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公開番号
2025112782
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007235
出願日
2024-01-22
発明の名称
慣性センサー
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01P
15/125 20060101AFI20250725BHJP(測定;試験)
要約
【課題】基体と蓋体との接合強度が高く、信頼性に優れた慣性センサーを提供すること。
【解決手段】慣性センサーは、静電容量変化型の慣性センサーであって、基体と、蓋体と、前記基体と前記蓋体との間に設けられた機能素子と、前記機能素子の周囲に位置する接合領域において、前記基体と前記蓋体とを接合する金属共晶層と、前記接合領域を通過して前記機能素子と接続する複数の配線と、前記接合領域において、前記配線と同じ高さで前記金属共晶層に重ねて設けられるダミーパターンと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
静電容量変化型の慣性センサーであって、
基体と、
蓋体と、
前記基体と前記蓋体との間に設けられた機能素子と、
前記機能素子の周囲に位置する接合領域において、前記基体と前記蓋体とを接合する金属共晶層と、
前記接合領域を通過して前記機能素子と接続する複数の配線と、
前記接合領域において、前記配線と同じ高さで前記金属共晶層に重ねて設けられるダミーパターンと、を備える、
慣性センサー。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記ダミーパターンは、複数の前記配線とは絶縁されており、
前記ダミーパターンは、平面的に複数の前記配線の間に設けられる、
請求項1に記載の慣性センサー。
【請求項3】
前記接合領域において、前記複数の配線、および、前記ダミーパターンの上には絶縁層が設けられる、
請求項2に記載の慣性センサー。
【請求項4】
前記ダミーパターンを第1ダミーパターンとしたときに、
前記第1ダミーパターンの内周側、または、外周側、あるいは、その両方に前記第1ダミーパターンとは異なる第nダミーパターンをさらに備える、
請求項3に記載の慣性センサー。
【請求項5】
前記ダミーパターンには第1電位が印加され、
前記ダミーパターンは、前記金属共晶層と電気的に接続しており、
前記第1電位は、前記金属共晶層を介して前記蓋体に印加される、
請求項3に記載の慣性センサー。
【請求項6】
前記配線は、屈曲部と、前記ダミーパターンに沿って延在する延在部とを有する、
請求項3に記載の慣性センサー。
【請求項7】
前記蓋体には、前記接合領域に沿って凹部が設けられる、
請求項5に記載の慣性センサー。
【請求項8】
前記金属共晶層は、第1金属を主成分とし面心立方格子構造を有する第1領域と、第2金属を主成分としダイヤモンド構造を有する第2領域とが複数存在し、かつ、隣接している、
請求項4に記載の慣性センサー。
【請求項9】
前記第2領域が前記基体との境界に到達している、
請求項8に記載の慣性センサー。
【請求項10】
前記蓋体から前記基体にまで亘って前記第2領域が延出している、
請求項9に記載の慣性センサー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、慣性センサーに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、キャビティを有する基体と、キャビティ内に懸架されたセンサー素子と、キャビティを封止する蓋体と、を備えたセンサーデバイスが知られている。基体と蓋体とは、接合材を介して接合されていた。接合材には、接合強度の高さや、封止の長期信頼性の高さが求められていた。
【0003】
例えば、特許文献1には、接合材としてAlGe共晶を用いることが開示されている。当該文献によれば、AlGe共晶におけるGeの濃度は、均一であるか、或いは蓋体若しくは基体からの距離の関数であるとしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2010/0059835号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術では、接合材による接合強度が低下してしまう虞があった。詳しくは、Geが蓋体の距離に応じて濃度が低下していくと、基体側ではAlGe共晶化が実現できずAl層のみとなってしまい、接合強度が低下する虞があった。また、共晶接合の場合、センサー素子からの引き出し配線による凹凸により配線直上に共晶接合部を設けることが難しかったり、接合材が接合領域からはみ出して、センサー素子に影響を及ぼす虞があった。つまり、基体と蓋体との接合強度が高く、信頼性に優れた慣性センサーが求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の一態様に係る慣性センサーは、静電容量変化型の慣性センサーであって、基体と、蓋体と、前記基体と前記蓋体との間に設けられた機能素子と、前記機能素子の周囲に位置する接合領域において、前記基体と前記蓋体とを接合する金属共晶層と、前記接合領域を通過して前記機能素子と接続する複数の配線と、前記接合領域において、前記配線と同じ高さで前記金属共晶層に重ねて設けられるダミーパターンと、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態1に係る慣性センサーの平面図。
図1の中心線に沿った慣性センサーの断面図。
接合前の基体および蓋体の要部断面図。
図2のb部の拡大図。
図1のc-c断面における断面図。
図1のd-d断面における断面図。
図4の断面を層構成的に示した断面図。
実施形態2に係る慣性センサーの平面図。
図8の平面図における部分拡大図。
実施形態3に係る蓋体の要部の断面図。
慣性計測装置の分解斜視図。
基板の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
実施形態1
***慣性センサーの構成***
図1は、実施形態1に係る慣性センサーの平面図である。図2は、図1の中心線60に沿った慣性センサーの断面図である。
本実施形態に係る慣性センサー100の構成について、図1、図2を用いて説明する。
【0009】
慣性センサー100は、例えば、鉛直方向の加速度を検出する加速度センサーである。なお、各図には、互いに直交する3軸であるX軸、Y軸およびZ軸を図示している。本実施形態では、Z軸方向を鉛直方向としているが、これに限定するものではない。X軸に沿った方向を「X方向」、Y軸に沿った方向を「Y方向」、Z軸に沿った方向を「Z方向」と言う。また、各軸方向の矢印先端側を「プラス側」、矢印基端側を「マイナス側」とも言う。例えば、Y方向とは、Y方向プラス側とY方向マイナス側との両方の方向を言う。また、Z方向プラス側を「上」、Z方向マイナス側を「下」とも言う。また、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる寸法や尺度で記載している場合がある。
【0010】
慣性センサー100は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)デバイスからなる1軸の加速度センサーである。なお、加速度センサーに限定するものではなく、静電容量変化型の慣性センサーであれば良く、例えば、角速度センサーであっても良い。
図2に示すように、慣性センサー100は、基体10と、基体10上に配置されたセンサー素子80と、センサー素子80を覆う蓋体30などから構成される。
基体10は、SOI(Silicon On Insulator)基板であり、基板1、絶縁層2と、半導体層3とが、Z方向に沿ってこの順で積層して構成される。基板1は、単結晶シリコン基板であり、その上面には絶縁層2が設けられている。絶縁層2は、SiO
2
からなる埋め込み絶縁層である。
(【0011】以降は省略されています)
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