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公開番号
2025114363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024009016
出願日
2024-01-24
発明の名称
雨滴検出装置およびその補正方法、補正プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
G01W
1/14 20060101AFI20250729BHJP(測定;試験)
要約
【課題】個体差に起因する雨滴検出精度の低下を抑制することが可能な雨滴検出装置およびその補正方法、補正プログラムを提供する。
【解決手段】雨滴検出装置20は、光源部22a、受光部22b、雨滴検出部25a、直径算出部25b、補正式設定部25cを備える。受光部22bは、光源部22aに対向する位置に配置されており、光源部22aから照射された光を受光する。雨滴検出部25aは、受光部22bにおいて受光した光の受光量の変化に応じて、光源部22aと受光部22bとの間を通過した雨滴を検出する。直径算出部25bは、雨滴検出部25aにおいて検出された雨滴の直径を算出する。補正式設定部25cは、直径算出部25bにおいて算出された、予め直径が特定される基準雨滴剤の直径を用いて、直径算出部25bにおいて算出された直径の値を実際の基準雨滴剤の直径の値に補正する補正式を設定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
所定の方向へ光を照射する光源部と、
前記光源部に対向する位置に配置されており、前記光源部から照射された光を受光する受光部と、
前記受光部において受光した前記光の受光量の変化に応じて、前記光源部と前記受光部との間を通過した雨滴を検出する雨滴検出部と、
前記雨滴検出部において検出された前記雨滴の直径を算出する直径算出部と、
前記雨滴検出部において検出され予め直径が特定される基準雨滴剤について、前記直径算出部において算出された前記基準雨滴剤の直径の値を実際の前記基準雨滴剤の直径の値になるように補正する補正式を設定する補正式設定部と、
を備えている雨滴検出装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記補正式設定部において設定された前記補正式を用いて、前記雨滴検出部において実際に検出された雨滴の直径を補正する補正処理部を、さらに備えている、
請求項1に記載の雨滴検出装置。
【請求項3】
前記補正処理部において補正された前記雨滴の直径を用いて単位時間当たりの降雨量を算出する雨量算出部を、さらに備えている、
請求項2に記載の雨滴検出装置。
【請求項4】
前記補正式設定部において設定された前記補正式を保存する記憶部を、さらに備えている、
請求項1または2に記載の雨滴検出装置。
【請求項5】
前記基準雨滴剤は、球体である、
請求項1または2に記載の雨滴検出装置。
【請求項6】
前記補正式設定部は、直径が異なる複数の前記基準雨滴剤を用いて、前記補正式を設定する、
請求項1または2に記載の雨滴検出装置。
【請求項7】
光源部が所定の方向へ光を照射するステップと、
前記光源部から照射された光を、受光部が受光するステップと、
前記受光部において受光した前記光の受光量の変化に応じて、前記光源部と前記受光部との間を通過した雨滴を検出するステップと、
検出された前記雨滴の直径を算出するステップと、
前記雨滴を検出するステップにおいて検出され予め直径が特定される基準雨滴剤について、前記直径を算出するステップにおいて算出された前記基準雨滴剤の直径の値を実際の前記基準雨滴剤の直径の値になるように補正する補正式を設定するステップと、
を備えている雨滴検出装置の補正方法。
【請求項8】
光源部が所定の方向へ光を照射するステップと、
前記光源部から照射された光を、受光部が受光するステップと、
前記受光部において受光した前記光の受光量の変化に応じて、前記光源部と前記受光部との間を通過した雨滴を検出するステップと、
検出された前記雨滴の直径を算出するステップと、
前記雨滴を検出するステップにおいて検出され予め直径が特定される基準雨滴剤について、前記直径を算出するステップにおいて算出された前記基準雨滴剤の直径の値を実際の前記基準雨滴剤の直径の値になるように補正する補正式を設定するステップと、
