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公開番号
2025111831
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-30
出願番号
2025080895,2022580321
出願日
2025-05-14,2021-06-25
発明の名称
平坦な製品を加熱するための横磁束誘導加熱装置
出願人
エイジャックス トッコ マグネサーミック コーポレーション
代理人
個人
主分類
H05B
6/44 20060101AFI20250723BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】誘導加熱装置及びその使用方法を提供する。
【解決手段】装置は2つの極を含み、各極は間隔を空けて配置された一対のコイルを含み、極間の間隔及び極ピッチの少なくとも1つは、ワークピースの幅方向に伝達される電力密度を制御するように調整可能である。いくつかの実施形態では、移動可能な磁束シールドも、ワークピースのエッジ部に沿って伝達される電力密度を制御するように調整される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
横磁束電気誘導コイルアセンブリに対してプロセス方向に沿って移動する関連する平坦なワークピースの少なくとも一部を誘導加熱するための横磁束誘導コイルアセンブリであって、
関連するワークピースは、対向する第1及び第2ワークピース面と第1及び第2ワークピースエッジとを有し、
前記誘導加熱装置は、
前記第1ワークピース面から間隔をあけて対向する第1共通平面に配置され、第1及び第2ワークピースエッジの間に延び、電気的に直列に結合される、第1平面コイル及び第2平面コイルを備え、
前記第1平面コイル及び前記第2平面コイルは、同一の平面上に間隔をあけて配置され、前記第1平面コイル及び前記第2平面コイルの少なくとも1つは、前記共通平面内で移動可能であり、その間の間隔を変更することができる、
横磁束誘導コイルアセンブリ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記第1平面コイルと第2平面コイルの少なくとも1つは、コイルのピッチを変更するように調整可能である、
請求項1に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項3】
前記第1平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第1外向き脚と第1戻り脚とから形成され、前記第1外向き脚と前記第1戻り脚は第1エンドレールに物理的かつ電気的に結合され、第1外向き脚と第1戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第1平面コイルのコイルピッチを変更するように、第1外向き脚と第1戻り脚の少なくとも1つは第1エンドレールに移動可能に取り付けられており、
前記第2平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第2外向き脚と第2戻り脚とから形成され、前記第2外向き脚と前記第2戻り脚は第2エンドレールに物理的かつ電気的に結合され、第2外向き脚と第2戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第2平面コイルのコイルピッチを変更するように、第2外向き脚と第2戻り脚の少なくとも1つは第2エンドレールに移動可能に取り付けられている、
請求項2に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項4】
前記第1平面コイルと前記第2平面コイルは、それぞれ第1共通レールに結合され、前記第1コイル又は前記第2コイルの少なくとも1つは、前記第1共通レール上で、第1又は第2コイルの他方に向かって又は離れるように移動可能に支持されている、
請求項3に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項5】
前記第1コイルの第1戻り脚と前記第2コイルの第2外向き脚は、前記第1共通レールに結合され、前記第1戻り脚と前記第2外向き脚の少なくとも1つは、前記共通レールに対して移動可能であり、前記第1平面コイルと前記第2平面コイルの間の距離を変化させる、
請求項4に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項6】
前記第2ワークピース面から間隔を置いて対向する第2共通平面に配置され、前記第1及び前記第2ワークピースエッジの間に延び、前記第1平面コイル及び前記第2平面コイルと電気的に直列に結合された第3平面コイル及び第4平面コイルをさらに含む、
請求項5に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項7】
前記第3平面コイルと前記第4平面コイルは、前記第2共通平面内で同一平面上に離れており、前記第3平面コイルと前記第4平面コイルの少なくとも1つは、前記第2共通平面内で移動可能であり、その間の間隔を変化させる、
