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公開番号
2025107198
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-17
出願番号
2025072322,2021502264
出願日
2025-04-24,2020-02-25
発明の名称
空気供給システム、空気供給システムの制御方法、及び空気供給システムの制御プログラム
出願人
ナブテスコオートモーティブ株式会社
代理人
個人
主分類
B01D
53/26 20060101AFI20250710BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】圧縮乾燥空気の乾燥状態を維持することのできる空気供給システム及び空気供給システムの制御方法を提供する。
【解決手段】空気供給システム(10)は、圧縮空気を送出するコンプレッサ(4)と圧縮乾燥空気を貯留するエアタンク(30)との間に設けられており、水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタ(17)を有する、空気乾燥回路(11)と、空気乾燥回路(11)を制御するECU(80)と、を備える。ECU(80)は、コンプレッサ(4)が駆動して圧縮空気がフィルタ(17)に対し送出されてエアタンク(30)に対し供給される供給動作時に、エアタンク(30)に貯留された圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定して、圧縮乾燥空気をフィルタ(17)に逆方向に通過させてフィルタ(17)を通過したドレンをドレン排出口(27)から排出する再生動作を実行するか否かを決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧縮空気を送出するコンプレッサと圧縮乾燥空気を貯留するエアタンクとの間に設けられており、水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタを有する、空気乾燥回路と、
前記空気乾燥回路を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記コンプレッサが駆動して前記圧縮空気が前記フィルタに対し送出されて前記エアタンクに対し供給される供給動作時に、前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定し、
前記圧縮乾燥空気の前記乾燥状態に基づき、前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を排出口から排出する再生動作を実行するか否かを決定するように構成されている、
空気供給システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記エアタンクの圧力情報と前記コンプレッサの空気吐出量とを取得し、
前記エアタンクの圧力変化に基づき前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の消費量を算出し、
前記圧縮乾燥空気の消費量と前記空気吐出量とを用いて、前記圧縮乾燥空気の水分量を算出するように構成されている、
請求項1に記載の空気供給システム。
【請求項3】
前記制御装置は、前記圧縮乾燥空気の圧力が前記再生動作を行うカットアウト圧に到達し且つ前記圧縮乾燥空気の前記乾燥状態が所定条件を満たさないときに前記再生動作を実行するように構成されている、
請求項1又は2に記載の空気供給システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記圧縮乾燥空気の前記圧力が前記カットアウト圧に到達し且つ前記圧縮乾燥空気の乾燥状態が所定値を満たすときに、前記空気乾燥回路の前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに前記逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を前記排出口から排出するパージ動作を実行するように構成されている、
請求項3に記載の空気供給システム。
【請求項5】
前記空気乾燥回路に接続された分岐路と前記排出口とを連通する排出弁と、
前記フィルタから前記エアタンクに向かう順方向の流れと前記エアタンクから前記フィルタに向かう逆方向の流れとを切り替える再生制御弁とを備え、
前記制御装置は、前記排出弁及び前記再生制御弁を制御するように構成されている、
請求項1~4のいずれか一項に記載の空気供給システム。
【請求項6】
圧縮空気を送出するコンプレッサと圧縮乾燥空気を貯留するエアタンクとの間に設けられており、水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタを有する、空気乾燥回路と、
前記空気乾燥回路を制御する制御装置と、を備える空気供給システムの制御方法であって、
前記制御装置が、
前記コンプレッサが駆動して前記圧縮空気が前記フィルタに対し送出されて前記エアタンクに対し供給される供給動作時に、前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定し、
前記圧縮乾燥空気の前記乾燥状態に基づき、前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を排出口から排出する再生動作を実行するか否かを決定する、
空気供給システムの制御方法。
【請求項7】
圧縮空気を送出するコンプレッサと圧縮乾燥空気を貯留するエアタンクとの間に設けられており、水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタを有する、空気乾燥回路と、前記空気乾燥回路を制御する制御装置と、を備える空気供給システムの制御プログラムであって、前記制御装置を、
