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公開番号2025108046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2024001660
出願日2024-01-10
発明の名称温度測定ユニット及び充電インレット
出願人矢崎総業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01R 13/66 20060101AFI20250715BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子温度の測定精度を低下させづらくしつつ、端子への取付作業性を向上させる温度測定ユニットを提供する。
【解決手段】外部の充電コネクタを接続させる充電インレット1に設けられ、保持筒部22に保持された棒状の端子10の温度を測定する温度測定ユニット40であって、保持筒部22の外側に配置され、チップサーミスタ41cを内包した測定体41aを有する温度センサ41と、測定体41aを保持する保持部43aと、端子10の側部を互いに挟み込むことで端子10に係合する一対の弾性片43bとを有する保持金具43とを備える。保持筒部22は、充電コネクタの外部端子に接続される側である端子10の先端側を露出させた状態で、端子10の根元側を同軸状に収容し、保持部43aは、測定体41aの少なくとも一部が保持筒部22の軸方向で保持筒部22の一部と対向するように、測定体41aを保持する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
外部の充電コネクタを接続させる充電インレットに設けられ、保持筒部に保持された棒状の端子の温度を測定する温度測定ユニットであって、
前記保持筒部の外側に配置され、チップサーミスタを内包した測定体を有する温度センサと、
前記測定体を保持する保持部と、前記端子の側部を互いに挟み込むことで前記端子に係合する一対の弾性片とを有する保持金具と、を備え、
前記保持筒部は、前記充電コネクタの外部端子に接続される側である前記端子の先端側を露出させた状態で、前記端子の根元側を同軸状に収容し、
前記保持部は、前記測定体の少なくとも一部が前記保持筒部の軸方向で当該保持筒部の一部と対向するように、前記測定体を保持する、温度測定ユニット。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記温度センサは、前記チップサーミスタを先端で接続したリードフレームを有し、
前記リードフレームは、
前記保持筒部の前記軸方向に沿って延伸する延伸部と、
前記測定体を支持しつつ前記延伸部から前記端子の前記側部に向かって折れ曲がった曲がり部と、を有する、請求項1に記載の温度測定ユニット。
【請求項3】
前記端子及び前記保持筒部の各々の一部と対向する開放面を残存させつつ前記温度センサの少なくとも一部を内側に収容するユニットハウジングを有し、
前記リードフレームは、前記ユニットハウジングの内側でポッティング部により埋められている、請求項2に記載の温度測定ユニット。
【請求項4】
前記端子は、前記側部に環状溝部を有し、
前記保持筒部は、当該保持筒部の前記軸方向に沿って、かつ、前記端子を挿通させる端子挿通孔が形成されるように配置された複数の弾性係止片で構成され、
各々の前記弾性係止片は、先端部に、前記端子挿通孔の径方向の内側に向けて突出して前記端子の前記環状溝部に係合する係止突起を有し、
前記測定体は、前記係止突起の一部と対向する、請求項1又は2に記載の温度測定ユニット。
【請求項5】
外部の充電コネクタを接続させる充電インレットであって、
棒状の端子と、
前記端子を保持する保持筒部を有する端子ホルダと、
前記充電コネクタの外部端子に接続される側である前記端子の先端側を挿通させる挿通孔を有し、前記充電コネクタを接続させる方向とは反対方向から前記端子ホルダを装着させるハウジングと、
前記端子の温度を測定する温度測定ユニットと、を備え、
前記温度測定ユニットは、請求項1又は2に記載の温度測定ユニットである、充電インレット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度測定ユニット及び充電インレットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車又はプラグインハイブリッド自動車等の車両に設置され、車両外部から車載バッテリに電力を供給させるための充電インレットがある。充電インレットが使用されるとき、充電インレットに備わる端子にジュール熱が生じることで、端子の温度が上昇する。特許文献1は、端子温度を測定するために、端子の外表面にサーミスタを密着させた状態で、サーミスタ、端子及び電線を熱収縮チューブで覆うことで、サーミスタを端子に取り付ける充電インレット(車両側充電コネクタ)を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6601566号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の充電インレットでは、サーミスタが端子の外表面に密着しているため、端子温度の測定精度に関しては有利である。しかしながら、当該充電インレットにおいてサーミスタを端子に取り付けるとき、作業者は、サーミスタを端子の外表面の所定位置に位置決めしながら熱収縮チューブの装着及び加熱収縮を行う必要があるため、取付作業性に難がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術が有する課題に鑑みてなされたものである。そして本発明の目的は、端子温度の測定精度を低下させづらくしつつ、端子への取付作業性を向上させる温度測定ユニット及びそれを備えた充電インレットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様は、外部の充電コネクタを接続させる充電インレットに設けられ、保持筒部に保持された棒状の端子の温度を測定する温度測定ユニットであって、保持筒部の外側に配置され、チップサーミスタを内包した測定体を有する温度センサと、測定体を保持する保持部と、端子の側部を互いに挟み込むことで端子に係合する一対の弾性片とを有する保持金具と、を備え、保持筒部は、充電コネクタの外部端子に接続される側である端子の先端側を露出させた状態で、端子の根元側を同軸状に収容し、保持部は、測定体の少なくとも一部が保持筒部の軸方向で保持筒部の一部と対向するように、測定体を保持する。
【0007】
本発明の他の態様は、外部の充電コネクタを接続させる充電インレットであって、棒状の端子と、端子を保持する保持筒部を有する端子ホルダと、充電コネクタの外部端子に接続される側である端子の先端側を挿通させる挿通孔を有し、充電コネクタを接続させる方向とは反対方向から端子ホルダを装着させるハウジングと、端子の温度を測定する温度測定ユニットと、を備え、温度測定ユニットは、上記態様に係る温度測定ユニットである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、端子温度の測定精度を低下させづらくしつつ、端子への取付作業性を向上させる温度測定ユニット及びそれを備えた充電インレットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る充電インレットの一部分解図である。
一実施形態に係る温度測定ユニットを図示した端子ホルダの斜視図である。
一実施形態に係る温度測定ユニットが不図示の端子ホルダの斜視図である。
図2に示す状態の端子ホルダの正面図である。
一実施形態に係る温度測定ユニットの一部分解図である。
一実施形態に係る温度測定ユニットの分解図である。
図2中のVII-VII部で切断された充電インレット1の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて一実施形態に係る温度測定ユニット及び充電インレットについて詳細に説明する。なお、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率と異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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