請求項6に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項8】
前記第3平面コイルと前記第4平面コイルの少なくとも1つは、コイルのピッチを変更するように調整可能である、
請求項7に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項9】
前記第3平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第3外向き脚と第3戻り脚とから形成され、前記第3外向き脚と前記第3戻り脚は第3エンドレールに物理的かつ電気的に結合され、第3外向き脚と第3戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第3平面コイルのコイルピッチを変更するように、第3外向き脚と第3戻り脚の少なくとも1つは第3エンドレールに移動可能に取り付けられており、
前記第4平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第4外向き脚と第4戻り脚とから形成され、前記第4外向き脚と前記第4戻り脚は第4エンドレールに物理的かつ電気的に結合され、第4外向き脚と第4戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第4平面コイルのコイルピッチを変更するように、第4外向き脚と第4戻り脚の少なくとも1つは第4エンドレールに移動可能に取り付けられている、
請求項8に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
【請求項10】
前記第3平面コイルと前記第4平面コイルはそれぞれ第2共通レールに結合され、前記第3平面コイル又は前記第4平面コイルの少なくとも1つは、前記第3又は第4平面コイルの他方に向かって又は離れるように前記第2共通レール上で移動可能に支持されている、
請求項9に記載の横磁束誘導コイルアセンブリ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【背景技術】
【0001】
誘導加熱器は、図1に示すような導電性の連続した平坦なストリップ/プレート製品の様々な厚みや幅を加熱するのに適している。従来の誘導加熱は、図2に示すように、ソレノイド型のコイルをストリップ又はプレートに巻いて使用していた。図1は、プレート上の帯幅の加熱を示している。図2は従来のソレノイドコイルをプレートに巻いた状態を示している。交流電流がコイルに印加されると電磁場が発生し、コイル内の電流を反映してプレート表面の周りに渦電流が誘導され、プレートのジュール加熱が引き起こされる。ソレノイドコイル加熱システムにはいくつかの欠点があり、この特定の用途には望ましくない選択となっている。第1の問題は、プレートが薄いほど、効率的に誘導結合するために必要な誘導周波数が高くなることである。同時に、プレートの端がオーバーヒートしたり、プレートのコアが温度上昇する前に表面がオーバーヒートしたりするほど高くない周波数を選択する必要がある。このため、薄いプレートを加熱するには非常に高い周波数が必要であり、厚いプレートを加熱するには低い周波数が必要である。単一の電源から広い周波数範囲が必要な場合もあれば、加熱するプレート厚ごとに異なる周波数を有する複数の電源が必要な場合もある。このような状況では、誘導加熱に費用対効果がない場合がある。さらに、非常に薄いプレートの場合、従来のソレノイドコイル誘導技術によるストリップを効率的に加熱するために必要な周波数が合理的に利用可能な周波数よりも高くなり、誘導加熱が選択肢とならない場合がある。
続きを表示(約 2,800 文字)
【0002】
横磁束誘導加熱が知られている。例えば、参照によりその全体がここに組み込まれている米国特許第9462641号は、シート材料のストリップを加熱するために使用できる横方向誘導加熱装置を開示している。現在の横方向誘導加熱装置は、シートの長さ方向に伝達される電力密度を正確かつ精密に制御する能力に欠けており、多くの場合、ストリップのエッジ部分がオーバーヒートするか、又はストリップの中心部分がアンダーヒートするかのいずれかである。さらに、現在の横方向誘導加熱装置は、一般的にストリップ材料の狭い範囲の寸法しか受け入れることができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本開示は、誘導加熱装置及び使用方法を提供し、この装置は、2つの極(Pole)を含み、各極は、極間の間隔と、極ピッチの少なくとも1つが、ワークピースの幅方向に伝達される電力密度を制御するように調整可能な、間隔をあけた一対の離れたコイルを含む。いくつかの実施形態では、移動可能な磁束シールドも、ワークピースのエッジ部分に沿って伝達される電力密度を制御するように調整される。
【0004】
本開示の一態様によれば、横磁束電気誘導コイルアセンブリに対してプロセス方向に沿って移動する関連する平坦なワークピースの少なくとも一部を誘導加熱するための横磁束誘導コイルアセンブリであって、関連するワークピースは、対向する第1及び第2ワークピース面と第1及び第2ワークピースエッジとを有し、前記誘導加熱装置は、前記第1ワークピース面から間隔をあけて対向する第1共通平面に配置され、第1及び第2ワークピースエッジの間に延び、電気的に直列に結合される、第1平面コイル及び第2平面コイルを備える。前記第1平面コイル及び前記第2平面コイルは、同一の平面上に間隔をあけて配置され、前記第1平面コイル及び前記第2平面コイルの少なくとも1つは、前記共通平面内で移動可能であり、その間の間隔を変更することができる。
