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公開番号2025108659
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-23
出願番号2025069349,2021013339
出願日2025-04-21,2021-01-29
発明の名称ダンパ装置および冷蔵庫
出願人尼得科儀器(浙江)有限公司,ニデックインスツルメンツ株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 17/08 20060101AFI20250715BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】ケース部材の大型化を抑制したダンパ装置および冷蔵庫を提供する。
【解決手段】ダンパ装置は、隔壁板20に対して直交する枠部21に開口部210が設けられたフレーム2と、フレーム2に回転可能に支持されたバッフルと、駆動機構6と、隔壁板20との間に駆動機構6が配置される空間30を構成する底板部31を備えたケース部材3とを有している。駆動機構6において、ギヤードモータには、先端を隔壁板20とは反対側に向けたコネクタ端子が保持され、底板部31には、コネクタ端子を隔壁板20とは反対側に向けて露出させるコネクタ挿入口が設けられている。駆動機構6は、モータ部と、バッフルに接続された出力部材69と、モータ部の回転を出力部材69に伝達する歯車伝達機構と、を備える。コネクタ端、モータ部および出力部材69は、この順で、Y方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
隔壁板に対して直交する枠部に開口部が設けられたフレームと、
前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するためのバッフルと、
前記バッフルを駆動する駆動機構と、
前記隔壁板に前記枠部とは反対側から被さるように前記フレームと結合され、前記隔壁板との間に前記駆動機構が配置される空間を構成する底板部を備えたケース部材と、
を有し、
前記駆動機構の駆動源であるモータ部は、モータ軸を前記隔壁板の側に向けた状態で前記ケース部材に保持され、
前記底板部には、前記モータ部に保持されたコネクタ端子を前記隔壁板とは反対側に向けて露出させるコネクタ挿入口が設けられ、
前記駆動機構は、前記モータ部と、前記バッフルに接続された出力部材と、前記モータ部の回転を前記出力部材に伝達する歯車伝達機構と、を備え、
前記コネクタ端子、前記モータ部および前記出力部材は、この順で、所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とするダンパ装置。
続きを表示（約 770 文字）【請求項２】
前記出力部材は、前記バッフルに接続され前記バッフルの回転中心軸線を中心に回転する軸部を備え、
前記コネクタ端子、前記モータ部のステータおよび前記出力部材の前記軸部は、前記所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする請求項１に記載のダンパ装置。
【請求項３】
前記歯車伝達機構は、前記モータ部の回転を前記出力部材に伝達する歯車を備え、
前記歯車伝達機構の前記歯車および前記出力部材の前記軸部は、前記所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする請求項２に記載のダンパ装置。
【請求項４】
前記開口部は、前記バッフルの回転中心軸線に沿った第１方向に延びる長辺、および前記第１方向と直交する第２方向に延びる短辺を備える長方形であり、
前記所定の方向は、前記第２方向であることを特徴とする請求項１から３のうち何れか一項に記載のダンパ装置。
【請求項５】
前記ケース部材は、前記ケース部材と前記隔壁板とを位置決めするための位置決め部を備え、
前記位置決め部は、前記所定の方向と直交する方向において、互いに離れた状態で２つ設けられるとともに、前記所定の方向において、前記モータ部と前記出力部材との間に配置されていることを特徴とする請求項１から４のうち何れか一項に記載のダンパ装置。
【請求項６】
請求項１から５までの何れか一項に規定するダンパ装置を備えた冷蔵庫であって、
冷却機と、
前記冷却機で発生した冷気が供給される貯蔵室と、
を有し、
前記ダンパ装置は、前記貯蔵室における冷気取り入れ口に配置されることを特徴とする冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ダンパ装置および冷蔵庫に関するものである。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
冷蔵庫の冷気通路等に配置されるダンパ装置は、隔壁板に対して直交する枠部に開口部が設けられたフレームと、フレームに回転可能に支持されたバッフルと、バッフルを駆動する駆動機構と、隔壁板に枠部とは反対側から被さるようにフレームと結合されたケース部材とを備えており、隔壁板とケース部材の底板部との間に駆動機構が配置される。かかるダンパ装置に関し、駆動機構においては、モータ部のモータ軸をバッフルに直接、接続するとともに、モータ部に保持されたコネクタ端子を隔壁板とは反対側に向けて露出させるコネクタ挿入口が底板部に設けられている構造が提案されている（特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
中国実用新案登録公報第２１１３４６００７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に記載のダンパ装置では、駆動機構の構成が具体的に開示されておらず、駆動機構の構成によっては、バッフルの回転軸方向において、ケース部材が大型化するという問題がある。
【０００５】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ケース部材の大型化を抑制したダンパ装置および冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記課題を解決するために、本発明に係るダンパ装置は、隔壁板に対して直交する枠部に開口部が設けられたフレームと、前記フレームに回転可能に支持され、前記開口部を開閉するためのバッフルと、前記バッフルを駆動する駆動機構と、前記隔壁板に前記枠部とは反対側から被さるように前記フレームと結合され、前記隔壁板との間に前記駆動機構が配置される空間を構成する底板部を備えたケース部材と、を有し、前記駆動機構の駆動源であるモータ部は、モータ軸を前記隔壁板の側に向けた状態で前記ケース部材に保持され、前記駆動機構は、前記モータ部と、前記バッフルに接続された出力部材と、前記モータ部の回転を前記出力部材に伝達する歯車伝達機構と、を備え、前記底板部には、前記モータ部に保持されたコネクタ端子を前記隔壁板とは反対側に向けて露出させるコネクタ挿入口が設けられ、前記コネクタ端子、前記モータ部および前記出力部材は、この順で、所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されていることを特徴とする。
【０００７】
本発明において、コネクタ端子、モータ部および出力部材は、この順で、所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されているので、コネクタ端子、モータ部および出力部材が所定の方向において重なるように配置されていない場合と比較して、ケース部材の所定の方向と直交する方向の寸法を小さくすることができる。
【０００８】
本発明において、前記出力部材は、前記バッフルに接続され前記バッフルの回転中心軸線を中心に回転する軸部を備え、前記コネクタ端子、前記モータ部のステータおよび前記出力部材の前記軸部は、前記所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように
配置されていることが好ましい。このようにすれば、ケース部材の所定の方向と直交する方向の寸法を、より小さくすることができる。
【０００９】
本発明において、前記歯車伝達機構は、前記モータ部の回転を前記出力部材に伝達する歯車を備え、前記歯車伝達機構の前記歯車および前記出力部材の前記軸部は、前記所定の方向において、互いに少なくとも一部が重なるように配置されていることが好ましい。このようにすれば、ケース部材の所定の方向と直交する方向の寸法を、より小さくすることができる。
【００１０】
本発明において、前記開口部は、前記バッフルの回転中心軸線に沿った第１方向に延びる長辺、および前記第１方向と直交する第２方向に延びる短辺を備える長方形であり、前記所定の方向は、前記第２方向であることが好ましい。このようにすれば、ケース部材の所定の方向と直交する方向は、第１方向および第２方向とそれぞれ直交するダンパ装置の前後方向となるので、ダンパ装置の厚みを小型化することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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