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公開番号2025110059
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-28
出願番号2024003774
出願日2024-01-15
発明の名称計量装置及びキャリブレーション方法
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G01G 23/01 20060101AFI20250718BHJP(測定;試験)
要約【課題】複数のロードセルを備える計量装置の計量精度の向上を図ることが可能な計量装置及びキャリブレーション方法を提供する。
【解決手段】実施形態の計量装置は、ロードセルを接続するための複数のポートと前記複数のポートに個別接続されたロードセル各々の検出結果に基づき、被計量物の重量を計量する計量部と、前記ロードセル毎に導出された重量の検出に係る補正値を、当該ロードセルが接続されたポートを識別可能なポート識別子に関連付けて記憶する記憶部と、を備え、前記計量部は、前記ロードセルの各々で検出された重量の検出結果を、当該ロードセルが接続された前記ポートの前記ポート識別子に対応する補正値で補正した結果に基づき、前記被計量物の重量を計量する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ロードセルを接続するための複数のポートと
前記複数のポートに個別接続されたロードセル各々の検出結果に基づき、被計量物の重量を計量する計量部と、
前記ロードセル毎に導出された重量の検出に係る補正値を、当該ロードセルが接続されたポートを識別可能なポート識別子に関連付けて記憶する記憶部と、
を備え、
前記計量部は、前記ロードセルの各々で検出された重量の検出結果を、当該ロードセルが接続された前記ポートの前記ポート識別子に対応する補正値で補正した結果に基づき、前記被計量物の重量を計量する、計量装置。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記被計量物を支持するための台座を更に備え、
前記複数のポートに接続された前記ロードセルの各々は、共通する前記台座に設けられる、
請求項1に記載の計量装置。
【請求項3】
前記ポートに接続された前記ロードセル毎に、所定重量の計量物を前記ロードセルに取り付けた状態での検出結果と、前記計量物を取り除いた状態での前記ロードセルの検出結果とに基づいて、重量検出に係る補正値を導出する導出手段と、
前記導出手段が導出した前記ロードセル毎の補正値を、当該ロードセルが接続されたポートの前記ポート識別子に関連付けて前記記憶部に記憶する記憶制御手段と、
を更に備える請求項1に記載の計量装置。
【請求項4】
前記導出手段は、前記計量物を取り除いた状態での前記ロードセルの検出結果が、第1の閾値範囲から逸脱する場合、当該ロードセルが接続されたポートのポート識別子を報知する、
請求項3に記載の計量装置。
【請求項5】
前記導出手段は、前記計量物を取り除いた状態での前記ロードセルの検出結果と、前記計量物を取り付けた状態での前記ロードセルの検出結果と、前記計量物の重量とに基づき導出される前記ロードセルの特性が、第2の閾値範囲から逸脱する場合、当該ロードセルが接続されたポートを無効化する、
請求項3又は4に記載の計量装置。
【請求項6】
計量装置に取り付けられるロードセルのキャリブレーション方法であって、
前記計量装置は、前記ロードセルを接続するためのポートを複数備え、
前記複数のポートに個別接続される前記ロードセル毎に、所定重量の計量物を前記ロードセルに取り付けた状態での検出結果と、前記計量物を取り除いた状態での前記ロードセルの検出結果とを取得する取得ステップと、
前記取得ステップで取得された検出結果に基づき、重量検出に係る補正値を前記ロードセル毎に導出する導出ステップと、
前記ロードセル毎に導出された前記補正値を、当該ロードセルが接続されたポートを識別可能なポート識別子に関連付けて記憶する記憶ステップと、
を含むキャリブレーション方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、計量装置及びキャリブレーション方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
商品等の物品の重量を計量する装置として、物品を載置する台座部と当該台座部に載置された物品の重量を計量するロードセルとを備えた計量装置が存在している。また、1つの台座部に対して複数のロードセルを設けた計量装置が存在している。例えば、従来、数珠繋ぎされた複数のロードセルの各々について、計量装置が調整された時点での無負荷状態における荷重信号に対応する初期荷重を用いて、電源供給時の初期荷重を評価する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
ところで、複数のロードセルを備える計量装置の計量精度を高くするためには、ロードセル各々の計量精度を高精度にする必要がある。そのため、ロードセルに対し較正処理(以下、キャリブレーションともいう)を実施することが行われている。
【0004】
しかしながら、複数のロードセルを備える計量装置において、計量精度を確認するために、各々のロードセルについてキャリブレーションを実施する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、複数のロードセルを備える計量装置の計量精度の向上を図ることが可能な計量装置及びキャリブレーション方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の計量装置は、ロードセルを接続するための複数のポートと前記複数のポートに個別接続されたロードセル各々の検出結果に基づき、被計量物の重量を計量する計量部と、前記ロードセル毎に導出された重量の検出に係る補正値を、当該ロードセルが接続されたポートを識別可能なポート識別子に関連付けて記憶する記憶部と、を備え、前記計量部は、前記ロードセルの各々で検出された重量の検出結果を、当該ロードセルが接続された前記ポートの前記ポート識別子に対応する補正値で補正した結果に基づき、前記被計量物の重量を計量する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、実施形態に係る計量装置の概略構成を示す模式図である。
図2は、実施形態に係る計量装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3は、実施形態に係るロードセルが出力するAD値と重量との関係を示すグラフの一例である。
図4は、実施形態に係る重量とAD値との関係を示すグラフの一例を示す図である。
図5は、実施形態に係る計量装置の制御部が行う処理の一例を示すフローチャートである。
図6は、実施形態に係る計量装置の制御部が行うロードセルのキャリブレーション処理の一例を示すフローチャートである。
図7は、実施形態に係る計量装置の制御部が行うロードセルの被計量物の重量の計量に係る処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して、計量装置1の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではない。以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、及びいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
【0009】
図1は、実施形態に係る計量装置1の概略構成を示す模式図である。図1に示すように、計量装置1は、I/Oポート2と、ロードセル3と、計量台4とを備える。
【0010】
計量装置1は、計量装置の一例である。計量装置1は、後述するI/Oポート2に接続されたロードセル3の出力に基づき計量台4の上面に載置された被計量物の重量を計量する。
(【0011】以降は省略されています)

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