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公開番号
2025123458
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-22
出願番号
2025103673,2020042577
出願日
2025-06-19,2020-03-12
発明の名称
光電センサ及びしきい値補正方法
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03K
17/78 20060101AFI20250815BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】受光量の経時的変化に対してさらに適切なしきい値を設定することのできる光電センサ及びしきい値補正方法を提供する。
【解決手段】光電センサ100は、対象物TAを検出する光電センサ100であって、光を受けて受光量を得る受光部30と、受光量としきい値とに基づいて、対象物TAの有無を判定する対象物判定部51と、対象物TAがあると判定されていた期間の受光量と対象物TAがないと判定されていた期間の受光量とに基づいて、しきい値を設定する設定部52と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物を検出する光電センサであって、
光を受けて受光量を得る受光部と、
前記受光量としきい値とに基づいて、前記対象物の有無を判定する対象物判定部と、
前記対象物があると判定されていた期間の前記受光量と前記対象物がないと判定されていた期間の前記受光量とに基づいて、前記しきい値を設定する設定部と、を備える、
光電センサ。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記設定部は、前記対象物があると判定されていた期間における受光量の最大及び最小の一方と前記対象物がないと判定されていた期間における受光量の最大及び最小の他方とに基づいて補正値を算出し、前記補正値を前記しきい値に設定する、
請求項1に記載の光電センサ。
【請求項3】
前記設定部は、前記対象物があると判定されていた期間における受光量の平均と前記対象物がないと判定されていた期間における受光量の平均とに基づいて補正値を算出し、前記補正値を前記しきい値に設定する、
請求項1に記載の光電センサ。
【請求項4】
前記設定部は、前記対象物があると判定されていた期間の受光量の分布における平均及び分散に基づく値と、前記対象物がないと判定されていた期間の受光量の分布における平均及び分散に基づく値とに基づいて、補正値を算出し、前記補正値を前記しきい値に設定する、
請求項1に記載の光電センサ。
【請求項5】
前記対象物があると判定されていた期間の受光量と前記対象物がないと判定されていた期間の受光量とに基づいて、前記しきい値の設定が可能か否かを判定する設定判定部をさらに備え、
前記設定部は、前記しきい値の設定が可能であると判定されたときに、前記しきい値を設定する、
請求項1から4のいずれか一項に記載の光電センサ。
【請求項6】
前記設定判定部は、前記対象物があると判定されていた期間における受光量の最大及び最小の一方と、前記対象物がないと判定されていた期間における受光量の最大及び最小の他方との差に基づいて、前記しきい値の設定が可能か否かを判定する、
請求項5に記載の光電センサ。
【請求項7】
前記設定判定部は、前記対象物があると判定されていた期間の受光量の分布における平均及び分散に基づく値と、前記対象物がないと判定されていた期間の受光量の分布における平均及び分散に基づく値との差に基づいて、前記しきい値の設定が可能か否かを判定する、
請求項5に記載の光電センサ。
【請求項8】
前記しきい値の設定が可能でないと判定されたときに、前記しきい値の設定不能を出力する出力部をさらに備える、
請求項5から7のいずれか一項に記載の光電センサ。
【請求項9】
対象物を検出する光電センサのしきい値設定方法であって、
光を受けて受光量を得る受光ステップと、
前記受光量としきい値とに基づいて、前記対象物の有無を判定する対象物判定ステップと、
前記対象物があると判定されていた期間の前記受光量と前記対象物がないと判定されていた期間の前記受光量とに基づいて、前記しきい値を設定する設定ステップと、を含む、
しきい値設定方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光電センサ及びしきい値設定方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、しきい値補正手段が、投光部と受光部との光軸調整を行った直後のON又はOFFの状態を基準状態として、設定されているしきい値のOFF時の受光量の移動平均に対する比率を算出して、この比率を記憶する手段を含み、OFF時の受光量の平均値を生成し、このOFF時の受光量の平均値に対して上記の比率を乗算することによりしきい値の補正が行われる光電センサが知られている(特許文献1参照)。この光電センサは、受光量の経時的な変化があったとしても安定した検出状態を維持することのできるようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007-139494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1に記載の光電センサは、受光量の経時的な変化に対して、OFF時における受光量の平均値を基準に設定し、設定された基準に対するしきい値の比率を算出し、算出された比率にOFF時の受光量の平均値を乗算することで、しきい値を設定している。
【0005】
しかしながら、引用文献1に記載の光電センサでは、例えば、OFF時において背景の受光量が小さい状態であって、かつ、大きく変動する場合、設定されたしきい値が大きくなってしまうことがあり、しきい値を適切に設定できない可能性があった。
【0006】
そこで、本発明は、受光量の経時的変化に対してさらに適切なしきい値に設定することのできる光電センサ及びしきい値設定方法を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る光電センサは、対象物を検出する光電センサであって、光を受けて受光量を得る受光部と、受光量としきい値とに基づいて、対象物の有無を判定する対象物判定部と、対象物があると判定されていた期間の受光量と対象物がないと判定されていた期間の受光量とに基づいて、しきい値を設定する設定部と、を備える。
【0008】
この態様によれば、対象物があると判定されていた期間の受光量と対象物がないと判定されていた期間の受光量とに基づいて、しきい値が設定される。これにより、対象物があるときと対象物がないときの両方の受光量変化を、しきい値の設定に反映させることが可能となる。従って、例えば対象物がないときの受光量変化の影響を強く受ける従来の光電センサと比較して、受光量の経時的変化に対してしきい値をさらに適切に設定することができる。
【0009】
前述した態様において、設定部は、対象物があると判定されていた期間における受光量の最大及び最小の一方と対象物がないと判定されていた期間における受光量の最大及び最小の他方とに基づいて補正値を算出し、補正値をしきい値に設定してもよい。
【0010】
この態様によれば、対象物があると判定されていた期間における受光量の最大及び最小の一方と対象物がないと判定されていた期間における受光量の最大及び最小の他方とに基づいて、補正値が算出される。これにより、例えば対象物があるときの受光量の最大と対象物がないときの受光量の最小との両方を、しきい値に反映させることが可能になる。従って、受光量の急激な変化の影響が抑制されたしきい値に設定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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