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公開番号2025107587
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-18
出願番号2025067149,2024564771
出願日2025-04-15,2024-08-19
発明の名称塗装材料関連情報提供装置、塗装材料関連情報提供システム、塗装材料関連情報提供方法およびプログラム
出願人株式会社源兵衛
代理人
主分類G06Q 50/10 20120101AFI20250711BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数種類の塗装材料を重ねて塗布したり混合したりする際の両者の親和性に関する情報を利用者に適切に提示できる塗装材料関連情報提供装置、塗装材料関連情報提供システム、塗装材料関連情報提供方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】クラウドサーバ1は、対象塗料情報を取得する塗料情報取得部111と、対象塗料情報が示す2種類の塗料それぞれに含まれる溶剤の種別に基づいて、2種類の塗料のうちのいずれか一方の上に他方の塗料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する重ね塗り可否判定部114と、対象塗料情報が示す2種類の塗料それぞれの溶解性パラメータに基づいて、2種類の塗料それぞれと混合可能なシンナーを特定するシンナー特定部113と、重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、特定したシンナーを示すシンナー情報と、を含む塗料関連情報を生成して端末装置3へ送信する塗料関連情報通知部115と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
利用者が指定した2種類の塗装材料を重ね塗りする場合の下地側の第1塗装材料を示す第1塗装材料情報と、前記第1塗装材料に重ね塗りされる第2塗装材料を示す第2塗装材料情報と、を含む対象塗装材料情報を取得する塗装材料情報取得部と、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態、樹脂の種類および溶解度パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1塗装材料の上に前記第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する重ね塗り判定部と、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、前記少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定する塗装材料特定部と、
前記重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、前記第3塗装材料を示す第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して端末装置へ送信する塗装材料関連情報通知部と、を備える、
塗装材料関連情報提供装置。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記重ね塗り判定部は、塗料の硬形態および樹脂の種類が同一である場合、前記第1塗装材料に含まれる溶剤の種別と前記第2塗装材料に含まれる溶剤の種別とが同一である場合、重ね塗り可と判定し、前記第1塗装材料に含まれる溶剤の種別が強溶剤形であり且つ前記第2塗装材料に含まれる溶剤の種別が弱溶剤形または水性である場合、重ね塗り可と判定し、前記第1塗装材料に含まれる溶剤の種別が弱溶剤形であり且つ前記第2塗装材料に含まれる溶剤の種別が水性である場合、重ね塗り可と判定し、前記第1塗装材料に含まれる溶剤の種別が水性2液形であり且つ前記第2塗装材料に含まれる溶剤の種別が水性、強溶剤形または弱溶剤形である場合、重ね塗り可と判定する、
請求項1に記載の塗装材料関連情報提供装置。
【請求項3】
前記重ね塗り可否判定部は、前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との組み合わせが前記第1塗装材料、前記第2塗装材料の少なくとも一方のメーカの定める仕様と同じである場合、前記第1塗装材料の樹脂系統の種別と前記第2塗装材料の樹脂系統の種別との組み合わせが適正である場合、前記第1塗装材料、前記第2塗装材料の少なくとも一方のメーカが認めている樹脂系統の種別が同じ場合、前記重ね塗りが不可である場合と、で、それぞれ異なるランクを選定する、
請求項1に記載の塗装材料関連情報提供装置。
【請求項4】
前記溶解性パラメータは、分散散力成分と、極性成分と、水素結合成分と、を含む3次元のHANSENパラメータであり、
前記塗装材料特定部は、前記溶解性パラメータを表す3次元空間において、前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに対応する座標からの距離が予め設定された基準距離以下の座標に対応する溶解性パラメータを有する前記第3塗装材料を特定する、
請求項1または2に記載の塗装材料関連情報提供装置。
【請求項5】
前記少なくとも一方に含まれる、少なくとも1種類の含有物それぞれの含有率に基づいて、前記溶解性パラメータを算出する溶解性パラメータ算出部を更に備える、
請求項4に記載の塗装材料関連情報提供装置。
【請求項6】
端末装置と、
利用者が指定した2種類の塗装材料を重ね塗りする場合の下地側の第1塗装材料を示す第1塗装材料情報と、前記第1塗装材料に重ね塗りされる第2塗装材料を示す第2塗装材料情報と、を含む対象塗装材料情報を取得する塗装材料情報取得部と、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態、樹脂の種類および溶解度パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1塗装材料の上に前記第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する重ね塗り判定部と、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、前記少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定する塗装材料特定部と、
