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公開番号2025132018
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-10
出願番号2024029319
出願日2024-02-29
発明の名称生体情報収集評価システム
出願人サクサ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04M 11/00 20060101AFI20250903BHJP(電気通信技術)
要約【課題】 実行される種々のイベントごとに、イベントの実行者や参加者のストレス度を適切に把握し、イベントに関する改善に役立てることができるようにする。
【解決手段】 電話制御装置5やPC3(1)、3(2)でイベントが発生したら、これをUTM装置1に通知し、通知を受けたUTM装置1は、イベントの実行元のPC3(1)、3(2)に生体情報の提供を要求する。生体情報の提供が要求されたPC3(1)、3(2)は、無線接続されるスマートウォッチ41(1)、41(2)を通じて使用者の生体情報を取得して、UTM装置1に提供する。UTM装置1は、イベント特定情報と、イベントの開始/終了と、生体情報とを関連付けて社員別生体情報記憶部に記録し、イベントごとに、イベントの開始時と終了時の生体情報から、当該イベントに対する社員(使用者)のストレス度を評価する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
イベント実行装置と、生体情報管理装置と、生体情報取得装置とが接続されて構成される生体情報収集評価システムであって、
前記イベント実行装置は、
使用者からの指示入力を受け付けて、イベントを開始させ、あるいは、開始させた前記イベントを終了させた場合に、イベント特定情報を含み、前記イベントの開始/終了を通知するイベント通知を前記生体情報管理装置に送信するイベント通知送信手段を備え、
前記生体情報管理装置は、
前記イベント実行装置からの前記イベント通知を受信するイベント通知受信手段と、
前記イベント通知を受信した場合に、生体情報提供要求を形成し、前記生体情報取得装置に送信する生体情報提供要求送信手段と、
前記生体情報取得装置からの生体情報を受信する生体情報受信手段と、
前記イベント通知に含まれる前記イベント特定情報と、前記イベントの開始/終了と、前記生体情報とを関連付けて、生体情報記憶手段に記録する記録手段と、
前記生体情報記憶手段の記録情報に基づいて、前記イベント特定情報により区別されるイベントごとに、当該イベントの開始時の前記生体情報と当該イベントの終了時の前記生体情報とから、前記使用者の当該イベントに対するストレス度を評価する評価手段と
を備え、
前記生体情報取得装置は、
前記生体情報提供要求を受信する生体情報提供要求受信手段と、
前記生体情報提供要求を受信した場合に、前記イベントを開始させ、あるいは、終了させた前記使用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段で取得された前記生体情報を、前記生体情報管理装置に送信する生体情報送信手段と
を備えることを特徴とする生体情報収集評価システム。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
請求項1に記載に生体情報収集評価システムであって、
前記生体情報管理装置の前記評価手段は、前記イベントの開始時の前記生体情報と当該イベントの終了時の前記生体情報との差分に基づいて、前記使用者の当該イベントに対するストレス度を評価する
ことを特徴とする生体情報収集評価システム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の生体情報収集評価システムであって、
前記イベント実行装置は、電話端末と電話制御装置とからなる電話システムと、通信機能を備えた情報処理装置との一方あるいは両方であり、
前記電話システムは、電話の相手先を示す情報を含む前記イベント特定情報を形成するものであり、
前記情報処理装置は、実行した処理を示す情報を含む前記イベント特定情報を形成するものである
ことを特徴とする生体情報収集評価システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えば、脈拍や血圧などといった使用者の生体情報を用いて、使用者のストレス度(度合)を把握可能にする装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、スマートウォッチなどと呼ばれる腕時計型のウェアラブルデバイスを用いて、運動中の使用者の脈拍や体温などの生体情報を順次に取得するようにし、大きく上昇した場合には休憩を促すなどのことが行われるようになってきている。また、取得した自身の生体情報から運動中の自身の状態を客観的に把握することもできる。また、後に記す特許文献1には、運転者のストレス状態を推定する際の推定精度を向上させることができるストレス推定装置に関する発明が開示されている。当該ストレス推定装置は、車両停止後に運転者の生体情報が一様に安定するという傾向に着目し、減速前生体情報と減速後生体情報とを比較して、運転者の減速前のストレス状態を精度よく推定するものでる。
【0003】
