TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025112951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-01
出願番号
2024007534
出願日
2024-01-22
発明の名称
電力変換装置
出願人
株式会社TMEIC
代理人
弁理士法人iX
主分類
H02M
7/48 20070101AFI20250725BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】通電電流をより増加できる電力変換装置を提供する。
【解決手段】高電位側の直流端子と、低電位側の直流端子と、一対の接続端子と、4つのスイッチング素子と、4つの整流素子と、を有する単相フルブリッジ回路と、前記高電位側の直流端子と、前記低電位側の直流端子と、の間に設けられた一括RDCスナバ回路と、を備え、前記一括RDCスナバ回路は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コンデンサと、抵抗素子と、を有し、前記第1ダイオードは、前記一方のレグのハイサイド側の前記スイッチング素子に逆並列に接続された前記整流素子と、前記コンデンサの一端と、の間に設けられ、前記第2ダイオードは、前記他方のレグのハイサイド側の前記スイッチング素子に逆並列に接続された前記整流素子と、前記コンデンサの一端と、の間に設けられた電力変換装置が提供される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
高電位側の直流端子と、低電位側の直流端子と、一対の接続端子と、4つのスイッチング素子と、4つの整流素子と、を有する単相フルブリッジ回路と、
前記高電位側の直流端子と、前記低電位側の直流端子と、の間に設けられた一括RDCスナバ回路と、
を備え、
4つの前記スイッチング素子は、前記高電位側の直流端子と、前記低電位側の直流端子と、の間にフルブリッジ接続され、
4つの前記整流素子は、4つの前記スイッチング素子のそれぞれに逆並列に接続され、
前記一対の接続端子の一方の接続端子は、前記単相フルブリッジ回路の一方のレグを構成する直列に接続された2つの前記スイッチング素子の接続点と電気的に接続され、
前記一対の接続端子の他方の接続端子は、前記単相フルブリッジ回路の他方のレグを構成する直列に接続された別の2つの前記スイッチング素子の接続点と電気的に接続され、
前記一括RDCスナバ回路は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コンデンサと、抵抗素子と、を有し、
前記第1ダイオードのアノードは、前記高電位側の直流端子に接続され、
前記第1ダイオードのカソードは、前記コンデンサの一端に接続され、
前記第2ダイオードは、前記第1ダイオードに並列に接続され、
前記コンデンサの他端は、前記低電位側の直流端子に接続され、
前記抵抗素子は、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードに並列に接続され、
前記第1ダイオードは、前記一方のレグのハイサイド側の前記スイッチング素子に逆並列に接続された前記整流素子と、前記コンデンサの一端と、の間に設けられ、
前記第2ダイオードは、前記他方のレグのハイサイド側の前記スイッチング素子に逆並列に接続された前記整流素子と、前記コンデンサの一端と、の間に設けられた電力変換装置。
続きを表示(約 670 文字)
【請求項2】
4つの前記スイッチング素子、4つの前記整流素子、前記第1ダイオード、及び前記第2ダイオードは、圧接型の半導体素子であり、
4つの前記スイッチング素子は、前記一方のレグの2つの前記スイッチング素子を積層して直列に接続し、前記他方のレグの2つの前記スイッチング素子を積層して直列に接続するとともに、前記低電位側の直流端子との接続点同士を接続するように、前記一方のレグの2つの前記スイッチング素子の第1積層体と、前記他方のレグの2つの前記スイッチング素子の第2積層体と、を積層して設けられ、前記第1積層体及び前記第2積層体の積層体の積層方向の両端において前記高電位側の直流端子と電気的に接続され、前記第1積層体及び前記第2積層体の接続点において前記低電位側の直流端子と電気的に接続され、
4つの前記整流素子は、前記第1積層体及び前記第2積層体の積層体と並べて積層して設けられることにより、4つの前記スイッチング素子のそれぞれに逆並列に接続され、
前記第1ダイオードは、4つの前記整流素子の積層体の積層方向の一端側に積層して設けられ、
前記第2ダイオードは、4つの前記整流素子の積層体の積層方向の他端側に積層して設けられる請求項1記載の電力変換装置。
【請求項3】
前記第2ダイオードのカソードと前記コンデンサの一端とを接続する配線の長さは、前記第1ダイオードのカソードと前記コンデンサの一端とを接続する配線の長さの0.6倍以上1.4倍以下である請求項1記載の電力変換装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電力変換装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
単相フルブリッジ回路と、一括RDCスナバ回路と、を備えた電力変換装置がある。単相フルブリッジ回路は、一対の直流端子間にフルブリッジ接続された4つのスイッチング素子と、4つのスイッチング素子のそれぞれに逆並列に接続された4つの整流素子と、を有する。
【0003】
一括RDCスナバ回路は、単相フルブリッジ回路の直流端子間に設けられる。換言すれば、一括RDCスナバ回路は、単相フルブリッジ回路の4つのスイッチング素子に対して一括して設けられる。一括RDCスナバ回路は、各スイッチング素子のスイッチング時に発生するサージ電圧を抑制する。一括RDCスナバ回路は、各スイッチング素子のそれぞれに設けられる個別のスナバ回路に比べて、部品点数の増加を抑制することができる。例えば、電力変換装置の大型化や製造コストの増加などを抑制することができる。
