TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025117631
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-13
出願番号2024012456
出願日2024-01-31
発明の名称ターボ過給機
出願人日産自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類F02B 39/00 20060101AFI20250805BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】ターボ過給機から排気通路への潤滑油の漏洩を防止する。
【解決手段】ターボ過給機1は、シャフト4の両端にタービンホイールとコンプレッサホイール3が接続されたものであって、シャフト4が貫通するハウジング6に第1内部空間21が形成されている。第1内部空間21は、第1段差面4aと一端部5aとの隙間からシャフト4の回転による遠心力でシャフト4の半径方向に噴出した潤滑油を受け止める第1内壁面21aを有している。第1内壁面21aは、第1段差面4aと一端部5aとの隙間とシャフト4の半径方向で対向して第1段差面4aに沿って噴出した潤滑油の衝突位置Pよりも第1シール部材7側に、シャフト4に向かって突出する段差31を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
シャフトの両端にホイールが接続されたターボ過給機であって、
軸受けを介して上記シャフトを回転可能に支持するハウジングと、
上記シャフトが貫通する上記ハウジングの内部空間と上記ホイールが配置された空間との間をシールするシール部材と、を有し、
上記シャフトは、上記軸受けのスラスト方向の端部と対向する段差面を有し、
上記内部空間は、上記段差面と上記端部との隙間から噴出した潤滑油を受け止める内壁面を有し、
上記内壁面は、上記隙間と上記シャフトの半径方向で対向して上記隙間から上記段差面に沿って噴出した潤滑油の衝突位置よりも上記シール部材側に、上記シャフトに向かって突出する段差を有していることを特徴とするターボ過給機。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
上記内部空間は、上記隙間と、当該隙間と対向する上記内壁面の上記衝突位置との間に遮るものがないように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機。
【請求項3】
上記段差は、上記内壁面に突出形成された突条により形成されることを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機。
【請求項4】
車載状態において、上記段差は、上記内壁面の上側半分の範囲に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のターボ過給機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ターボ過給機に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、一端部にタービン翼が固定された回転軸と、上記回転軸が挿通されたハウジングと、上記ハウジング内で上記回転軸を回転可能に支持する軸受け部と、上記タービン翼に近接した位置で上記ハウジングと上記回転軸との間をシールする第1シール部と、上記軸受け部に近接した位置で上記ハウジングと上記回転軸との間をシールする第2シール部と、上記第1シール部と上記第2シール部との間に位置した下向き開口の空洞部と、上記空洞部の内面のうち第1シール部の側に位置した内側面から上記回転軸を上から覆うように上記軸受け部に向けて突出した庇部と、を有する排気ターボ過給機が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-190353号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような特許文献1においては、上記空洞部内のタービン翼側の壁面に多くの潤滑油が至った場合、潤滑油が上記庇部の先から上記回転軸へと滴下し、上記第1シール部に容易に到達する虞がある。
【0005】
そのため、第1シール部まで到達する潤滑油が増加すると、第1シール部を乗り越えてタービン翼側へ進入する潤滑油が増加する虞がある。
【0006】
つまり、ターボ過給機の回転軸を潤滑する潤滑油の外部への漏洩を防止するためには、更なる改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のターボ過給機は、シャフトの両端にホイールが接続されたターボ過給機であって、軸受けを介して上記シャフトを回転可能に支持するハウジングと、上記シャフトが貫通する上記ハウジングの内部空間と上記ホイールが配置された空間とをシールするシール部材と、を有している。上記シャフトは、上記軸受けのスラスト方向の端部と対向する段差面を有している。上記内部空間は、上記段差面と上記端部との隙間から噴出した潤滑油を受け止める内壁面を有している。上記内壁面は、上記隙間と上記シャフトの半径方向で対向して上記隙間から上記段差面に沿って噴出した潤滑油の衝突位置よりも上記シール部材側に、上記シャフトに向かって突出する段差を有している。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、潤滑油が内壁面を伝ってシール部材へ向かうことを抑制でき、内部空間内の潤滑油がホイールの配置される空間側へ漏洩することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係るターボ過給機の断面図。
本発明に係るターボ過給機の要部を拡大して示した断面図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

スズキ株式会社
内燃機関
22日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関
16日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
24日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
17日前
株式会社クボタ
作業車
9日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
24日前
ダイハツ工業株式会社
内燃機関
19日前
日産自動車株式会社
ターボ過給機
10日前
東洋電装株式会社
スロットル装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の吸気構造
18日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の制御装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
エンジンの制御装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
シリンダヘッドカバー
4日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
エンジン制御装置
5日前
株式会社クボタ
エンジン及びエンジンの診断方法
25日前
日産自動車株式会社
内燃機関
8日前
三菱自動車工業株式会社
キャニスタ
8日前
本田技研工業株式会社
EGRバルブ制御装置
17日前
本田技研工業株式会社
EGRバルブ制御装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃料供給装置
24日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の燃圧制御装置
10日前
極東開発工業株式会社
特装車
15日前
トヨタ自動車株式会社
水素エンジンの制御装置
15日前
株式会社HIT研究所
エンジンへのガス供給システム
11日前
株式会社豊田自動織機
過給機
11日前
フタバ産業株式会社
燃料改質システム
17日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
16日前
トヨタ自動車株式会社
制御装置
1日前
ダイハツ工業株式会社
制御装置
16日前
ダイハツインフィニアース株式会社
内燃機関
10日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
8日前
スズキ株式会社
車両用制御装置
2日前
三菱重工業株式会社
対向ピストンエンジン
25日前
マツダ株式会社
エンジンの制御方法
29日前
国立大学法人千葉大学
副室式エンジン
1日前
続きを見る