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公開番号2025112845
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024007350
出願日2024-01-22
発明の名称蓄電装置
出願人株式会社GSユアサ
代理人個人
主分類H01M 50/271 20210101AFI20250725BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】接合品質の低下を抑制できる蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電素子を備える蓄電装置であって、第一方向Zで接合される第一部材130及び第二部材140を備え、第二部材は、第一方向と直交する2つの方向である第二方向X及び第三方向Yに延びる2つの壁部である第一壁部143及び第二壁部144を備え、第二壁部は、第一部材と接合され、第一部材は、第一壁部及び第二壁部が重なる位置に対向する対向部131と、対向部と第二方向で隣接し、第一壁部に対向する第一隣接部132と、を備える蓄電装置である。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電素子を備える蓄電装置であって、
第一方向で接合される第一部材及び第二部材を備え、
前記第二部材は、前記第一方向と直交する2つの方向である第二方向及び第三方向に延びる2つの壁部である第一壁部及び第二壁部を備え、
前記第二壁部は、前記第一部材と接合され、
前記第一部材は、
前記第一壁部及び前記第二壁部が重なる位置に対向する対向部と、
前記対向部と前記第二方向で隣接し、前記第一壁部に対向する第一隣接部と、を備え、
前記対向部は、前記第一方向において前記第一隣接部よりも厚く、かつ、前記第一隣接部よりも前記第二部材とは反対方向に突出する
蓄電装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第一部材は、さらに、前記対向部と前記第三方向で隣接する第二隣接部を備え、
前記対向部は、前記第一方向において前記第二隣接部よりも厚く、かつ、前記第二隣接部よりも前記第二部材とは反対方向に突出する
請求項1に記載の蓄電装置。
【請求項3】
蓄電素子を備える蓄電装置であって、
第一方向で接合される第一部材及び第二部材を備え、
前記第二部材は、前記第一方向と直交する2つの方向である第二方向及び第三方向に延びる2つの壁部である第一壁部及び第二壁部を備え、
前記第二壁部は、前記第一部材と接合され、
前記第一部材は、
前記第一壁部及び前記第二壁部が重なる位置に対向する対向部と、
前記対向部と前記第二方向で隣接し、前記第一壁部に対向する第一隣接部と、
前記対向部と前記第三方向で隣接し、前記第二壁部に対向する第二隣接部と、を備え、
前記第一部材及び前記第二部材の少なくとも一方には、前記第一隣接部の前記第一壁部に対向する面が、前記第二隣接部の前記第二壁部に対向する面よりも凹んだ第一凹部、及び、前記第一壁部の前記第一隣接部に対向する面が、前記第二壁部の前記第二隣接部に対向する面よりも凹んだ第二凹部の少なくとも一方が形成される
蓄電装置。
【請求項4】
前記第一凹部及び前記第二凹部の少なくとも一方は、前記第一部材及び前記第二部材の少なくとも一方に形成された前記第二方向に延びる凹部の一部である
請求項3に記載の蓄電装置。
【請求項5】
前記第一部材の光の透過率は、前記第二部材の光の透過率よりも高く、
前記第二部材の光の吸収率は、前記第一部材の光の吸収率よりも高い
請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。
【請求項6】
前記第一部材及び前記第二部材は、前記蓄電素子を収容するケースが備える2つの部材である
請求項1~4のいずれか一項に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の電池セルが積層されている電池セル積層体、電池セル積層体の下部面および両側面をカバーする下部フレーム、電池セル積層体の上部面をカバーする上部フレームを含み、下部フレームと上部フレームとがレーザ溶接によって接合された電池モジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2022-517687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示されたように、2つの部材(特許文献1では下部フレーム及び上部フレーム)を接合する構成において、当該2つの部材を接合する際に当該2つの部材間に空隙が発生する場合がある。当該空隙が発生すると、当該2つの部材間の気密不良または接合強度低下が生じる等、当該2つの部材の接合品質が低下するおそれがある。
【0005】
