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公開番号2025109567
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003540
出願日2024-01-12
発明の名称通信装置、通信方法、通信プログラム
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類H04W 24/08 20090101AFI20250717BHJP(電気通信技術)
要約【課題】外的要因によって電波環境が悪化してもリアルタイムで電波環境の悪化を監視することが可能な通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置10は、センサ21a等から出力信号を取得してクラウドサーバ31へ送信する装置であって、制御部11bと、通信制御部11da、電波強度取得部11e、データ解析部11fを有する。制御部11bは、センサ21a等から出力信号を取得する。通信制御部11daは、制御部11bにおいて取得された出力信号を、通信ネットワーク30を介してクラウドサーバ31へ送信する。電波強度取得部11eは、通信ネットワーク30を介して受信した信号の電波強度を取得する。データ解析部11fは、電波強度取得部11eにおいて取得した電波強度の大きさに基づいて通信装置10とクラウドサーバ31との間の通信環境を解析する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外部機器からの出力信号を取得して通信ネットワークを介して外部サーバへ送信する通信装置であって、
前記外部機器からの出力信号を取得する信号取得部と、
前記信号取得部において取得された前記出力信号を、通信ネットワークを介して前記外部サーバへ送信する通信制御部と、
前記通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度を取得する電波強度取得部と、
前記電波強度取得部において取得された前記電波強度の大きさに基づいて、前記外部サーバとの間における通信環境について解析を行う解析部と、
を備えている通信装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記解析部は、前記電波強度取得部が取得した前記電波強度が、過去の電波強度の平均値よりも所定の閾値以上低い場合には、通信環境が悪化していると判定する、
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記解析部は、前記外部サーバにおいて正常に前記出力信号を受信できていた特定の期間を取得し、前記特定の期間において、前記解析部が取得した前記電波強度を平均化して、前記閾値を更新する、
請求項2に記載の通信装置。
【請求項4】
前記解析部は、前記外部サーバにおいて取得した前記出力信号の受信状況を取得し、前記解析部が、前記外部サーバにおける受信時に所定回数以上、データの欠損があると判定した場合には、通信環境が悪化していると判定する、
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項5】
前記解析部における通信環境の解析結果を通知する通知部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項6】
前記解析部は、電波強度を用いた解析用のデータとして、RSSI(Received Signal Strength Indicator)あるいはRSRP(Reference Signal Received Power)のデータを使用する、
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項7】
前記通信制御部から送信された前記出力信号および前記電波強度のデータを保存する記憶部を、さらに有している、
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項8】
前記外部機器は、気象データを取得する気象センサ、電力情報を取得する電力監視センサ、農作物を生育する機器から情報を取得する農業センサのいずれかを含む、
請求項1または2に記載の通信装置。
【請求項9】
外部機器からの出力信号を取得して通信ネットワークを介して外部サーバへ送信する通信装置による通信方法であって、
前記通信装置の信号取得部が、前記外部機器からの出力信号を取得する信号取得ステップと、
前記通信装置の通信制御部が、前記信号取得部において取得された前記出力信号を、通信ネットワークを介して前記外部サーバへ送信する通信ステップと、
前記通信装置の電波強度取得部が、前記通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度を取得する電波強度取得ステップと、
前記通信装置の解析部が、前記電波強度の大きさに基づいて、前記通信装置と前記外部サーバとの間における通信環境について解析を行う解析ステップと、
を備えている通信方法。
【請求項10】
外部機器からの出力信号を取得して通信ネットワークを介して外部サーバへ送信する通信装置によって実行される通信プログラムであって、
前記通信装置の信号取得部が、前記外部機器からの出力信号を取得する信号取得ステップと、
前記通信装置の通信制御部が、前記信号取得部において取得された前記出力信号を、通信ネットワークを介して前記外部サーバへ送信する通信ステップと、
前記通信装置の電波強度取得部が、前記通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度を取得する電波強度取得ステップと、
前記通信装置の解析部が、前記電波強度の大きさに基づいて、前記通信装置と前記外部サーバとの間における通信環境について解析を行う解析ステップと、
を備えている通信方法をコンピュータに実行させる通信プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、外部機器からの出力信号を取得して外部サーバへ送信する通信装置、通信方法、通信プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
近年、センサ等の外部機器からの出力を管理サーバ等へ送信する通信装置が用いられている。
例えば、特許文献1には、無線通信モジュールとセンサとを有する複数のノード端末と、管理サーバとを備え、無線通信モジュールを通してセンサ情報を管理サーバに送信するとともに、管理サーバは、センサ情報を受信し、センサ情報に基づいて通知の必要の有無を判断し、通知の必要がある場合にはチャットルームに投稿するIoTシステムおよび管理サーバについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-117261号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のIoTシステムでは、以下に示すような問題点を有している。
上記公報に開示されたIoTシステムでは、例えば、山間部、ビルの屋上等に設置されることが多く、設置段階での電波強度の確認が行われるものの、設置後に気象状況や基地局の混雑度合い等の外的要因によって通信環境が悪化してもリアルタイムで通信環境の悪化を把握することは困難であった。
【0005】
本発明の課題は、外的要因によって通信環境が悪化してもリアルタイムで通信環境の悪化を監視することが可能な通信装置、通信方法、通信プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明に係る通信装置は、外部機器からの出力信号を取得して通信ネットワークを介して外部サーバへ送信する通信装置であって、信号取得部と、通信制御部と、電波強度取得部と、解析部と、を備えている。信号取得部は、外部機器からの出力信号を取得する。通信制御部は、信号取得部において取得された出力信号を、通信ネットワークを介して外部サーバへ送信する。電波強度取得部は、通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度を取得する。解析部は、電波強度取得部において取得された電波強度の大きさに基づいて、外部サーバとの間における通信環境について解析を行う。
【0007】
ここでは、センサ等の外部機器からの出力信号を取得し通信ネットワークを介して外部サーバへ送信する通信装置において、通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度を取得して、外部サーバとの間における通信環境の解析を実施する。
ここで、外部機器には、例えば、各種センサ、リレー等の各種機器等が含まれる。
外部サーバには、例えば、記憶部を備えたクラウドサーバ、サーバ装置等が含まれる。
【0008】
通信制御部は、外部サーバに対して、例えば、LTE(登録商標)(Long Term Evolution)、Wifi(登録商標)、LoRa(登録商標)(Long Range)等の異なる通信方式によって通信を行ってもよいし、同じ通信方式によって通信を行ってもよい。
電波強度としては、例えば、RSSI(Received Signal Strength Indicator)あるいはRSRP(Reference Signal Received Power)の値を用いることができる。
【0009】
また、取得される電波強度は、外部サーバから通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度であってもよいし、他の装置から通信ネットワークを介して受信した信号の電波強度であってもよい。
これにより、通信装置において、外部サーバとの間における通信環境の変化を監視して、例えば、外部サーバ等へその結果を送信することで、通信装置を設置後における通信環境の変化を容易に認識することができる。
この結果、外的要因によって通信環境が悪化してもリアルタイムで通信環境の悪化を監視することができる。
【0010】
第2の発明に係る通信装置は、第1の発明に係る通信装置であって、解析部は、電波強度取得部が取得した電波強度が、過去の電波強度の平均値よりも所定の閾値以上低い場合には、通信環境が悪化していると判定する。
なお、過去の電波強度の値は、平均値の代わりに、中央値、最頻値等を用いてもよい。
これにより、取得した電波強度が、例えば、直近の電波強度の平均値と比較して所定の閾値よりも低いか否かに応じて通信環境を解析することで、通信環境の悪化を容易に認識することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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