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公開番号2025099993
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217052
出願日2023-12-22
発明の名称培地監視装置、培地監視方法、及びプログラム
出願人オムロン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C12M 1/00 20060101AFI20250626BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】細胞培養の効率的な管理を支援する培地監視装置、培地監視方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】培地を用いた細胞培養において、培地を対象としたセンシングにより得られる測定値に関する第1情報と、細胞培養の環境に関する第2情報と、細胞培養の設備に関する第3情報との少なくともいずれかを取得する取得部と、取得部で取得された情報に基づき、培地の状態及び/又は培地の状態の改善方法を推定する推定部と、を有する、培地監視装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
培地を用いた細胞培養において、前記培地を対象としたセンシングにより得られる測定値に関する第1情報と、前記細胞培養の環境に関する第2情報と、前記細胞培養の設備に関する第3情報との少なくともいずれかを取得する取得部と、
前記取得部で取得された情報に基づき、前記培地の状態及び/又は前記培地の状態の改善方法を推定する推定部と、を有する、
培地監視装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記推定部は、前記取得部で取得された情報に基づき、統計的原因分析により、前記培地の状態、及び/又は前記培地の状態の改善方法を推定する、
請求項1に記載の培地監視装置。
【請求項3】
前記推定部により推定された前記培地の状態、及び/又は前記培地の状態の改善方法を出力する出力部をさらに有する、
請求項1に記載の培地監視装置。
【請求項4】
前記第1情報が、培地の撮像情報、及び培地の光学センシング情報のうち少なくとも一種を含み、
前記第2情報が、培養環境の温度に関する情報、湿度に関する情報、二酸化炭素濃度に関する情報、及び、酸素濃度に関する情報のうち少なくとも一種を含み、
前記第3情報が、培地の種類に関する情報、培養細胞に関する情報、及び培養方法に関する情報のうち少なくとも一種を含む、
請求項1に記載の培地監視装置。
【請求項5】
前記培地の状態の改善方法が、前記細胞培養の目標値を含む培養条件を含む、
請求項1に記載の培地監視装置。
【請求項6】
前記出力部は、前記推定部が推定した、前記培地の状態が発生する確率及び/又は前記改善方法が妥当する確率の高さに応じて、前記培地の状態及び/又は前記培地の状態の改善方法を出力する、
請求項3に記載の培地監視装置。
【請求項7】
前記出力部は、前記取得部が取得した情報のうち、前記推定部が推定した前記培地の状態及び/又は前記培地の改善方法に寄与する情報を出力する、
請求項3に記載の培地監視装置。
【請求項8】
培地監視装置が、
培地を用いた細胞培養において、前記培地を対象としたセンシングにより得られる測定値を含む第1情報と、前記細胞培養の環境に関する第2情報と、前記細胞培養の設備に関する第3情報との少なくともいずれかを取得するステップと、
前記取得するステップで取得された情報に基づき、前記培地の状態及び/又は前記培地の状態の改善方法を推定するステップと、
を実行する、
培地監視方法。
【請求項9】
培地監視装置に、
培地を用いた細胞培養において、前記培地を対象としたセンシングにより得られる測定値を含む第1情報と、前記細胞培養の環境に関する第2情報と、前記細胞培養の設備に関する第3情報との少なくともいずれかを取得するステップと、
前記取得するステップで取得された情報に基づき、前記培地の状態及び/又は前記培地の状態の改善方法を推定するステップと、
を実行させる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、培地監視装置、培地監視方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
近年、業務の標準化や生産効率の向上、品質・稼働の安定化等の目的から、生産管理工程の省人化や自動化が求められている。特に、細胞培養をはじめとするバイオテクノロジーを利用して生産される製品の生産管理工程には、人為的な操作に加えて、環境や設備等、複数の要因が関与することから、望ましい管理を実現させるためのコストが大きく、省人化や自動化が求められる。
【0003】
例えば、特許文献1には、細胞を培養して製造される製品の中間製品を用いた試験において不合格の判定が行われた場合に、不合格判定の原因を特定する細胞培養管理システムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-169543号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では指図書や製造記録書から抽出された細胞培養の操作単位で作業を分析し、不合格判定の原因を特定するため、作業単位外の要因の影響を考慮したりすることは難しい。
【0006】
細胞培養において不具合を生じる要因には様々あるが、複数の要因が相互に影響することが多い。例えば、化学的成分や微生物等によるコンタミネーションの発生という要因には、使用試薬のロットの不均一性、使用細胞の冷解凍操作や保存の状態、使用インキュベータの開閉回数や開閉時間、作業動線上での作業者の手への付着物等の複数の要因が相互に影響し得る。
【0007】
したがって、細胞培養に関する一連の作業プロセスによって生じ得る培地の状態を予想することは困難である。よって、細胞培養という作業に適した効率的な管理を支援する仕組みの提供が求められる。
【0008】
そこで、本発明は、細胞培養の効率的な管理を支援する培地監視装置、培地監視方法及びプログラムを提供することを一つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様に係る培地監視装置は、培地を用いた細胞培養において、前記培地を対象としたセンシングにより得られる測定値に関する第1情報と、前記細胞培養の環境に関する第2情報と、前記細胞培養の設備に関する第3情報との少なくともいずれかを取得する取得部と、前記取得部で取得された情報に基づき、前記培地の状態及び/又は前記培地の状態の改善方法を推定する推定部と、を有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、細胞培養の効率的な管理を支援する培地監視装置、培地監視方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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