TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025111140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2024005358
出願日
2024-01-17
発明の名称
無停電電源装置
出願人
オムロン株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
H02J
9/06 20060101AFI20250723BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】寒冷時においても所望の出力電力を確保できる無停電電源装置を提供する。
【解決手段】本無停電電源装置は、バッテリと、上記バッテリと熱的に接触するように配置されるヒータと、上記バッテリの温度を計測する第1の温度センサと、上記ヒータを制御する制御モジュールと、を備える。上記制御モジュールは、上記第1の温度センサが検出する第1の温度が第1の閾値以下である場合に、上記ヒータに上記バッテリを加熱させる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
バッテリと、
前記バッテリと熱的に接触するように配置されるヒータと、
前記バッテリの温度を計測する第1の温度センサと、
前記ヒータを制御する制御モジュールと、を備え、
前記制御モジュールは、
前記第1の温度センサが検出する第1の温度が第1の閾値以下である場合に、前記ヒータに前記バッテリを加熱させる、
無停電電源装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記ヒータの温度を計測する第2の温度センサをさらに備え、
前記制御モジュールは、
前記第1の温度が前記第1の閾値以下であり、かつ、前記第2の温度センサが検出する第2の温度が第2の閾値未満である場合に、前記ヒータに前記バッテリを加熱させ、
前記第2の温度が前記第2の閾値以上である場合に、前記ヒータによる前記バッテリの加熱を抑制する、
請求項1に記載の無停電電源装置。
【請求項3】
前記制御モジュールは、
前記ヒータに前記バッテリを加熱させた後に前記第1の温度が前記第1の閾値より大きい第3の閾値以上になると、前記ヒータによる前記バッテリの加熱を停止する、
請求項1に記載の無停電電源装置。
【請求項4】
前記制御モジュールは、
前記ヒータへの電流経路上に配置された第1の遮断素子及び第2の遮断素子と、
前記第1の温度センサ及び前記第1の遮断素子に接続される第1の制御部と、
前記第2の温度センサ及び前記第2の遮断素子に接続される第2の制御部と、を含み、
前記第1の制御部は、
前記第1の温度が前記第1の閾値以下である場合に、前記第1の遮断素子に前記電流経路を流れる電流を通過させ、
前記第1の遮断素子に前記電流を通過させた後に前記第1の温度が前記第1の閾値より大きい第3の閾値以上になると、前記第1の遮断素子に前記電流を遮断させ、
前記第2の制御部は、
前記第2の温度が前記第2の閾値未満である場合に、前記第2の遮断素子に前記電流を通過させ、
前記第2の温度が前記第2の閾値以上である場合に、前記第2の遮断素子に前記電流を遮断させる、
請求項2に記載の無停電電源装置。
【請求項5】
外部バッテリが接続される接続端子をさらに備え、
前記制御モジュールは、前記接続端子に前記外部バッテリが接続されたことを検知すると、前記第1の温度が前記第1の閾値以下であっても、前記ヒータによる前記バッテリの加熱を抑制する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の無停電電源装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無停電電源装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
停電時等における電子機器の保護に無停電電源装置が利用される。無停電電源装置には、筐体内にヒータを備えたものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-032585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
寒冷時においては、無停電電源装置が備えるリチウムイオン電池の出力電流が減少することがある。このような場合、無停電電源装置に接続された電子機器等に対して所望の出力電力を確保できない虞がある。
【0005】
開示の技術の1つの側面は、寒冷時においても所望の出力電力を確保できる無停電電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の1つの側面は、次のような無停電電源装置によって例示される。本無停電電源装置は、バッテリと、上記バッテリと熱的に接触するように配置されるヒータと、上記バッテリの温度を計測する第1の温度センサと、上記ヒータを制御する制御モジュールと、を備える。上記制御モジュールは、上記第1の温度センサが検出する第1の温度が第1の閾値以下である場合に、上記ヒータに上記バッテリを加熱させる。
【0007】
本無停電電源装置によれば、上記第1の温度センサによって計測される上記第1の温度が第1の閾値以下となる寒冷時において上記バッテリが上記ヒータによって加熱される。そのため、寒冷時における上記バッテリの出力電流の減少が抑制される。ひいては、本無停電電源装置は、上記第1の温度以下となるような寒冷時においても、所望の出力電力を確保できる。
【0008】
