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公開番号2025112507
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-01
出願番号2024006766
出願日2024-01-19
発明の名称衣類乾燥機
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類D06F 58/38 20200101AFI20250725BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】高精度の乾燥検知を行うことができる衣類乾燥機を提供する。
【解決手段】衣類乾燥機は、排気口及び給気口を有し、衣類が収容される収容槽と、排気口と給気口とを繋ぐ循環風路と、循環風路を流れる空気を加熱して温風を生成する加熱装置と、循環風路内の空気の湿度を検知する湿度センサと、加熱装置を制御して収容槽内の衣類を乾燥させる乾燥工程を含む運転を実行可能な制御部と、を備え、制御部は、運転中において、一定時間における湿度の変化量が一定量以下となる状態である一定状態が所定時間連続した場合あるいは一定状態の累積時間が所定時間に到達した場合に、加熱装置を制御して収容槽内の衣類に対する加熱を抑制する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
排気口及び給気口を有し、衣類が収容される収容槽と、
前記排気口と前記給気口とを繋ぐ循環風路と、
前記循環風路を流れる空気を加熱して温風を生成する加熱装置と、
前記循環風路内の前記空気の湿度を検知する湿度センサと、
前記加熱装置を制御して前記収容槽内の衣類を乾燥させる乾燥工程を含む運転を実行可能な制御部と、を備え、
前記制御部は、前記運転中において、一定時間における前記湿度の変化量が一定量以下となる状態である一定状態が所定時間連続した場合あるいは前記一定状態の累積時間が前記所定時間に到達した場合に、前記加熱装置を制御して前記収容槽内の前記衣類に対する加熱を抑制する、
衣類乾燥機。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記湿度が設定値に達した場合に前記一定状態の検知を開始する、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項3】
前記制御部は、前記収容槽内の前記衣類から蒸発する水分量が減少傾向となる減率期間中に前記一定状態の検知を開始する、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項4】
前記収容槽内に収容された前記衣類の重量を検知する重量検知部と、
前記収容槽内に収容された前記衣類の布質を検知する布質検知部と、を更に備え、
前記所定時間は、前記重量と、前記布質と、に基づいて設定される、
請求項1に記載の衣類乾燥機。
【請求項5】
前記収容槽内に収容された前記衣類の重量を検知する重量検知部と、
前記衣類乾燥機が設置される付近の室温を検知する室温センサと、
前記循環風路内の前記空気の一部を外部に排出する開口部と、
前記開口部を開閉する排気ダンパと、を更に備え、
前記制御部は、前記重量と、前記室温と、に基づいて、前記一定状態の検知を開始した後の前記排気ダンパの開閉動作を制御可能である、
請求項2又は3に記載の衣類乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、衣類乾燥機に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている洗濯乾燥機は、乾燥機能を備える電気機器の一例である。特許文献1の洗濯乾燥機は、槽内から排気口を介し送出される気体の湿度を検出する湿度検出部と、槽内から排気口を介し送出される気体の温度を検出する温度検出部と、制御部と、を備える。そして、特許文献1では、制御部は、温風供給部による気体の加熱および乾燥を開始後に、湿度検出部により予め定められた湿度が検出され、且つ温度検出部により予め定められた温度が検出されたとき、加熱および乾燥を停止するように温風供給部を制御する。これにより、被乾燥物の仕上がりを、適切な状態にすることが図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-018256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
乾燥運転では、乾燥運転が開始され衣類に熱が入ると衣類に含まれた水分が蒸発し始めるが、乾燥運転が進むにつれ衣類に含まれる水分量が減少していく。また、槽内から排気口を介し送出される気体の湿度は、衣類からの水分の蒸発開始時は高い値を示すが、乾燥終了時には低い値を示す。このため、当該湿度を用いて衣類の乾燥検知を行うことが考えられる。
【0005】
ところで、従来構成のように、湿度の絶対値を使用した乾燥検知の方法では、例えば乾燥の対象となる衣類の重量や布質等による湿度のバラツキが生じることがあり、高精度に乾燥検知を行うことが難しい場合がある。したがって、高精度に乾燥検知を行う点において改善の余地があった。
【0006】
そこで、高精度の乾燥検知を行うことができる衣類乾燥機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
実施形態の衣類乾燥機は、排気口及び給気口を有し、衣類が収容される収容槽と、前記排気口と前記給気口とを繋ぐ循環風路と、前記循環風路を流れる空気を加熱して温風を生成する加熱装置と、前記循環風路内の前記空気の湿度を検知する湿度センサと、前記加熱装置を制御して前記収容槽内の衣類を乾燥させる乾燥工程を含む運転を実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記運転中において、一定時間における前記湿度の変化量が一定量以下となる状態である一定状態が所定時間連続した場合あるいは前記一定状態の累積時間が前記所定時間に到達した場合に、前記加熱装置を制御して前記収容槽内の前記衣類に対する加熱を抑制する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態による衣類乾燥機の一例を概略的に示す断面図
第1実施形態による衣類乾燥機の一例を概略的に示す図
第1実施形態による衣類乾燥機について、電気的構成を示すブロック図
第1実施形態による衣類乾燥機について、乾燥運転で実行される各工程の一例を示すフローチャート
第1実施形態による衣類乾燥機について、乾燥工程における温度及び湿度の経時的変化の一例を示す図
第2実施形態による衣類乾燥機について、記憶部に記憶される布質毎の所定時間情報の一例を示す図
第2実施形態による衣類乾燥機について、重量ランク及び室温ランクの一例を示す図
第3実施形態による衣類乾燥機について、排気ダンパの制御内容の一例を示す図
第3実施形態による衣類乾燥機について、記憶部に記憶される排気ダンパ制御情報の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、複数の実施形態による衣類乾燥機について、図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1から図5を参照して説明する。
図1に示す衣類乾燥機10は、回転槽14の回転軸が水平方向へ向かう横軸型又は後方へ向かって下降傾斜した斜め軸型のドラム式衣類乾燥機である。衣類乾燥機10は、例えば洗濯機能及び乾燥機能を備え、洗い、すすぎ、脱水、及び乾燥の各工程を含む洗濯乾燥運転を実行可能である。なお、衣類乾燥機は、ドラム式衣類乾燥機に限らず、回転槽の回転軸が鉛直方向を向いた縦軸型衣類乾燥機であってもよい。また、衣類乾燥機は、洗濯機能を有さない構成にも適用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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