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公開番号2025099392
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216027
出願日2023-12-21
発明の名称ショウガオール含有組成物
出願人サンスター株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A23L 33/105 20160101AFI20250626BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】FGF-21産生促進、CRY1発現促進、又はPER2発現促進手段の提供。
【解決手段】ショウガオールを含む、FGF-21産生促進、CRY1発現促進、並びにPER2発現促進からなる群より選択される少なくとも1種に用いるための組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
ショウガオールを含む、ＦＧＦ－２１産生促進、ＣＲＹ１発現促進、並びにＰＥＲ２発現促進からなる群より選択される少なくとも１種に用いるための組成物。
続きを表示（約 260 文字）【請求項２】
ショウガオールを含む、筋肉の機能維持、筋肉の機能向上、筋肉量維持、筋肉量増加、並びに概日リズム調整からなる群より選択される少なくとも１種に用いるための組成物。
【請求項３】
ショウガオールを含む、筋肉での異所性脂肪蓄積抑制用組成物。
【請求項４】
ショウガオールを含む、抗肥満用組成物。
【請求項５】
ショウガ科ショウガ属植物の抽出物の加熱処理物であってショウガオールを含有する加熱処理物を含む、
請求項１～４のいずれか１項に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、ショウガオール含有組成物等に関する。詳細には、ショウガオールを含有する、ＦＧＦ－２１産生促進、ＣＲＹ１発現促進、並びにＰＥＲ２発現促進からなる群より選択される少なくとも１種に用いるための組成物等に関する。
続きを表示（約 2,400 文字）【背景技術】
【０００２】
ショウガ科ショウガ属の多年草であるショウガは、香辛料や生薬として広く利用されており、含有成分の１つとして、ショウガオールが知られている。
【０００３】
一方、マイオカインは、骨格筋（筋肉）から分泌されるホルモンやペプチドの総称であり、筋肉自体に作用したり、血流を介して多臓器に作用したりする内分泌物質であり、運動によって分泌されることが知られている。マイオカインの１種であるＦＧＦ－２１は、糖脂質代謝異常を改善する薬理作用を持つ線維芽細胞増殖因子の１種であり、主に肝臓で産生されているが、筋肉からも分泌されていることが分かっている。現在、ＦＧＦ－２１は、代謝疾患を改善する薬剤として利用するための臨床試験が行われており、近年は、骨格筋の機能維持にも重要であることが報告されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００４】
実験医学 (2016) FGF21の生理作用・薬理作用
Frontiers in Pharmacology (2022), The potential function and clinical application of FGF21 in metabolic diseases
Current Pharmaceutical Design (2019) , Therapeutic Approaches to Alzheimer’s Type of Dementia: A Focus on FGF21 Mediated Neuroprotection
Pharmacol Biochem Behav (2015), Fibroblast growth factor 21 protects mouse brain against D-galactose induced aging via suppression of oxidative stress response and advanced glycation end products formation
Frontier in Neuro Science (2021), Fibroblast Growth Factor 21 Modulates Microglial Polarization That Attenuates Neurodegeneration in Mice and Cellular Models of Parkinson’s Disease
J Alzheirmer Dis (2021), Neuroprotective Effects of the FGF21 Analogue LY2405319
J Cell Physiol (2016) , Fibroblast Growth Factor 21(FGF21) Promotes Formation of Aerobic Myofibers via the FGF21-SIRT1-AMPK-PGC1a Pathway
BioMed Res Int (2017) , Fibroblast Growth Factor 21 Promotes C2C12 Cells Myogenic Differentiation by Enhancing Cell Cycle Exit
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ＦＧＦ－２１産生促進、ＣＲＹ１発現促進、又はＰＥＲ２発現促進手段の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明者らは、ショウガオールが、ＦＧＦ－２１産生促進、ＣＲＹ１発現促進、又はＰＥＲ２発現促進作用を有することを見出し、さらに改良を重ねた。
【０００７】
本開示は、例えば以下の項に記載の主題を包含する。
項１．
ショウガオールを含む、ＦＧＦ－２１産生促進、ＣＲＹ１発現促進、並びにＰＥＲ２発現促進からなる群より選択される少なくとも１種に用いるための組成物。
項２．
ショウガオールを含む、筋肉の機能維持、筋肉の機能向上、筋肉量維持、筋肉量増加、並びに概日リズム調整からなる群より選択される少なくとも１種に用いるための組成物。
項３．
ショウガオールを含む、筋肉での異所性脂肪蓄積抑制用組成物。
項４．
ショウガオールを含む、抗肥満用組成物。
項５．
ショウガ科ショウガ属植物の抽出物の加熱処理物であってショウガオールを含有する加熱処理物を含む、
項１～４のいずれか１項に記載の組成物。
【発明の効果】
【０００８】
ＦＧＦ－２１産生促進、ＣＲＹ１発現促進、並びにＰＥＲ２発現促進からなる群より選択される少なくとも１種に用いるための組成物が提供される。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
Ｆｇｆ－２１の遺伝子発現評価結果を示す。
Ｃｒｙ１の遺伝子発現評価結果を示す（＊＊ｐ＜０．０１ｖｓコントロール）。
Ｐｅｒ２の遺伝子発現評価結果を示す（＊＊ｐ＜０．０１ｖｓコントロール）。
細胞内トリグリセリド量の測定結果を示す。
細胞内筋肉量の測定結果を示す。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
以下、本開示に包含される各実施形態について、さらに詳細に説明する。
本開示に包含される組成物は、ショウガオールを含む。これらは、１種単独で又は２種以上を組み合わせて用いることができる。本明細書において、当該組成物を「本開示の組成物」と表記することがある。
（【００１１】以降は省略されています）

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