前記重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、前記第3塗装材料を示す第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して前記端末装置へ送信する塗装材料関連情報通知部と、を備える、
塗装材料関連情報提供システム。
【請求項7】
利用者が指定した2種類の塗装材料を重ね塗りする場合の下地側の第1塗装材料を示す第1塗装材料情報と、前記第1塗装材料に重ね塗りされる第2塗装材料を示す第2塗装材料情報と、を含む対象塗装材料情報を取得するステップと、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態、樹脂の種類および溶解度パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1塗装材料の上に前記第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定するステップと、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、前記少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定するステップと、
前記重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、前記第3塗装材料を示す第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して端末装置へ送信するステップと、を含む、
塗装材料関連情報提供方法。
【請求項8】
コンピュータを、
利用者が指定した2種類の塗装材料を重ね塗りする場合の下地側の第1塗装材料を示す第1塗装材料情報と、前記第1塗装材料に重ね塗りされる第2塗装材料を示す第2塗装材料情報と、を含む対象塗装材料情報を取得する塗装材料情報取得部、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態、樹脂の種類および溶解度パラメータのうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1塗装材料の上に前記第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する重ね塗り判定部、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、前記少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定する塗装材料特定部、
前記重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、前記第3塗装材料を示す第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して端末装置へ送信する塗装材料関連情報通知部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗装材料関連情報提供装置、塗装材料関連情報提供システム、塗装材料関連情報提供方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
顧客に設けられたユーザ端末からアクセス可能なサーバシステムを設け、サーバシステムがユーザ端末から顧客の希望する意匠層の仕上げデータと下地層の材質及び劣化状態の下地データを取得するステップと、サーバシステムが仕上げデータに基づいて、意匠層を形成する意匠塗料を選択し、その意匠塗料と付着可能な直下層とが下地層と同一であるか判断するステップと、同一な場合には、サーバシステムが意匠層と下地層とにより構成される膜構造とその塗装仕様とを示すステップとを有する塗装仕様の提示方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-317006号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、異なる塗料同士を重ねて塗る場合、或いは、塗料と溶剤とを混合する場合の両者の親和性を利用者に適切に提示することで、塗装後の塗料の不具合が発生することを抑制することが要請されている。
【0005】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたもので、複数種類の塗装材料を重ねて塗布したり混合したりする際の両者の親和性に関する情報を利用者に適切に提示できる塗装材料関連情報提供装置、塗装材料関連情報提供システム、塗装材料関連情報提供方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る塗装材料関連情報提供装置は、
利用者が指定した2種類の塗装材料を重ね塗りする場合の下地側の第1塗装材料を示す第1塗装材料情報と、前記第1塗装材料に重ね塗りされる第2塗装材料を示す第2塗装材料情報と、を含む対象塗装材料情報を取得する塗装材料情報取得部と、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態および樹脂の種類のうちの少なくとも1つに基づいて、前記第1塗装材料の上に前記第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する重ね塗り判定部と、
前記第1塗装材料と前記第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、前記少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定する塗装材料特定部と、
