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公開番号
2025100076
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217173
出願日
2023-12-22
発明の名称
ズームレンズ及び撮像装置
出願人
株式会社タムロン
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G02B
15/20 20060101AFI20250626BHJP(光学)
要約
【課題】高い光学性能と製品の小型化の両立を実現したズームレンズ及び撮像装置を提供する。
【解決手段】物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群(G1)、負の屈折力を有する第2レンズ群(G2)、及び正の屈折力を有する後群からなり、前記後群は、物体側から順に、正の屈折力を有する中間レンズ群M1と、正の屈折力を有する中間レンズ群M2と、を有し、特定の式で表される特定の光学特性を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のレンズ群を有するズームレンズであって、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、及びレンズ群の集合であり、全体で正の屈折力を有する後群からなり、
前記後群は、物体側から順に、正の屈折力を有する中間レンズ群M1と、正の屈折力を有する中間レンズ群M2と、を有し、
広角端から望遠端への変倍に際し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するように構成されており、
前記中間レンズ群M1は、物体側から順に、レンズの集合であり、正の屈折力を有するA群と、レンズの集合であり、負の屈折力を有するB群と、レンズの集合であり、正の屈折力を有するC群と、を有し、
以下の条件Aまたは条件Bをさらに満たすズームレンズ。
(条件A)
前記中間レンズ群M1及び前記中間レンズ群M2のいずれかに含まれる少なくとも1枚のレンズが前記ズームレンズの光軸に交差する方向に動く防振レンズであり、
かつ、前記後群の内、最も像面側のレンズ群をレンズ群Lとするとき、以下の式(1)及び(2)を満たす。
-1000<βm1w<0.00・・・(1)
-5.00<mL/fw<-0.01・・・(2)
但し、
βm1w:広角端における無限遠合焦時の前記中間レンズ群M1の横倍率
mL:物体側から像面側への移動距離を正としたときの、広角端から望遠端への変倍時の前記レンズ群Lの移動距離
fw:広角端における前記ズームレンズの焦点距離
(条件B)
前記中間レンズ群M1及び前記中間レンズ群M1よりも像面側のレンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズが前記ズームレンズの光軸に交差する方向に動く防振レンズであり、
かつ、以下の式(3)及び(4)を満たす。
0.20<Lt/ft<1.30・・・(3)
0.10<fC/fM1<9.50・・・(4)
但し、
Lt:望遠端における前記ズームレンズの全長
ft:望遠端における前記ズームレンズの焦点距離
fC:前記C群の焦点距離
fM1:前記中間レンズ群M1の焦点距離
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記条件Aにおいて、以下の式(5)をさらに満たす、請求項1に記載のズームレンズ。
0.10<Lt/ft<3.00・・・(5)
但し、
Lt:望遠端における前記ズームレンズの全長
ft:望遠端における前記ズームレンズの焦点距離
【請求項3】
前記条件Aにおいて、以下の式(6)をさらに満たす、請求項1に記載のズームレンズ。
0.10<fC/fM1<20.00・・・(6)
但し、
fC:前記C群の焦点距離
fM1:前記中間レンズ群M1の焦点距離
【請求項4】
前記条件Bにおいて、以下の式(7)をさらに満たす、請求項1に記載のズームレンズ。
-1000<βm1w<0.00・・・(7)
但し、
βm1w:広角端における無限遠合焦時の前記中間レンズ群M1の横倍率
【請求項5】
前記条件Bにおいて、最も像面側のレンズ群をレンズ群Lとするとき、以下の式(8)を満たす、請求項1に記載のズームレンズ。
-5.00<mL/fw<-0.01・・・(8)
但し、
mL:物体側から像面側への移動距離を正としたときの、広角端から望遠端への変倍時の前記レンズ群Lの移動距離
fw:広角端における前記ズームレンズの焦点距離
【請求項6】
以下の式(9)を満たす、請求項1に記載のズームレンズ。
0.10<f1/fw<10.00・・・(9)
但し、
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
fw:広角端における前記ズームレンズの焦点距離
【請求項7】
以下の式(10)を満たす、請求項1に記載のズームレンズ。
0.90<βm1t/βm1w<10.00・・・(10)
但し、
βm1w:広角端における無限遠合焦時の前記中間レンズ群M1の横倍率
βm1t:望遠端における無限遠合焦時の前記中間レンズ群M1の横倍率
【請求項8】
前記C群は、前記防振レンズである、請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
以下の式(11)を満たす、請求項8に記載のズームレンズ。
0.50<(1-βct)×βcrt<6.00・・・(11)
但し、
