TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025109509
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003442
出願日2024-01-12
発明の名称充電システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類H02J 7/00 20060101AFI20250717BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】本明細書は、複数のステータコイルを巧みに使ってステータコイルを用いた昇圧回路のインダクタンスを高める。
【解決手段】本明細書が開示する充電システムは、インバータ、モータ、受電端子、充電スイッチを備える。インバータは、直流正極端と直流負極端とN個の交流端を備えている(N>1)。モータは、N個のステータコイルを備える。N個のステータコイルの夫々の一端がインバータのN個の交流端の夫々に接続されている。N個のステータコイルの夫々の他端は中性点に接続されている。受電端子は受電正極端と受電負極端を備えており、受電端子に電源が接続される。受電負極端はバッテリ負極に接続される。充電スイッチは、1個以上N個未満の前記ステータコイルの一端を、受電正極端に接続する。スイッチング素子とステータコイルを用いた昇圧回路において、いくつかのステータコイルが直列にされるので、総インダクタンスが高くなる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電源の電圧を昇圧してバッテリを充電する充電システムであり、
直流正極端と直流負極端とN個の交流端を備えており、前記直流正極端と前記直流負極端が前記バッテリに接続されているインバータと、
それぞれの一端がそれぞれの前記交流端に接続されており他端が中性点に接続されているN個のステータコイルを備えているモータと、
前記電源が接続可能な受電正極端と受電負極端を備えており、前記受電負極端が前記バッテリのバッテリ負極端に接続されている受電端子と、
1個以上N個未満の前記ステータコイルの前記一端を、前記受電正極端に接続する充電スイッチと、
を備えている、充電システム
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
液体冷媒で前記ステータコイルを冷却する冷却器をさらに備えており、
前記充電スイッチは、1個の前記ステータコイルの一端を前記受電正極端に接続し、
前記充電スイッチに接続されている前記ステータコイルが、他のステータコイルよりも鉛直下方に位置している、請求項1に記載の充電システム。
【請求項3】
前記受電正極端を、前記ステータコイルをバイパスして前記バッテリ正極端に接続するダイレクト充電スイッチを備えている、請求項1に記載の充電システム。
【請求項4】
直流端が前記バッテリに接続されており、交流端が複数の前記ステータコイルの他端に接続されているサブインバータをさらに備えている、請求項1に記載の充電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、インバータとモータを備えており、インバータのスイッチング素子とモータのステータコイルを昇圧回路として用いてバッテリを充電することができる充電システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
モータのステータコイルとインバータのスイッチング素子の回路は昇圧回路として使えることが知られている。特許文献1には、モータのステータコイルとインバータの下スイッチング素子を昇圧回路として使ってバッテリよりも出力電圧が低い電源でバッテリを充電する装置が開示されている。
【0003】
特許文献1の装置では、バッテリを充電する際、複数のステータコイルが接続されている中性点に電源を接続する。電源の電流は中性点を通じてステータコイルに流れる。第1インバータの下スイッチング素子をオンオフすることで、電源の電圧はステータコイルで昇圧される。電源の電力は、中性点/ステータコイル/第1インバータを通じてバッテリに流れる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-114972号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ステータコイルの電気特性は、モータの要求性能に基づいて定められる。それゆえ、ステータコイルの電気特性は、昇圧回路に最適とは限らない。モータのステータコイルのインダクタンスは、昇圧回路のリアクトルに要求されるインダクタンスよりも低い。昇圧回路のインダクタンスが低いと交流損失が大きくなる。本明細書は、複数のステータコイルを巧みに使ってステータコイルを用いた昇圧回路のインダクタンスを高める技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書が開示する充電システムは、インバータ、モータ、受電端子、充電スイッチを備える。インバータは、直流正極端と直流負極端とN個の交流端を備えている(N>1)。モータは、N個のステータコイルを備える。N個のステータコイルのそれぞれの一端がインバータのN個の交流端のそれぞれに接続されている。N個のステータコイルのそれぞれの他端は中性点に接続されている。受電端子は受電正極端と受電負極端を備えており、受電端子に電源が接続される。受電負極端はバッテリの負極(バッテリ負極)に接続される。充電スイッチは、1個以上N個未満の前記ステータコイルの前記一端を、前記受電正極端に接続する。
【0007】
説明の都合上、充電スイッチに接続されるステータコイルを上流コイルと称し、他のステータコイルを下流ステータコイルと称する。上記の構造によると、電源からバッテリへの電流経路において、上流ステータコイルと下流ステータコイルが直列に接続される。コイルが直列に接続されるとトータルのインダクタンスが増加する。電源の電力でバッテリを充電する際にリアクトル(すなわち、上流ステータコイルと下流ステータコイルの直列接続体)のインダクタンスが高くなるので昇圧時の損失(交流損失)が抑えられる。
【0008】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施例の充電システムの回路図である。
充電システムに含まれるモータの断面図である。
第2実施例の充電システムの回路図である。
第3実施例の充電システムの回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第1実施例)図面を参照して実施例の充電システムを説明する。図1に、第1実施例の充電システム2の回路図を示す。充電システム2は、インバータ10、モータ20、第1充電スイッチ31、第2充電スイッチ32、ダイレクト充電スイッチ33、受電端子40、コントローラ50を備える。コントローラ50は、各スイッチング素子と各スイッチを制御する。コントローラ50と各スイッチング素子/スイッチとの間の信号線は図示を省略してある。図1には、充電システム2のほか、バッテリ60と外部電源90が描かれている。外部電源90は受電端子40に脱着可能である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
恒久電源開発の装置
1か月前
ニデック株式会社
モータ
3日前
個人
ステッピングモータ実習装置
10日前
キヤノン株式会社
電源装置
24日前
株式会社竹中工務店
避雷設備
24日前
サンデン株式会社
電力変換装置
4日前
サンデン株式会社
電力変換装置
4日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
17日前
トヨタ自動車株式会社
充電装置
1か月前
ダイハツ工業株式会社
溶接装置
1か月前
北勢工業株式会社
保護管
1か月前
ダイハツ工業株式会社
ロータ構造
1か月前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
愛知電機株式会社
ステータおよびモータ
1か月前
サンデン株式会社
モータ制御装置
1か月前
株式会社ダイヘン
充電装置
1か月前
因幡電機産業株式会社
充電システム
1か月前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
2日前
株式会社エスイー
上載物の支持装置
24日前
AGC株式会社
太陽電池モジュール
24日前
新電元工業株式会社
充電装置
17日前
住友電装株式会社
電気接続箱
1か月前
住友電装株式会社
電気接続箱
1か月前
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
18日前
ダイハツ工業株式会社
絶縁紙成型装置
27日前
キヤノン株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
4日前
三菱電機株式会社
回転子および電動機
24日前
株式会社ダイヘン
電力システム
1か月前
矢崎総業株式会社
電池切替装置
1か月前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
10日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
10日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
10日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
10日前
株式会社日立製作所
回転電機
10日前
続きを見る