具体的に、特許文献1に開示された発明は、(1)運転者の血圧値Pを記録するようにし、走行状態にある車両が減速を開始して停止した際の減速開始時点tgを検出する。(2)減速開始時点tgよりも以前に記録された予め定めた期間内の血圧値Pを参照し、参照した血圧値Pの代表値である減速前血圧値Pbを抽出する。(3)減速開始時点tgよりも後に記録された予め定めた期間内の血圧値Pを参照し、参照した血圧値Pの代表値である減速後血圧値Paを抽出する。(4)で抽出した減速前血圧値Pb及び減速後血圧値Paを比較し、減速前血圧値Pbと減速後血圧値Paとの差分ΔPが大きいほど、運転者の減速前のストレス状態が大きいと推定する。というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2014/002418号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述したように、例えば、ランニング中やジョギング中といった運動中の生体情報を監視したり、自動車の運転中のストレス状態を生体情報に基づいて把握したりすることは既に行われている。しかしながら、会社員の場合、長い就業時間中のストレス度は、一定ではないと考えられ、就業時間中においてストレス度がどのように変化しているのかを把握することは重要なことである。例えば、電話で得意先と話し合っている場合、Web会議を行っている場合、PC(Personal Computer)でアプリケーションソフトウェアを用いて文書や資料を作成している場合など、行っている業務に応じて、ストレス度は変わると考えられる。これらの場合、電話の相手先が誰なのか、Web会議の参加者は誰なのか、どのような文書や資料を作成しているのかといった、業務の内容によってもストレス度は変化すると考えられる。
【0006】
種々の学校などの教育現場においては、教師側からすれば、授業を担当するクラスによってストレス度が変化したり、学生の場合には、受ける授業や参加する学校行事によって、ストレス度が変化したりすることが考えられる。このように、業務、授業、行事といった、自分が実行したり、参加したりするいわゆるイベントごとに、実行者や参加者のストレス度は変化していると考えられる。このような状態を適切に把握することによって、実行したり、参加したりするイベントについて、種々の改善を行えるようにすることが望まれる。
【0007】
以上のことに鑑み、この発明は、実行される種々のイベントごとに、イベントの実行者や参加者のストレス度を適切に把握し、イベントに関する改善に役立てることができるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の生体情報収集評価システムは、
イベント実行装置と、生体情報管理装置と、生体情報取得装置とが接続されて構成される生体情報収集評価システムであって、
前記イベント実行装置は、
使用者からの指示入力を受け付けて、イベントを開始させ、あるいは、開始させた前記イベントを終了させた場合に、イベント特定情報を含み、前記イベントの開始/終了を通知するイベント通知を前記生体情報管理装置に送信するイベント通知送信手段を備え、
前記生体情報管理装置は、
前記イベント実行装置からの前記イベント通知を受信するイベント通知受信手段と、
前記イベント通知を受信した場合に、生体情報提供要求を形成し、前記生体情報取得装置に送信する生体情報提供要求送信手段と、
前記生体情報取得装置からの生体情報を受信する生体情報受信手段と、
前記イベント通知に含まれる前記イベント特定情報と、前記イベントの開始/終了と、前記生体情報とを関連付けて、生体情報記憶手段に記録する記録手段と、
前記生体情報記憶手段の記録情報に基づいて、前記イベント特定情報により区別されるイベントごとに、当該イベントの開始時の前記生体情報と当該イベントの終了時の前記生体情報とから、前記使用者の当該イベントに対するストレス度を評価する評価手段と
を備え、
前記生体情報取得装置は、
前記生体情報提供要求を受信する生体情報提供受信手段と、
前記生体情報提供要求を受信した場合に、前記イベントを開始させ、あるいは、終了させた前記使用者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、
前記生体情報取得手段で取得された前記生体情報を、前記生体情報管理装置に送信する生体情報送信手段と
を備えることを特徴とする。
【0009】
請求項1に記載の発明の生体情報収集評価システムによれば、イベント実行装置でイベントが発生したら、これをイベント通知送信手段が生体情報管理装置に送信する。送信を受けた生体情報管理装置は、生体情報提供要求送信手段が生体情報取得装置に生体情報の提供を要求する。生体情報の提供が要求された生体情報取得装置は、生体情報取得手段が、使用者の生体情報を取得して、生体情報送信手段が生体情報管理装置に提供する。生体情報管理装置は、記録手段が、イベント特定情報と、イベントの開始/終了と、生体情報とを関連付けて生体情報記憶手段に記録する。生体情報管理装置は、評価手段が機能して、イベントごとに、イベントの開始時と終了時の生体情報から、当該イベントに対する使用者のストレス度を評価する。
【発明の効果】
【0010】
この発明によれば、実行される種々のイベントごとに、イベントの実行者や参加者のストレス度を適切に把握し、イベントに関する改善に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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