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公開番号2025113875
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-04
出願番号2024008256
出願日2024-01-23
発明の名称燃料噴射量制御システム
出願人愛三工業株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F02D 41/30 20060101AFI20250728BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】気筒から排出される排気ガスの空燃比を目標空燃比に近付けることができる技術を提供する。
【解決手段】制御装置は、複数の燃料噴射装置のうちの特定の1つの燃料噴射装置について、燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する仮変更処理と、仮変更処理により燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する前に、所定の目標空燃比と空燃比センサの検出空燃比との差を特定する第1特定処理と、仮変更処理により燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更した後に、目標空燃比と空燃比センサの検出空燃比との差を特定する第2特定処理と、第2特定処理により特定される差が、第1特定処理により特定される差よりも小さい場合は、仮変更処理により仮変更した量に所定の割合を乗じることにより算出される量を真の変更量とし、仮変更処理により燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する前の燃料噴射量から真の変更量だけ燃料噴射量を変更する本変更処理と、を実行してもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の気筒と、
複数の前記気筒のそれぞれに対して設けられており、それぞれの前記気筒内に燃料を噴射する複数の燃料噴射装置と、
複数の前記気筒に接続され、複数の前記気筒の全てから排出される排気ガスが通過する排気通路と、
前記排気通路を通過する排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサと、
制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
複数の前記燃料噴射装置のうちの特定の1つの前記燃料噴射装置について、
前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する仮変更処理と、
前記仮変更処理により前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する前に、所定の目標空燃比と前記空燃比センサの検出空燃比との差を特定する第1特定処理と、
前記仮変更処理により前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更した後に、前記目標空燃比と前記空燃比センサの検出空燃比との差を特定する第2特定処理と、
前記第2特定処理により特定される差が、前記第1特定処理により特定される差よりも小さい場合は、前記仮変更処理により仮変更した量に所定の割合を乗じることにより算出される量を真の変更量とし、前記仮変更処理により前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する前の燃料噴射量から前記真の変更量だけ燃料噴射量を変更する本変更処理と、を実行する、燃料噴射量制御システム。
続きを表示(約 110 文字)【請求項2】
請求項1に記載の燃料噴射量制御システムであって、
前記仮変更処理により仮変更した量に乗じる前記所定の割合は、エンジン回転数及びエンジン負荷率に応じて決定される、燃料噴射量制御システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、燃料噴射量制御システムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に排気浄化装置が開示されている。特許文献1の排気浄化装置は、複数の気筒と、複数の気筒のそれぞれに対して設けられており、それぞれの気筒内に燃料を噴射する複数の燃料噴射装置と、複数の気筒に接続され、複数の気筒の全てから排出される排気ガスが通過する排気通路とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-24230号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の排気浄化装置では、複数の燃料噴射装置の製品バラツキにより、複数の燃料噴射装置のそれぞれから噴射される燃料の噴射量にバラツキが生じることがある。また、それに起因して、複数の気筒のそれぞれから排出される排気ガスの空燃比が目標空燃比から乖離することがある。本明細書は、気筒から排出される排気ガスの空燃比を目標空燃比に近付けることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本技術の第1の態様では、燃料噴射量制御システムが、複数の気筒と、複数の前記気筒のそれぞれに対して設けられており、それぞれの前記気筒内に燃料を噴射する複数の燃料噴射装置と、複数の前記気筒に接続され、複数の前記気筒の全てから排出される排気ガスが通過する排気通路と、前記排気通路を通過する排気ガスの空燃比を検出する空燃比センサと、制御装置と、を備えていている。前記制御装置は、複数の前記燃料噴射装置のうちの特定の1つの前記燃料噴射装置について、前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する仮変更処理と、前記仮変更処理により前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する前に、所定の目標空燃比と前記空燃比センサの検出空燃比との差を特定する第1特定処理と、前記仮変更処理により前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更した後に、前記目標空燃比と前記空燃比センサの検出空燃比との差を特定する第2特定処理と、前記第2特定処理により特定される差が、前記第1特定処理により特定される差よりも小さい場合は、前記仮変更処理により仮変更した量に所定の割合を乗じることにより算出される量を真の変更量とし、前記仮変更処理により前記燃料噴射装置の燃料噴射量を仮変更する前の燃料噴射量から前記真の変更量だけ燃料噴射量を変更する本変更処理と、を実行してもよい。
【0006】
この構成によると、燃料噴射量を仮変更した後の目標空燃比と検出空燃比との差を判断要素として燃料噴射量の変更量を決定しているが、その際に、燃料噴射量の仮変更した量に所定の割合を乗じることにより、より適正な真の変更量を決定することができる。燃料噴射量を変更する際に、仮変更した量をそのまま適用すると、過度な変更量になることもあるが、仮変更した量に所定の割合を乗じることにより、より適正な真の変更量を決定することができる。その結果、燃料噴射量をより適正な量にすることができ、気筒から排出される排気ガスの空燃比を目標空燃比に近付けることができる。
【0007】
第2の態様では、上記第1の態様において、前記仮変更処理により仮変更した量に乗じる前記所定の割合は、エンジン回転数及びエンジン負荷率に応じて決定されてもよい。
【0008】
この構成によると、エンジン回転数及びエンジン負荷率に応じて燃料噴射装置の燃料噴射量をより適正な量にすることができる。これにより、気筒から排出される排気ガスの空燃比を目標空燃比に近付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例の燃料噴射量制御システムを模式的に示す図。
実施例の記憶部に記憶されている割合情報の一例を示す図。
実施例の燃料噴射量制御処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施例の燃料噴射量制御システム2について図面を参照して説明する。図1に示すように、実施例の燃料噴射量制御システム2は、エンジン4と、エンジン4を制御する制御装置100とを備えている。燃料噴射量制御システム2は、例えば、ガソリン自動車やハイブリッド自動車に搭載される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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