【0005】
前記第1平面コイルと第2平面コイルの少なくとも1つは、コイルのピッチを変更するように調整可能である。前記第1平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第1外向き脚と第1戻り脚とから形成され得る。前記第1外向き脚と前記第1戻り脚は第1エンドレールに物理的かつ電気的に結合され得、第1外向き脚と第1戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第1平面コイルのコイルピッチを変更するように、第1外向き脚と第1戻り脚の少なくとも1つは第1エンドレールに移動可能に取り付けられ得る。前記第2平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第2外向き脚と第2戻り脚とから形成され得る。前記第2外向き脚と前記第2戻り脚は第2エンドレールに物理的かつ電気的に結合され得、第2外向き脚と第2戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第2平面コイルのコイルピッチを変更するように、第2外向き脚と第2戻り脚の少なくとも1つは第2エンドレールに移動可能に取り付けられ得る。
【0006】
前記第1平面コイルと前記第2平面コイルは、それぞれ第1共通レールに結合され得、前記第1コイル又は前記第2コイルの少なくとも1つは、前記第1共通レール上で、第1又は第2コイルの他方に向かって又は離れるように移動可能に支持される。前記第1コイルの第1戻り脚と前記第2コイルの第2外向き脚は、前記第1共通レールに結合され得、前記第1戻り脚と前記第2外向き脚の少なくとも1つは、前記共通レールに対して移動可能であり、前記第1平面コイルと前記第2平面コイルの間の距離を変化させる。
【0007】
アセンブリは、前記第2ワークピース面から間隔を置いて対向する第2共通平面に配置され、前記第1及び前記第2ワークピースエッジの間に延び、前記第1平面コイル及び前記第2平面コイルと電気的に直列に結合された第3平面コイル及び第4平面コイルをさらに含むことができる。前記第3平面コイルと前記第4平面コイルは、前記第2共通平面内で同一平面上に離れており、前記第2共通平面内で移動可能であり、その間の間隔を変化させる。前記第3平面コイルと前記第4平面コイルは、前記第2共通平面内で同一平面上に間隔を空けて配置され、前記第3平面コイルと前記第4平面コイルの少なくとも1つは、前記第2共通平面内で移動可能であり、その間の間隔を変化させることができる。前記第3平面コイルと前記第4平面コイルの少なくとも1つは、コイルのピッチを変更するように調整可能である。
【0008】
前記第3平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第3外向き脚と第3戻り脚とから形成され、前記第3外向き脚と前記第3戻り脚は第3エンドレールに物理的かつ電気的に結合される。第3外向き脚と第3戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第3平面コイルのコイルピッチを変更するように、第3外向き脚と第3戻り脚の少なくとも1つは第3エンドレールに移動可能に取り付けられ得る。前記第4平面コイルは、共通方向に延び、間隔をあけた関係にある第4外向き脚と第4戻り脚とから形成され、前記第4外向き脚と前記第4戻り脚は第4エンドレールに物理的かつ電気的に結合される。第4外向き脚と第4戻り脚が互いに向かって及び離れるように移動して、前記第4平面コイルのコイルピッチを変更するように、第4外向き脚と第4戻り脚の少なくとも1つは第4エンドレールに移動可能に取り付けられ得る。
【0009】
前記第3平面コイルと前記第4平面コイルはそれぞれ第2共通レールに結合され得、前記第3平面コイル又は前記第4平面コイルの少なくとも1つは、前記第3又は第4平面コイルの他方に向かって又は離れるように前記第2共通レール上で移動可能に支持される。前記第3コイルの第3戻り脚と前記第4コイルの第4外向き脚は、前記第2共通レールに結合され得、前記第3戻り脚と前記第4外向き脚の少なくとも1つは、前記第2共通レールに対して移動可能であり、前記第3平面コイルと前記第4平面コイルとの間の距離を変化させる。前記第2平面コイルの戻り脚と第3平面コイルの外向き脚は剛に結合され得る。
【0010】
アセンブリは、第1共通平面と、前記第1及び第2ワークピースエッジの少なくとも1つに面する前記第1ワークピース面との間に間隔を置いて配置された、少なくとも1つの磁束シールドをさらに備えることができる。少なくとも1つの前記磁束シールドは、関連する前記ワークピースの横方向に移動可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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