前記重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、前記第3塗装材料を示す第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して端末装置へ送信する塗装材料関連情報通知部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、重ね塗り判定部が、第1塗装材料と第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態および樹脂の種類のうちの少なくとも1つに基づいて、第1塗装材料の上に第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する。また、塗装材料特定部は、第1塗装材料と第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、当該少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定する。そして、塗装材料関連情報通知部が、重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して端末装置へ送信する。これにより、端末装置へ送信する重ね塗り可否情報および第3塗装材料情報を含む塗装材料関連情報を介して、複数種類の塗装材料を重ねて塗布したり混合したりする際の両者の親和性に関する情報を利用者に適切に提示できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態1に係る塗料関連情報提供システムの構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る端末装置およびクラウドサーバのハードウェア構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る端末装置およびクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。
実施の形態1に係る溶解性パラメータ記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
実施の形態1に係るシンナー情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
実施の形態1に係る塗料情報記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
実施の形態1に係る判定基準記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。
実施の形態1に係るシンナー特定部の処理内容を説明するための図である。
実施の形態1に係る塗料関連情報提供システムが実行する処理を説明するためのシーケンス図である。
実施の形態1に係る端末装置の表示部に表示される重ね塗り判定対象塗料入力画面画像の一例を示す図である。
実施の形態1に係る端末装置の表示部に表示される塗料関連情報通知画像の一例を示す図である。
実施の形態1に係るクラウドサーバが実行する塗料関連情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る端末装置およびクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。
実施の形態2に係る塗料関連情報提供システムが実行する処理を説明するためのシーケンス図である。
実施の形態2に係る端末装置の表示部に表示される混合判定対象塗料入力画面画像の一例を示す図である。
実施の形態2に係る端末装置の表示部に表示される混合判定対象塗料入力画面画像についてオブジェクト画像をドラッグした状態を示す図である。
実施の形態2に係る端末装置の表示部に表示される塗料関連情報通知画像の一例を示す図である。
実施の形態2に係るクラウドサーバが実行する塗料関連情報提供処理の一例を示すフローチャートである。
変形例に係る端末装置の表示部に表示される重ね塗り判定対象塗料入力画面画像の一例を示す図である。
変形例に係る端末装置の表示部に表示される重ね塗り判定対象塗料入力画面画像についてオブジェクト画像をドラッグした状態を示す図である。
変形例に係る端末装置およびクラウドサーバの機能構成を示すブロック図である。
変形例に係る端末装置の表示部に表示される塗料関連情報通知画像の一例を示す図である。
変形例に係る端末装置の表示部に表示される塗料関連情報通知画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態に係る塗装材料関連情報提供装置について図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係る塗装材料関連情報提供装置は、塗装材料情報取得部と、重ね塗り判定部と、塗装材料特定部と、塗装材料関連情報通知部と、を備える。塗装材料情報取得部は、利用者が指定した2種類の塗装材料を重ね塗りする場合の下地側の第1塗装材料を示す第1塗装材料情報と、第1塗装材料に重ね塗りされる第2塗装材料を示す第2塗装材料情報と、を含む対象塗装材料情報を取得する。重ね塗り判定部は、第1塗装材料と第2塗装材料とのそれぞれに含まれる溶剤の種別、塗料の硬形態および樹脂の種類のうちの少なくとも1つに基づいて、第1塗装材料の上に第2塗装材料を重ね塗りすることが可能か否かを判定する。塗装材料特定部は、第1塗装材料と第2塗装材料との少なくとも一方の溶解性パラメータに基づいて、少なくとも一方と混合可能な第3塗装材料を特定する。塗装材料関連情報通知部は、重ね塗りの可否を示す重ね塗り可否情報と、第3塗装材料を示す第3塗装材料情報と、を含む塗装材料関連情報を生成して端末装置へ送信する。
【0010】
本実施の形態に係る塗料関連情報提供システムは、図1に示すように、塗装業者が所持する端末装置3と、クラウドサーバ1と、を備え、端末装置3とクラウドサーバ1とはネットワークNW1を介して互いに通信可能となっている塗装材料関連情報提供システムである。ここで、ネットワークNW1は、例えばインターネットである。
(【0011】以降は省略されています)

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