈殿物が発生しないような手法が提供されることにより、ヨモギエキスと水溶性亜鉛塩を外用組成物に安定的に配合することができる。
【０００７】
本開示は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項１.
ヨモギエキス、及び水溶性亜鉛塩を含み、
さらに下記条件を満足するクエン酸類を含有する外用組成物。
亜鉛量 0.1質量％以下
クエン酸Na/クエン酸（含有質量比）１０－１８９
クエン酸換算値０．４－７．２
クエン酸換算値/亜鉛量７．５－１１２
項２.
前記水溶性亜鉛塩がグルコン酸亜鉛である、項１に記載の外用組成物。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明に係る実施形態を説明する。
【０００９】
本開示に包含される外用組成物は、クエン酸、クエン酸ナトリウム、ヨモギエキス、及びグルコン酸亜鉛を含有する。当該外用組成物を「本開示の外用組成物」ということがある。
【００１０】
外用組成物中の水溶性亜鉛塩の含有量は特に制限されないが、亜鉛は外用組成物中に０．５～０．１質量％含有されていることが好ましい。水溶性亜鉛塩は、０．８～０．１質量％含有されていることがより好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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