本発明は、本願発明者が上記課題に新たに着目することによってなされたものであり、接合品質の低下を抑制できる蓄電装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子を備える蓄電装置であって、第一方向で接合される第一部材及び第二部材を備え、前記第二部材は、前記第一方向と直交する2つの方向である第二方向及び第三方向に延びる2つの壁部である第一壁部及び第二壁部を備え、前記第二壁部は、前記第一部材と接合され、前記第一部材は、前記第一壁部及び前記第二壁部が重なる位置に対向する対向部と、前記対向部と前記第二方向で隣接し、前記第一壁部に対向する第一隣接部と、を備え、前記対向部は、前記第一方向において前記第一隣接部よりも厚く、かつ、前記第一隣接部よりも前記第二部材とは反対方向に突出する。
【0007】
本発明の他の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子を備える蓄電装置であって、第一方向で接合される第一部材及び第二部材を備え、前記第二部材は、前記第一方向と直交する2つの方向である第二方向及び第三方向に延びる2つの壁部である第一壁部及び第二壁部を備え、前記第二壁部は、前記第一部材と接合され、前記第一部材は、前記第一壁部及び前記第二壁部が重なる位置に対向する対向部と、前記対向部と前記第二方向で隣接し、前記第一壁部に対向する第一隣接部と、前記対向部と前記第三方向で隣接し、前記第二壁部に対向する第二隣接部と、を備え、前記第一部材及び前記第二部材の少なくとも一方には、前記第一隣接部の前記第一壁部に対向する面が、前記第二隣接部の前記第二壁部に対向する面よりも凹んだ第一凹部、及び、前記第一壁部の前記第一隣接部に対向する面が、前記第二壁部の前記第二隣接部に対向する面よりも凹んだ第二凹部の少なくとも一方が形成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明における蓄電装置によれば、接合品質の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態に係る蓄電装置の外観を示す斜視図である。
図2は、実施の形態に係る蓄電装置を分解した場合の各構成要素を示す分解斜視図である。
図3は、実施の形態に係る蓄電装置のケース蓋体から第一部材及び第三部材を取り外した状態での構成を示す斜視図である。
図4は、実施の形態に係る蓄電装置のケース蓋体から第一部材及び第三部材を取り外した状態での構成を示す平面図である。
図5は、実施の形態に係る第一部材及び第二部材を示す斜視図である。
図6Aは、実施の形態に係る第一部材が第二部材に重ねられた状態での構成を示す斜視図である。
図6Bは、実施の形態に係る第一部材が第二部材に重ねられた状態での構成を示す断面図である。
図7Aは、実施の形態に係る第一部材と第二部材の第二壁部とが接合された状態での構成を示す斜視図である。
図7Bは、実施の形態に係る第一部材と第二部材の第二壁部とが接合された状態での構成を示す断面図である。
図8Aは、実施の形態に係る第一部材と第二部材の第一壁部とが接合される前の状態での構成を示す断面図である。
図8Bは、実施の形態に係る第一部材と第二部材の第一壁部とが接合された状態での構成を示す断面図である。
図9は、実施の形態に係る第一部材と第二部材とが接合された状態での構成を示す斜視図である。
図10は、実施の形態に係る蓄電装置が奏する効果を説明する図である。
図11Aは、実施の形態の変形例1に係る第二部材が備える第一壁部及び第二壁部の構成を示す斜視図である。
図11Bは、実施の形態の変形例2に係る第二部材が備える第一壁部及び第二壁部の構成を示す斜視図である。
図12は、実施の形態の変形例3に係る第一部材及び第二部材を示す斜視図である。
図13Aは、実施の形態の変形例3に係る第一部材が第二部材に重ねられた状態での構成を示す斜視図である。
図13Bは、実施の形態の変形例3に係る第一部材が第二部材に重ねられた状態での構成を示す断面図である。
図14Aは、実施の形態の変形例3に係る第一部材と第二部材の第二壁部とが接合された状態での構成を示す斜視図である。
図14Bは、実施の形態の変形例3に係る第一部材と第二部材の第二壁部とが接合された状態での構成を示す断面図である。
図15Aは、実施の形態の変形例3に係る第一部材と第二部材とが接合された状態での構成を示す斜視図である。
図15Bは、実施の形態の変形例3に係る第一部材と第二部材とが接合された状態での構成を示す断面図である。
図16は、実施の形態の変形例4に係る第一部材及び第二部材を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(1)本発明の一態様に係る蓄電装置は、蓄電素子を備える蓄電装置であって、第一方向で接合される第一部材及び第二部材を備え、前記第二部材は、前記第一方向と直交する2つの方向である第二方向及び第三方向に延びる2つの壁部である第一壁部及び第二壁部を備え、前記第二壁部は、前記第一部材と接合され、前記第一部材は、前記第一壁部及び前記第二壁部が重なる位置に対向する対向部と、前記対向部と前記第二方向で隣接し、前記第一壁部に対向する第一隣接部と、を備え、前記対向部は、前記第一方向において前記第一隣接部よりも厚く、かつ、前記第一隣接部よりも前記第二部材とは反対方向に突出する。
(【0011】以降は省略されています)

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