本無停電電源装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記ヒータの温度を計測する第2の温度センサをさらに備える。上記制御モジュールは、上記第1の温度が上記第1の閾値以下であり、かつ、上記第2の温度センサが検出する第2の温度が第2の閾値未満である場合に、上記ヒータに上記バッテリを加熱させ、上記第2の温度が上記第2の閾値以上である場合に、上記ヒータによる上記バッテリの加熱を抑制する。本無停電電源装置では、上記第2の温度センサが検出する第2の温度が第2の閾値以上である場合には、上記ヒータによる上記バッテリの加熱は停止されるため、上記ヒータの過熱が抑制され、ひいては、ヒータによるバッテリの加熱をより安全に実現できる。
【0009】
本無停電電源装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記制御モジュールは、上記ヒータに上記バッテリを加熱させた後に上記第1の温度が上記第1の閾値より大きい第3の閾値以上になると、上記ヒータによる上記バッテリの加熱を停止する。ここで、上記第3の閾値は、上記バッテリの出力電流が減少しない温度範囲を基に適宜決定される。本無停電電源装置は、このような特徴を備えることで、出力電流が減少しない温度範囲における
上記ヒータの過熱が抑制されることで、本無停電電源装置の消費電力を低減できる。また、出力電流が減少しない温度範囲における上記ヒータの過熱が抑制されることで、上記バッテリの劣化を抑制できる。なお、出力電流が減少しないとは、出力電流が全く減少しないことを意味しているわけではなく、無停電電源装置に接続された電子機器等に対する所望の出力電力を確保できる範囲であれば、出力電流の減少は許容される。
【0010】
本無停電電源装置は、次の特徴をさらに備えてもよい。上記制御モジュールは、上記ヒータへの電流経路上に配置された第1の遮断素子及び第2の遮断素子と、上記第1の温度センサ及び上記第1の遮断素子に接続される第1の制御部と、上記第2の温度センサ及び上記第2の遮断素子に接続される第2の制御部と、を含む。上記第1の制御部は、上記第1の温度が上記第1の閾値以下である場合に、上記第1の遮断素子に上記電流経路を流れる電流を通過させ、上記第1の遮断素子に上記電流を通過させた後に上記第1の温度が上記第1の閾値より大きい第3の閾値以上になると、上記第1の遮断素子に上記電流を遮断させる。上記第2の制御部は、上記第2の温度が上記第2の閾値未満である場合に、上記第2の遮断素子に上記電流を通過させる。本無停電電源装置は、このような特徴を備えることで、上記第1の制御部と上記第2の制御部のいずれか一方が故障等で動作しない場合であっても、他方によって上記ヒータへの電流の供給が停止される。そのため、本無停電電源装置によれば、上記ヒータによる加熱の停止をより確実に実行できる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
オムロン株式会社
制御装置
今日
オムロン株式会社
搬送装置、搬送方法、プログラム
今日
オムロン株式会社
非接触給電システム及びその制御方法
6日前
オムロン株式会社
情報処理システム、方法およびプログラム
今日
オムロン株式会社
情報処理システム、方法およびプログラム
今日
オムロン株式会社
安全監視装置、制御方法およびプログラム
5日前
オムロン株式会社
整列制御装置、整列制御方法、およびプログラム
今日
オムロン株式会社
雨滴検出装置の検査装置、検査用治具、検査方法
6日前
オムロン株式会社
整流回路、整流回路の制御方法、及び電力システム
4日前
オムロン株式会社
雨滴検出装置およびその補正方法、補正プログラム
7日前
オムロン株式会社
情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、情報処理システム
5日前
オムロン株式会社
ティーチングのための装置、ティーチングのための装置の制御方法およびティーチングのための装置のプログラム
4日前
オムロン株式会社
制御対象に対する予測制御のための学習装置、制御装置、機械学習プログラム、制御プログラム、機械学習方法、および制御方法
今日
個人
充電制御システム
5日前
ニデック株式会社
モータ
19日前
個人
発電装置
13日前
個人
電流制御形AC-DC電源
12日前
株式会社ナユタ
電源装置
5日前
キヤノン株式会社
電源装置
13日前
個人
ステッピングモータ実習装置
26日前
スズキ株式会社
移動システム
5日前
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
15日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
8日前
サンデン株式会社
電力変換装置
20日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
8日前
サンデン株式会社
電力変換装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
1か月前
株式会社ダイヘン
給電装置
6日前
個人
回転力発生装置
11日前
ダイハツ工業株式会社
グロメット
4日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
14日前
ミツミ電機株式会社
電源回路
14日前
日産自動車株式会社
回転電機
15日前
新電元工業株式会社
充電装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
18日前
株式会社デンソー
携帯機
4日前
続きを見る
他の特許を見る