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公開番号2025114290
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-05
出願番号2024008897
出願日2024-01-24
発明の名称マルチコアファイバ伝送路、マルチコアファイバ伝送システム及びマルチコアファイバ接続方法
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G02B 6/24 20060101AFI20250729BHJP(光学)
要約【課題】光伝送路の損失増加を抑制しつつMCF伝送路のコア間の損失のばらつきを低減する。
【解決手段】MCF伝送路は、第1のMCF及び第2のMCFを含む複数のMCFがコア毎に直列に接続されたMCF伝送路であって、接続される第1のMCFのコアと第2のMCFのコアとは、第1のMCFと第2のMCFとの間で接続される複数のコアの損失のばらつきが低減されるように選択される。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1のマルチコアファイバ及び第2のマルチコアファイバを含む複数のマルチコアファイバがコア毎に直列に接続されたマルチコアファイバ伝送路であって、
前記接続される前記第1のマルチコアファイバのコアと前記第2のマルチコアファイバのコアとは、前記第1のマルチコアファイバと前記第2のマルチコアファイバとの間で接続される複数のコアの損失のばらつきが低減されるように選択される、
マルチコアファイバ伝送路。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1のマルチコアファイバと接続されたファンアウト及び前記第2のマルチコアファイバと接続されたファンインを備え、
前記接続は、前記ファンアウトが備えるシングルコアファイバと前記ファンインが備えるシングルコアファイバとの間で行われる、
請求項1に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項3】
接続される前記第1のマルチコアファイバのコア及び前記第2のマルチコアファイバのコアは、前記ファンアウトが備えるシングルコアファイバと前記ファンインが備えるシングルコアファイバとの接続関係によって選択される、請求項2に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項4】
前記第1のマルチコアファイバのコア及び前記第2のマルチコアファイバのコアはそれぞれのマルチコアファイバの中心を中心とした複数の同心円上に配置され、
接続されるコアの一部または全部は、互いに異なる半径を持つ前記同心円上に配置されたコアから選択される、
請求項1に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項5】
前記第1のマルチコアファイバのコアの配置及び前記第2のマルチコアファイバのコアの配置は同一であり、それぞれのコアは中心に対して回転対称となる位置に配置された、請求項1に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項6】
前記第1のマルチコアファイバのコアと前記第2のマルチコアファイバのコアとが、前記回転対称な位置において対向した状態で接続された、請求項5に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項7】
前記第1のマルチコアファイバのコアと前記第2のマルチコアファイバのコアとは融着により接続される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項8】
前記第1のマルチコアファイバのコアと前記第2のマルチコアファイバのコアとは光コネクタにより接続される、請求項1乃至4のいずれか1項に記載されたマルチコアファイバ伝送路。
【請求項9】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載されたマルチコアファイバ伝送路と、
前記接続前の前記損失を測定する損失測定手段と、
前記第1のマルチコアファイバと前記第2のマルチコアファイバとを直接融着接続する融着手段と、
を備えるマルチコアファイバ伝送システム。
【請求項10】
第1のマルチコアファイバ及び第2のマルチコアファイバを含む複数のマルチコアファイバをコア毎に接続するマルチコアファイバ接続方法であって、
前記接続される前記第1のマルチコアファイバのコアと前記第2のマルチコアファイバのコアとを、前記第1のマルチコアファイバと前記第2のマルチコアファイバとの間で接続される複数のコアの損失のばらつきが低減されるように選択する、
マルチコアファイバ接続方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、マルチコアファイバ伝送路及びこれに関連する伝送システム、マルチコアファイバ接続方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
マルチコアファイバ(multi core fiber, MCF)を用いた、空間光多重伝送方式の実用化が進められている。MCFは1本の光ファイバに複数のコアを備える。シングルコアファイバ(single core fiber, SCF)に代えてMCFを用いることによって、光伝送システムの伝送容量の拡大が可能となる。
【0003】
MCFの損失は、コア毎に異なる。このため、複数のMCFが縦続接続された長距離のMCF伝送路では、コア毎の損失差が累積される結果、MCF伝送路の出力端における信号光のパワーがコア毎に大きく異なってしまう場合がある。このような、MCF伝送路におけるコア間の信号光のパワーのばらつきは、MCFを用いた光伝送システムの伝送品質を低下させる恐れがある。
【0004】
MCF伝送路におけるコア間の信号光のパワーのばらつきを低減するために、利得等化器(gain flattening filter, GFF)が用いられる場合がある。GFFを用いることで、MCFのコア間の信号光のパワーのばらつきを低減できる。また、コアに励起光が直接注入されるコア励起MC-EDFA(erbium-doped fiber amplifier)では、コア毎の励起光パワーを調整することで、EDFAのゲインをコア毎に調整可能となる。例えば、損失が大きいコアでは励起光パワーを上げてゲインを高くすることで、コアの損失を補償できる。
【0005】
本開示に関連して、特許文献1には、空間チャネル切換え素子を用いて、MCF間のコアの接続関係を入れ替える構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2016-082318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したGFFは、損失が低いコアに損失を加えることによって、MCF伝送路におけるコア間の信号光のレベル差を低減できる。この場合、GFFを通過する信号光のパワーは、最も信号光のパワーが低いコアに合わせて減衰される。このため、GFFを用いた場合には、MCF伝送路を伝搬する光のパワーが大きく低下する場合がある。また、コア励起MC-EDFAには、増幅率が低い特定のコアの励起光パワーを増加させると、そのコアの雑音指数が悪化し、当該コアで増幅される光の信号対雑音比が劣化するという課題がある。
【0008】
特許文献1には、空間チャネル切換え素子(平面導波路又はFew-Mode Fiber)を用いてコア間の信号光を置換する構成が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載された技術は、MCFの接続点毎に空間チャネル切換え素子を挿入する必要がある。このため、特許文献1に記載された技術は、切換え素子の損失により光伝送路全体の損失が増加するという課題があった。
【0009】
本開示は、光伝送路の損失増加を抑制しつつMCF伝送路のコア間の損失のばらつきを低減することを可能とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示に係るマルチコアファイバ伝送路は、第1のマルチコアファイバ及び第2のマルチコアファイバを含む複数のマルチコアファイバがコア毎に直列に接続されたマルチコアファイバ伝送路であって、
前記接続される前記第1のマルチコアファイバのコアと前記第2のマルチコアファイバのコアとは、前記第1のマルチコアファイバと前記第2のマルチコアファイバとの間で接続される複数のコアの損失のばらつきが低減されるように選択される。
(【0011】以降は省略されています)

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