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公開番号2025097077
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213145
出願日2023-12-18
発明の名称電子制御ユニット
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H05K 5/00 20250101AFI20250623BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線を介して本体からコネクタを離間させつつ、本体内部での配線に過剰な負荷が掛かることを抑える電子制御ユニットを提供する。
【解決手段】電子制御ユニット1は、複数の端子20に第1端末30aが接続される複数の配線30と、複数の配線30の第2端末30bが接続されるコネクタ40と、配索台50と、第1カバー60と、第2カバー70とを備える。配索台50は、配索面51aの側に設けられ、少なくとも開口縁72bが設けられている範囲の第2枠部72の内面72cの一部と対向する外側面55bを有する配線支持台55と、外側面55bと連続し、一部が開口縁72bと対向する案内面56aを有する案内板56とを有する。各々の配線30は、外側面55bと内面72cとで挟まれた第1空間領域S1と、開口縁72bと案内面56aとで挟まれた第2空間領域S2とを通じて、端子台54から第2カバー70の外部に引き出される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
電子部品が実装された基板と、
前記基板に第1端部が接続される複数の端子と、
複数の前記端子における前記第1端部とは反対側の第2端部のいずれかに第1端末が接続される複数の配線と、
複数の前記配線における前記第1端末とは反対側の第2端末が接続されるコネクタと、
前記基板と平行に配置され、前記基板と対向する裏面とは反対側の配索面の側に前記第2端部の一部を露出させて支持する複数の端子台を有する平形状の配索台と、
前記基板を覆う第1平板部と、当該第1平板部の縁部と連続する第1枠部とを有する第1カバーと、
前記配索台を覆う第2平板部と、当該第2平板部の縁部と連続する第2枠部とを有し、当該第2枠部の一部を前記第1枠部の一部に係合させることで前記第1カバーと組み合わされる第2カバーと、を備え、
前記第2枠部の先端縁の一部は、前記第1カバーと前記第2カバーとの組合せ方向で前記第1枠部の先端縁から離間している開口縁であり、
前記配索台は、
前記配索面の側に設けられ、少なくとも前記開口縁が設けられている範囲の前記第2枠部の内面の一部と対向する外側面を有する配線支持台と、
前記配線支持台の前記外側面と垂直な方向で連続し、一部が前記組合せ方向で前記開口縁と対向する案内面を有する案内板と、を有し、
各々の前記配線は、前記配線支持台の前記外側面と前記第2枠部の前記内面とで挟まれた第1空間領域と、前記開口縁と前記案内面とで挟まれた第2空間領域とを通じて、前記端子台から前記第2カバーの外部に引き出される、電子制御ユニット。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記配線支持台の前記外側面と前記第2枠部の前記内面との第1間隔と、前記開口縁と前記案内面との第2間隔との少なくとも一方は、前記配線の外径の値よりも大きく、当該外径の2倍の値よりも小さい、請求項1に記載の電子制御ユニット。
【請求項3】
前記配線支持台は、前記第2平板部と対向する上端部を有し、
前記上端部は、前記配線ごとに側面を挟み込んで保持する複数の保持部を有する、請求項1又は2に記載の電子制御ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御ユニットに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車等の車両には、各種機能の制御に利用される電子制御ユニットが搭載されている。電子制御ユニットに関する技術として、特許文献1は、プリント基板上に、電子回路と、当該電子回路を外部回路との間で電気的に接続させるためのコネクタとを備えた車両用電子制御装置に関する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-223489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の電子制御装置では、コネクタがプリント基板上に配置されているため、外部回路側の電線(以下「外部電線」と表記する)は、当該電子制御装置の本体まで配索される。このような外部電線の電子制御装置への集中は、当該本体周辺での外部電線のふくらみを引き起こし、その結果、車室居住スペースが圧迫されるなどの不具合を生じさせることもあり得る。
【0005】
これに対して、電子制御ユニットの内部から外部へ複数の配線を延出させることで、複数のコネクタを電子制御ユニットの本体から離間させ、当該本体周辺での外部電線のふくらみを引き起こしづらくさせることも考えられる。しかし、このような電子制御ユニットでは、電子制御ユニット側のコネクタが、外部回路側の外部コネクタに嵌合されるときに引っ張られ、その結果、本体内部での配線に過剰な負荷が掛かるおそれがある。
【0006】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、配線を介して本体からコネクタを離間させつつ、本体内部での配線に過剰な負荷が掛かることを抑える電子制御ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様に係る電子制御ユニットは、電子部品が実装された基板と、基板に第1端部が接続される複数の端子と、複数の端子における第1端部とは反対側の第2端部のいずれかに第1端末が接続される複数の配線と、複数の配線における第1端末とは反対側の第2端末が接続されるコネクタと、基板と平行に配置され、基板と対向する裏面とは反対側の配索面の側に前記第2端部の一部を露出させて支持する複数の端子台を有する平形状の配索台と、基板を覆う第1平板部と、第1平板部の縁部と連続する第1枠部とを有する第1カバーと、配索台を覆う第2平板部と、第2平板部の縁部と連続する第2枠部とを有し、第2枠部の一部を第1枠部の一部に係合させることで第1カバーと組み合わされる第2カバーと、を備え、第2枠部の先端縁の一部は、第1カバーと第2カバーとの組合せ方向で第1枠部の先端縁から離間している開口縁であり、配索台は、配索面の側に設けられ、少なくとも開口縁が設けられている範囲の第2枠部の内面の一部と対向する外側面を有する配線支持台と、配線支持台の外側面と垂直な方向で連続し、一部が組合せ方向で開口縁と対向する案内面を有する案内板と、を有し、各々の配線は、配線支持台の外側面と第2枠部の内面とで挟まれた第1空間領域と、開口縁と案内面とで挟まれた第2空間領域とを通じて、端子台から第2カバーの外部に引き出される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、配線を介して本体からコネクタを離間させつつ、本体内部での配線に過剰な負荷が掛かることを抑える電子制御ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る電子制御ユニットの斜視図である。
カバー類を分離させた電子制御ユニットの一部分解図である。
電子制御ユニットに含まれる回路ユニットの分解図である。
図1中のIV-IV断面に対応した配線引出部分の周辺の一部断面図である。
配索台における配線引出部分の周辺の一部平面図である。
図5中のVI部に対応した上端部の一部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて一実施形態に係る電子制御ユニットについて詳細に説明する。ここで、電子制御ユニットとの用語については、以下、「ECU」と略記する。ECUは、Electronic Control Unitの略語である。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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