を備えている雨滴検出装置の補正方法をコンピュータに実行させる補正プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、雨滴を検出する雨滴検出装置およびその補正方法、補正プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、雨量の測定を行うために、落下する雨水を受水する受水器、受水器で受水された雨水を滴下するろ水器と、ろ水器から滴下する雨水を溜めて転倒する転倒ますを備える転倒ます形雨量計が用いられている。
例えば、特許文献1には、光源部と受光部とが互いに対向する位置に配置されており、光源部と受光部との間に形成される雨滴検知エリアを雨滴が通過すると、受光部における受光量が減少するため、この減少した受光量に基づいて、雨滴の検出を行う雨滴検出装置について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-98170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の雨滴検出装置では、以下に示すような問題点を有している。
すなわち、上記公報に開示された雨滴検出装置では、雨滴検知エリアを通過した雨滴を、受光部における受光量の変化に基づいて検出することができるものの、各装置の個体差に起因して、雨滴検出精度が低下するおそれがあった。
本発明の課題は、個体差に起因する雨滴検出精度の低下を抑制することが可能な雨滴検出装置およびその補正方法、補正プログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の発明に係る雨滴検出装置は、光源部と、受光部と、雨滴検出部と、直径算出部と、補正式設定部と、を備えている。光源部は、所定の方向へ光を照射する。受光部は、光源部に対向する位置に配置されており、光源部から照射された光を受光する。雨滴検出部は、受光部において受光した光の受光量の変化に応じて、光源部と受光部との間を通過した雨滴を検出する。直径算出部は、雨滴検出部において検出された雨滴の直径を算出する。補正式設定部は、雨滴検出部において検出され予め直径が特定される基準雨滴剤について、直径算出部において算出された基準雨滴剤の直径の値を実際の基準雨滴剤の直径の値になるように補正する補正式を設定する。
【0006】
ここでは、予め直径が特定される基準雨滴剤を用いて、雨滴検出部において基準雨滴剤を検出させ、検出された基準雨滴剤の直径を算出して、その算出結果が基準雨滴剤の実際の直径の値になるように補正する補正式を設定する。
ここで、光源部は、例えば、LED(Light Emitting Diode)であって、所定の間隔をあけて対向配置された受光部に対して所定の方向へ光を照射する。
【0007】
受光部は、例えば、フォトダイオードであって、光源部から照射された光を受光して、電圧値として出力する。
雨滴の検出とは、例えば、雨滴の直径、雨滴1粒の体積、単位時間当たりの雨量、雨滴の速度等の検出が含まれる。
補正式の設定に用いられる基準雨滴剤は、例えば、予め直径が分かっている球体等であって、実際の雨滴と同等の直径、光透過率を有していることが好ましい。
【0008】
これにより、予め直径が分かっている基準雨滴剤を検出させて算出された直径の値が、実際の基準雨滴剤の直径の値と差がある場合には、雨滴検出装置の個体差による検出結果のバラツキであると考えられるため、その差を解消するための補正式を設定する。
よって、実際の使用時において、算出された雨滴の直径の値を、設定された補正式を用いて補正することで、個体差に起因する雨滴検出精度の低下を抑制することができる。
【0009】
第2の発明に係る雨滴検出装置は、第1の発明に係る雨滴検出装置であって、補正式設定部において設定された補正式を用いて、雨滴検出部において実際に検出された雨滴の直径を補正する補正処理部を、さらに備えている。
これにより、基準雨滴剤を用いて設定された補正式を用いて、実際に検出された雨滴の直径の算出結果を補正することで、雨滴検出装置の個体差に起因する雨滴の直径の算出精度を向上させることができる。
【0010】
第3の発明に係る雨滴検出装置は、第2の発明に係る雨滴検出装置であって、補正処理部において補正された雨滴の直径を用いて単位時間当たりの降雨量を算出する雨量算出部を、さらに備えている。
これにより、補正式を用いて補正された雨滴の直径の値を用いて単位時間当たりの降雨量を算出することで、単位時間当たりの降雨量の算出精度も向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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