前記コンプレッサが駆動して前記圧縮空気が前記フィルタに対し送出されて前記エアタンクに対し供給される供給動作時に、前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定する乾燥状態判定部、及び
前記圧縮乾燥空気の前記乾燥状態に基づき、前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を排出口から排出する再生動作を実行するか否かを決定する、再生動作実行決定部として機能させる、
空気供給システムの制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、空気供給システム、空気供給システムの制御方法、及び空気供給システムの制御プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
トラック、バス、建機等の車両においては、コンプレッサから送られる圧縮空気を利用して、ブレーキシステム及びサスペンションシステム等を含む、空気圧システムが制御されている。この圧縮空気には、大気中に含まれる水分及びコンプレッサ内を潤滑する油分等、液状の不純物が含まれている。水分及び油分を多く含む圧縮空気が空気圧システム内に入ると、錆の発生及びゴム部材の膨潤等を招き、作動不良の原因となる可能性がある。このため、コンプレッサの下流には、圧縮空気中の水分及び油分等の不純物を除去する圧縮空気乾燥装置が設けられている。
【0003】
圧縮空気乾燥装置は、乾燥剤及び各種バルブを備えている。圧縮空気乾燥装置は、圧縮空気から水分等を除去するロード運転(除湿動作)を行う。除湿動作によって生成された圧縮乾燥空気は、貯留部に貯留される。また、圧縮空気乾燥装置の清浄機能は、圧縮乾燥空気の通過量に応じて低下する。このため、圧縮空気乾燥装置は、乾燥剤に吸着された油分及び水分を乾燥剤から取り除き、取り除いた油分及び水分をドレンとして放出するアンロード運転(再生動作)を行う(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-201323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、圧縮空気乾燥装置は、貯留部の圧力に基づいて除湿動作と再生動作とを切り替えている。貯留部に貯留された圧縮乾燥空気の消費が継続したときには、再生動作に切り替わらず除湿動作が継続されて、貯留部に貯留された圧縮乾燥空気の水分量が増加するおそれがある。そこで、圧縮乾燥空気の乾燥状態を維持することが求められている。
【0006】
本開示の目的は、圧縮乾燥空気の乾燥状態を維持することのできる空気供給システム及び空気供給システムの制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する空気供給システムは、圧縮空気を送出するコンプレッサと圧縮乾燥空気を貯留するエアタンクとの間に設けられ水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタを有する空気乾燥回路と、前記空気乾燥回路を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記コンプレッサが駆動して前記圧縮空気が前記フィルタに送出されて前記エアタンクに供給される供給動作時に、前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定して、前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を排出口から排出する再生動作を実行するか否かを決定する。
【0008】
上記課題を解決する空気供給システムの制御方法は、圧縮空気を送出するコンプレッサと圧縮乾燥空気を貯留するエアタンクとの間に設けられ水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタを有する空気乾燥回路と、前記空気乾燥回路を制御する制御装置とを備える空気供給システムの制御方法であって、前記制御装置が、前記コンプレッサが駆動して前記圧縮空気が前記フィルタに送出されて前記エアタンクに供給される供給動作時に、前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定して、前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を排出口から排出する再生動作を実行するか否かを決定する。
【0009】
上記課題を解決する空気供給システムの制御プログラムは、圧縮空気を送出するコンプレッサと圧縮乾燥空気を貯留するエアタンクとの間に設けられており、水分を捕捉する乾燥剤を含むフィルタを有する、空気乾燥回路と、前記空気乾燥回路を制御する制御装置と、を備える空気供給システムの制御プログラムであって、前記制御装置を、前記コンプレッサが駆動して前記圧縮空気が前記フィルタに対し送出されて前記エアタンクに対し供給される供給動作時に、前記エアタンクに貯留された前記圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定する乾燥状態判定部、及び、前記圧縮乾燥空気の前記乾燥状態に基づき、前記圧縮乾燥空気を前記フィルタに逆方向に通過させて前記フィルタを通過した流体を排出口から排出する再生動作を実行するか否かを決定する、再生動作実行決定部として機能させる。
【0010】
上記構成によれば、供給動作時に、圧縮乾燥空気の乾燥状態を水分量から判定して再生動作を実行するか否かを決定する。このため、供給動作が実行されて乾燥剤の再生が不足しているときに再生動作が実行される。よって、圧縮乾燥空気の乾燥状態を維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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