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公開番号2025107690
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001046
出願日2024-01-09
発明の名称予測モデル作成装置及び予測モデル作成方法
出願人中国電力株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20250714BHJP(計算;計数)
要約【課題】予測精度が高い予測モデルを効率的に提供する。
【解決手段】予測モデル作成装置であって、需要家の負荷を予測する複数の予測モデルを、優先順位が上位側の第1グループと、優先順位が下位側の第2グループと、に区分する第1処理部と、複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、複数の前記予測モデルの優先順位を見直した後の優先順位が前記第1グループと前記第2グループとの間で入れ替わった場合、少なくとも複数の前記予測モデルの優先順位が前記第1グループと前記第2グループとの間で入れ替わらなくなるまで、複数の前記予測モデルの優先順位を見直す第2処理部と、前記第1グループに属する前記予測モデルに基づいて、需要家の予測モデルを作成する第3処理部と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
需要家の負荷を予測する複数の予測モデルを、優先順位が上位側の第１グループと、優先順位が下位側の第２グループと、に区分する第１処理部と、
複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、複数の前記予測モデルの優先順位を見直した後の優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で入れ替わった場合、少なくとも複数の前記予測モデルの優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で入れ替わらなくなるまで、複数の前記予測モデルの優先順位を見直す第２処理部と、
前記第１グループに属する前記予測モデルに基づいて、需要家の予測モデルを作成する第３処理部と、
を含む予測モデル作成装置。
続きを表示（約 1,500 文字）【請求項２】
請求項１に記載の予測モデル作成装置であって、
前記第１グループは、複数の前記予測モデルが属するグループであり、
前記第２処理部の処理が行われた後、前記第１グループに属する複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、前記第１グループに属する複数の前記予測モデルの優先順位を見直す第４処理部
を含む予測モデル作成装置。
【請求項３】
請求項１に記載の予測モデル作成装置であって、
前記第２処理部は、
複数の前記予測モデルの優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で連続して入れ替わらなくなる回数が所定回数となるまで、複数の前記予測モデルの優先順位を見直す
予測モデル作成装置。
【請求項４】
請求項２に記載の予測モデル作成装置であって、
前記第２処理部及び前記第４処理部の処理において、前記第１グループに属する前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値は、前記予測モデルの予測精度又は評価順位平均値又は優先順位に応じて重み付けされる
予測モデル作成装置。
【請求項５】
請求項４に記載の予測モデル作成装置であって、
前記第１グループに属する前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値は、線形又は非線形のメンバーシップ関数を用いて重み付けされる
予測モデル作成装置。
【請求項６】
需要家の負荷を予測する複数の予測モデルを、優先順位が上位側の第１グループと、優先順位が下位側の第２グループと、に区分する第１ステップと、
複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、複数の前記予測モデルの優先順位を見直した後の優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で入れ替わった場合、少なくとも複数の前記予測モデルの優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で入れ替わらなくなるまで、複数の前記予測モデルの優先順位を見直す第２ステップと、
前記第１グループに属する前記予測モデルに基づいて、需要家の予測モデルを作成する第３ステップと、
を含む予測モデル作成方法。
【請求項７】
請求項６に記載の予測モデル作成方法であって、
前記第１グループは、複数の前記予測モデルが属するグループであり、
前記第２ステップの処理が行われた後、前記第１グループに属する複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、前記第１グループに属する複数の前記予測モデルの優先順位を見直す第４ステップ
を含む予測モデル作成方法。
【請求項８】
請求項６に記載の予測モデル作成方法であって、
前記第２ステップでは、
複数の前記予測モデルの優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で連続して入れ替わらなくなる回数が所定回数となるまで、複数の前記予測モデルの優先順位を見直す
予測モデル作成方法。
【請求項９】
請求項７に記載の予測モデル作成方法であって、
前記第２ステップ及び前記第４ステップの処理において、前記第１グループに属する前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値は、前記予測モデルの予測精度又は評価順位平均値又は優先順位に応じて重み付けされる
予測モデル作成方法。
【請求項１０】
請求項９に記載の予測モデル作成方法であって、
前記第１グループに属する前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値は、線形又は非線形のメンバーシップ関数を用いて重み付けされる
予測モデル作成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、需要家の負荷を予測する予測モデルを作成する予測モデル作成装置及び予測モデル作成方法に関する。
に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば、需要家の負荷（需要家におけるエネルギーの需要）が需要家の地点における気温や曜日等の影響を受けてどのように変化するのかを予測する場合、ニューラルネットワークや重回帰分析等の技術を用いた予測モデルによって予測することが知られている（例えば特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－１０２１３０号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
需要家の負荷は需要家毎に異なることから、上記の予測モデルを作成する場合、例えば、分析者が需要家の負荷に影響を与える要因を需要家毎に分析し、この分析結果に基づいて、予測モデルの予測精度が向上するように予測モデルに用いる説明変数を決定している。
【０００５】
近年では、太陽光や風力等の再生可能エネルギーを利用して発電を行う分散型電源と、分散型電源が設置されている各地域の需要家と、をまとめて、地域毎に分散型電源の発電電力を地産地消又は融通する仕組みであるマイクログリッドの普及に伴って、上記の予測モデルを必要とする需要家の数が増加する傾向にある。
【０００６】
分析者が予測モデルを作成する場合、予測モデルの予測精度を向上させるには、分析者の知識や経験に依存することとなり、予測モデルの完成までに多くの時間を要する。そのため、需要家の数が増加すると、予測モデルの作成に対応しきれなくなる虞があった。
【０００７】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、需要家の負荷を予測する予測モデルの予測精度を向上させるとともに、予測モデルを効率的に作成する予測モデル作成装置及び予測モデル作成方法を提供することを１つの目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
上記目的を達成するための本発明のうちの１つは、予測モデル作成装置であって、需要家の負荷を予測する複数の予測モデルを、優先順位が上位側の第１グループと、優先順位が下位側の第２グループと、に区分する第１処理部と、複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、複数の前記予測モデルの優先順位を見直した後の優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で入れ替わった場合、少なくとも複数の前記予測モデルの優先順位が前記第１グループと前記第２グループとの間で入れ替わらなくなるまで、複数の前記予測モデルの優先順位を見直すとともに需要家負荷予測値を算出する第２処理部と、前記第１グループに属する前記予測モデルに基づいて、需要家の予測モデルを作成する第３処理部と、を含む。
【０００９】
本発明の予測モデル作成装置によれば、需要家の負荷を予測する複数の予測モデルの優先順位が上位側の第１グループに連続して属することとなった予測モデルに基づいて、需要家の予測モデルを作成することから、需要家に対して予測精度が高い予測モデルを効率的に提供することが可能となる。
【００１０】
また、上記目的を達成するための本発明のうちの他の１つは、予測モデル作成装置であって、前記第１グループは、複数の前記予測モデルが属するグループであり、前記第２処理部の処理が行われた後、前記第１グループに属する複数の前記予測モデルによる需要家の負荷の予測値と実績値との差に基づいて、前記第１グループに属する複数の前記予測モデルの優先順位を見直すとともに需要家負荷予測値を算出する第４処理部、を含む。
（【００１１】以降は省略されています）

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