βct:望遠端における無限遠合焦時の前記C群の横倍率
βcrt:望遠端における無限遠合焦時の前記C群より像面側のレンズ群の合成横倍率
【請求項10】
前記C群は、凸レンズを有し、以下の式(12)を満たす、請求項8に記載のズームレンズ。
1.40<Ndp<1.75・・・(12)
但し、
Ndp:前記C群が有する凸レンズのd線に対する屈折率
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズ及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラやビデオカメラ等の固体撮像素子を用いた撮像装置において、固体撮像素子は近年高画素化が進んでいることにより、レンズ系は以前に比べ更なる高性能化が求められている。また、カメラの小型化に伴い、光学系にも小型化の要求が高まっている。
【0003】
このような状況下、例えば、特許文献1~3には、ズームレンズの発明が開示されている。特許文献1は、いわゆる一眼レフ用標準ズームである、ズームレンズを開示している。特許文献2は、いわゆるミラーレス用高倍率ズームである、ズームレンズを開示している。特許文献3は、いわゆるミラーレス用大口径ズームである、ズームレンズを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-191445号公報
特開2020-086305号公報
特開2021-033010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1及び2に開示のズームレンズは、いずれも、物体側から数えて3番目に配置されるレンズ群の倍率が正であり、物体側から数えて3番目に配置されるレンズ群の像面側に放出される光が発散光になり、物体側から数えて3番目に配置されるレンズ群の像面側に配置されるレンズが大きくなる。このため、特許文献1に記載のズームレンズは、製品の小径化が困難である。また、特許文献1及び2に記載のズームレンズは、変倍時の第4レンズ群の移動量も大きく、製品の小径化及び短縮の両方が困難である。
【0006】
特許文献3に開示のズームレンズは、変倍時の物体側から数えて3番目に配置されるレンズ群が減倍であり、屈折力も弱く、各レンズ群の移動距離が大きい。このため、特許文献3に記載のズームレンズは、製品の小型化が困難である。
【0007】
そこで、本件発明の課題は、変倍比が10倍を超えるズームレンズにおいても、高い光学性能と、製品の小型化と、の両立を実現するズームレンズ及び撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るズームレンズは、複数のレンズ群を有するズームレンズであって、
物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、及びレンズ群の集合であり、全体で正の屈折力を有する後群からなり、
前記後群は、物体側から順に、正の屈折力を有する中間レンズ群M1と、正の屈折力を有する中間レンズ群M2と、を有し、
広角端から望遠端への変倍に際し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するように構成されており、
前記中間レンズ群M1は、物体側から順に、レンズの集合であり、正の屈折力を有するA群と、レンズの集合であり、負の屈折力を有するB群と、レンズの集合であり、正の屈折力を有するC群と、を有し、
以下の条件Aまたは条件Bをさらに満たす。
(条件A)
前記中間レンズ群M1及び前記中間レンズ群M2のいずれかに含まれる少なくとも1枚のレンズが前記ズームレンズの光軸に交差する方向に動く防振レンズであり、
かつ、前記後群の内、最も像面側のレンズ群をレンズ群Lとするとき、以下の式(1)及び(2)を満たす。
-1000<βm1w<0.00・・・(1)
-5.00<mL/fw<-0.01・・・(2)
但し、
βm1w:広角端における無限遠合焦時の前記中間レンズ群M1の横倍率
mL:物体側から像面側への移動距離を正としたときの、広角端から望遠端への変倍時の前記レンズ群Lの移動距離
fw:広角端における前記ズームレンズの焦点距離
(条件B)
前記中間レンズ群M1及び前記中間レンズ群M1よりも像面側のレンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズが前記ズームレンズの光軸に交差する方向に動く防振レンズであり、
かつ、以下の式(3)及び(4)を満たす。
0.20<Lt/ft<1.30・・・(3)
0.10<fC/fM1<9.50・・・(4)
但し、
Lt:望遠端における前記ズームレンズの全長
ft:望遠端における前記ズームレンズの焦点距離
fC:前記C群の焦点距離
fM1:前記中間レンズ群M1の焦点距離
【0009】
また、前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る撮像装置は、前記のズームレンズと、前記ズームレンズの像面側に、前記ズームレンズによって形成された光学像を電気的信号に変換する撮像素子と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、変倍比が10倍を超えるズームレンズにおいても、高い光学性能と製品の小型化の両立を実現したズームレンズ及び撮像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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