【0004】
一括RDCスナバ回路は、ダイオードと、コンデンサと、抵抗素子と、を有する。ダイオードのアノードは、高電位側の直流端子に接続される。ダイオードのカソードは、コンデンサの一端に接続される。コンデンサの他端は、低電位側の直流端子に接続される。抵抗素子は、ダイオードに並列に接続される。
【0005】
上記のように、単相フルブリッジ回路に対して一括RDCスナバ回路を設けた際に、一括RDCスナバ回路を一巡する経路の長さが、単相フルブリッジ回路の一方のレグ側の2つのスイッチング素子と、単相フルブリッジ回路の他方のレグ側の2つのスイッチング素子と、で異なってしまう場合がある。一巡の経路の長さが長くなると、一巡の経路における寄生のインダクタンスの大きさが大きくなり、電流遮断時に生じるサージ電圧の大きさも大きくなってしまう。
【0006】
各スイッチング素子に対して定常的に流す通電電流の大きさは、電流遮断時に生じるサージ電圧の最も大きいスイッチング素子に合わせて設定する必要がある。このため、一方のレグ側の2つのスイッチング素子に対する一巡の経路が長くなり、サージ電圧の大きさが大きくなってしまうと、その2つのスイッチング素子が制約となり、各スイッチング素子に対する通電電流を増やすことができなくなってしまう。例えば、電力変換装置の大容量化が難しくなってしまう。
【0007】
このため、単相フルブリッジ回路と、一括RDCスナバ回路と、を備えた電力変換装置においては、単相フルブリッジ回路の4つのスイッチング素子に対する通電電流をより増加できるようにすることが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-47591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の実施形態は、通電電流をより増加できる電力変換装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の実施形態によれば、高電位側の直流端子と、低電位側の直流端子と、一対の接続端子と、4つのスイッチング素子と、4つの整流素子と、を有する単相フルブリッジ回路と、前記高電位側の直流端子と、前記低電位側の直流端子と、の間に設けられた一括RDCスナバ回路と、を備え、4つの前記スイッチング素子は、前記高電位側の直流端子と、前記低電位側の直流端子と、の間にフルブリッジ接続され、4つの前記整流素子は、4つの前記スイッチング素子のそれぞれに逆並列に接続され、前記一対の接続端子の一方の接続端子は、前記単相フルブリッジ回路の一方のレグを構成する直列に接続された2つの前記スイッチング素子の接続点と電気的に接続され、前記一対の接続端子の他方の接続端子は、前記単相フルブリッジ回路の他方のレグを構成する直列に接続された別の2つの前記スイッチング素子の接続点と電気的に接続され、前記一括RDCスナバ回路は、第1ダイオードと、第2ダイオードと、コンデンサと、抵抗素子と、を有し、前記第1ダイオードのアノードは、前記高電位側の直流端子に接続され、前記第1ダイオードのカソードは、前記コンデンサの一端に接続され、前記第2ダイオードは、前記第1ダイオードに並列に接続され、前記コンデンサの他端は、前記低電位側の直流端子に接続され、前記抵抗素子は、前記第1ダイオード及び前記第2ダイオードに並列に接続され、前記第1ダイオードは、前記一方のレグのハイサイド側の前記スイッチング素子に逆並列に接続された前記整流素子と、前記コンデンサの一端と、の間に設けられ、前記第2ダイオードは、前記他方のレグのハイサイド側の前記スイッチング素子に逆並列に接続された前記整流素子と、前記コンデンサの一端と、の間に設けられた電力変換装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ニデック株式会社
モータ
11日前
個人
発電装置
5日前
個人
電流制御形AC-DC電源
4日前
キヤノン株式会社
電源装置
5日前
個人
ステッピングモータ実習装置
18日前
サンデン株式会社
電力変換装置
12日前
サンデン株式会社
電力変換装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
充電方法
25日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
駆動装置
7日前
カヤバ株式会社
モータ制御装置
今日
個人
回転力発生装置
3日前
日産自動車株式会社
回転電機
7日前
ダイハツ工業株式会社
充電システム
6日前
ミツミ電機株式会社
電源回路
6日前
トヨタ自動車株式会社
電池システム
10日前
新電元工業株式会社
充電装置
25日前
富士電機株式会社
電力変換装置
今日
住友金属鉱山株式会社
遮熱装置
26日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
12日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
18日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
18日前
トヨタ自動車株式会社
電力管理システム
10日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
18日前
株式会社日立製作所
回転電機
18日前
ミネベアミツミ株式会社
回転機器
18日前
個人
延線補助具
3日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
10日前
株式会社デンソー
電源装置
13日前
本田技研工業株式会社
回転電機
5日前
三浦工業株式会社
電力供給システム
6日前
株式会社TMEIC
電力変換装置
3日前
株式会社デンソー
継電ユニット
13日前
株式会社デンソー
電力変換装置
13日前
株式会社デンソー
電力変換装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
4日前
続きを見る
他の特許を見る